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{引用=
ハナアブのはねを千切って
裏返すと コメツキ虫のように跳ねた
しばらくすると独楽(こま)のようにその場所を回転していたが
捨てた記憶もないのに 朝になると消えた
僕らは身体を突き合 ....
メリー、
それは細長い
木々の根元から枝の先までがちょうど、
ひかりだけ流れているようにみえた
夢みたいな夜
ぼくらは産み落とされて
地図だけを持たされていた
しずかに痛みな ....
流れる水辺にあって、冬の光が
点っている。てらてらとここは
静か。見えないものに、触れた
ことのない。めくらの。薄く紅
挿す頬のあどけない。水掻きの
広く、長い指の掬えない。指間
指間から ....
ふたしかな水を生きて
行方のどこにも底がない
くうかんを蹴りあげて
足音を確かめる
ひかりは、
柔らかくかげを踏んで
どこか遠い国になった。
水
どこまでも水。
ぼく ....
はねを生やして飛び立とうとするのは
なにも言葉だけじゃない
重すぎる心臓を
あかく吐き出しながら
お前のことを絵にするのは
いいかげんにしなくちゃね
お前はそう、
ひっそりとやさしいに近 ....
の中で、
けたたましく太陽の
鳴る
音で、水は光で、
どこまで行ったって空で、
光で、
カンカンカンカン
の中で、
どこまでいったって水で、
吹き荒ぶ光
帆は
な ....
名付けたいひかりの先に
やさしいリビング・ルームがない
一握りのたましいが
あかるみに美しく滅んでいる
並んで有機物が芽吹く
動とも植とも
青とも赤ともつかないまま
....
骨のことなら知っています
奥深く平面的で
動物的な空が
罪深く走る夜
立てるよ、と勘違いをする男が
束になって走っていました
((はしたなく
((はしたな ....
目を閉じると
ざわざわとした瞼の光がある
生き死にとは関わりのない所で
夜に終わっている
大変な引力で
言葉が土に還っていく
無音とはそういったもので
雪でも降ったりするんだろうか
....
atsuchan69さんの石田 圭太さんおすすめリスト
(9)
タイトル
投稿者
カテゴリ
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日付
ハナアブの丘
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石田 圭 ...
自由詩
16*
10-10-20
Arrow/ぼくら
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石田 圭 ...
自由詩
24
08-12-19
雨音光、少女の運ぶ
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石田 圭 ...
自由詩
29
08-11-21
生き抜くために死んでいる/きんいろの森/きんいろの波
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石田 圭 ...
自由詩
35
08-10-14
光速の美夏
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石田 圭 ...
自由詩
23
08-10-5
落下母
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石田 圭 ...
自由詩
20
07-7-16
ひかりちゃんとそらちゃん
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石田 圭 ...
自由詩
23
07-5-20
空平線
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石田 圭 ...
自由詩
37*
07-4-24
その街/知られざる
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石田 圭 ...
自由詩
42
07-3-12
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