すべてのおすすめ
紳士である前に、男
男である前に、獣
淑女である前に、女
女である前に、獣
化けの皮の下に、本物の質感
ぷかぷか波間で浮いているのが
一流のサーファーだと思っていた
金づちのわたしにとっては
それでも素敵すぎて
おなじようにぷかぷか浮いている
ボードの数を数えたりして
どれがあのひとなのか
....
Coco Chanelとコーヒーが
月曜日を土曜日にして
あたしたちは
うん
あたしたちは
鳴きかけのコオロギに
だまれと言いました
しんとなった中庭で
知 ....
「嗚呼、空が落ちる」
「落ちる筈がないだろう」
「あの水溜りを御覧よ、ほら空が、」
ソラガオチル
「水中遊泳とでも洒落込む心算かい?」
「なにが ....
わたしは時々、石になりたい
そして夜の一番暗いところで
じっと丸くなり
わたしの冷え冷えとする体に
とても美しい夢を備え
いつかわたしを拾い上げる者に向かって ....
僕たちがパズルだったら良いのに
そうしたら擦れ合うことも
痛むことも無いのに
こんなにも寂しがる必要も無いのに
ピッタリ枠に嵌れたなら
そのままずっと 固定されるのに
見えないものを
....
包まれてたキャラメルが
ほそりと ついた雨に溶け
羽をぬらさず 輪を作る
水溜りの 空しか知らない
日暮に
欠けていく暖かな日溜りでも
分け入る 胸に くきりとついたなら
....
あなたがもってくるそのにおいは
あたたかすぎてこころがいたい
もしできるのならばぼくのそばで
ゆるすとひとこといってください
そしたらぼくはありがとうといって
....
赤い半月は
ひと食らう
赤子声の猫が呼ぶ
後生だからアタイを呼ぶな
小さく震えるのは
アタイ・・・
夜に紛れて見える風 ....
ぼくは詩を書きたい
何が正しのかを決めることが
正しいとは限らない
今日もまた
朝の散歩をしていると
草刈に出会いました
静かな朝に
機械の音がうなり声を上げる
そ ....
頭上一面厚い雲に覆われて、
まるで大きな卵の中にいるようで、
顔を上げる気力もなく黙々と歩いていたら、
西の空が割れて光が差し込むのが見えた
はるか西のあの場所では孵化が始まって、
何か ....
深夜の地下道
両脇に並ぶ店のシャッターは全て閉まっていた
シャッターに描かれた
シルクハットの紳士は大きい瞳でおどけていた
胸からはみ出しそうな秘密を隠して
彼は独り歩いた
....
夜半
街灯の柔らかいスポットライトに冷たい風は吹いて
それでも少女は拒絶する
(何を、かは分からない)
優しい夜、ごとに
彷徨う足はなくせずに
寄り掛かりたい気持ちの始まりも
どこに根差 ....
静かな その時眠りたくて
まばたきのように あなたから目を逸らした
溢れる 光に頬も緩み
輝く季節が いつも僕の味方をした
すべらせた手の愚かさを 知ったその瞬間から
千の笑顔がナイ ....
そのまぶたがゆっくりと下りるとき
深い青の底で 何かがはじまるとして
沈んでゆくすべを持たない私は
人魚にもなれないまま
目眩 酸欠 ....
未来は 交信される 一通の メールである
幼き 少女よ お前の 魂は メールの先にある
鉄道である
鉄道から 薔薇が 咲く
それは それは 童話が 狂ったような 薔薇だ
幼き 少女よ お ....
真面目に考えたらまずやらないだろうという
不思議なほうへと流れてみたり
はっと感じたことをそうだそうだやっちゃおう
とそのままやってみたり
誤解されるのを分かってて流れるままに ....
1番歌
パr櫛・錯視ill・sa沙羅-双樹?)、楠ノ木々,nガ!
(イップ、射x一譜!午前の蝶r々・触覚ニィ、朗々ロウw!)
胎動ノ街、揚々とls凍てルル3時ha.Nmノ流布すギジ 円 ....
水底に置かれて
屈折した空を見上げては
ただの黒い点となって
あぶくを吐きつづける私は
その蒼に抱かれながら
浄化という名のもとに
この躰を満たしながら
還りましょう 雨に
....
の丘に
咲いたダリアの一輪の
唇の頬のうなじの太ももの蹄鉄の
隠された場所の
の丘に
びっしりと生えそろう数億のダリアの一輪の
唇の頬のうなじの太ももの
暴かれた場所の
の丘
....
あさがくる。
わたしはかがんだ姿勢で、静かに息をのむ。
空からおとされた、その夢から覚めきらず、
湖の底から、
裂けた形をした空を見上げる。
藻にからまり、
わたしは力なく、湖面をあお ....
{引用=
雨あがりの 虹 ユメの様につづく 昼さなか
なだらかな坂道を ものがなしい 暗い絵を えがいて
ころがる 酒樽。意味を 多重に含ませながら
メタモルフォーゼ し(詩)、よろこびととも ....
わたしのカラダ。
植物のツタのようにほそくねじれて、
せかいの天蓋にむけて、
のびていきます。
くるぶしまでのひたる水。
は さざなみのように、
わたしをすくめ。
日のひかりいっ ....
夜に、わたしは
はしたないほど口を開けますから
どうぞそこから私の中に
入っておいでなさい
内側から私を喰い尽くして
やがて空洞になった私の躰は
それでもまだぬるま湯ほ ....
憤りさえ吐き出せなくなったのが
一体いつからかなんて しらない
獣のように直線上で叫べない
だから きみに聞こえない
余命二ヶ月のこどもが
弟(か妹かはわからない)の息づく
母親の腹を ....
優性だろうと劣勢だろうと
失敗作はぼくだ
山積みの武器を目にしたとき
一羽のアゲハが教えた秘密「もう花は咲かない」
蜃気楼のように揺れるのなら
いっそ殺してしまえと
きこえた
き ....
あなたはいつも少しかなしい
春の肌の女の子 薄桃色の乳首のように
きれい
「あなたはいつも少しかなしい」
ハッカのにおい
耳たぶをふるわせた「かなしい」を思い出して
まるくなる
私は ....
熱帯夜 真夜中未満 体内温度をくぐって
ヒーローなんかじゃない不器用な男が
芯部でうごめくスイッチに アクセスしようとする
疑心暗鬼の力で やさしいふりで触れても
理性の不誠実さを あらわ ....
ぼくはずっとロバと一緒にくらしていました
その子は優しい目をしていて
いつもぼくのおなかに鼻をくっつけて眠るのでした
ぼくらは仲良しでした
ぼくがさびしいときロバは
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