すべてのおすすめ
朝の光、朝の 黒い夢の中で
揺れる窓際―――(揺れている)
全身が、濡れている
水が 僕の 周りに 落ちる

空中で横になり
妖精達が、太陽に向かって飛び立つ、夢を見る
薔薇とチューリッ ....
?…


 その子供は「羽が生まれつきなかったから飛べなかった」と言うのですが、羽など誰にも見えるものじゃあない
。じゃあ、青年はその子に尋ねました
「君には他の人に羽があると思う?」
す ....
収容所には煙が揺れ昇り
黒い灰が風に舞っていた

坂道を上りきった辺りで
俺は砂利道を駆けていた
工場に向かって

一人の女と街角でぶつかった
奴は俺の顔を睨んで何かを言ったが
俺は ....
 斜陽。窓が次第に夕暮れになっていく
このところの自室の空気は 白いカーテンを覆っていて 収納棚の内側から大勢の女子供たちがガヤガヤと騒ぎ「はやく、はやく、」と叫んでいる。布団の上に倒れこみ目を瞑る ....
白紙のような夜には

目を瞑れば金色の旋律が細い糸をゆったりと垂らして(何処にいった)
      時を止めたようにさらさらと揺れているので―――――・・・落ちていく―――――
落ちていく記憶 ....
白紙のような夜には

目を瞑れば金色の旋律が細い糸をゆったりと垂らして
      時を止めたようにさらさらと揺れているので(・・・落ちていく)虹色の部屋に
  ハンモックを掛けよう
天井を ....
静かな

白い波打ち際の日
僕の息が風
少年は貝殻を探す
波と
鼓動が聞こえる
入道雲
笑いかけた日が
空を駆け抜ける

茜色の落ち葉を
歩道に叩きつけた日も
僕の息は枯葉を ....
階段を駆け上がる
少年の姿

朝の陽が
ビルに白い息を掛ける
いつもより薄い青空は
いつもより
高いところにある
透明の空間に残響する
鉄の階段を駆け上がる
少年の色

僕の影 ....
(誰も)[帰途の光]

       いない

アスファルトは、
黒すぎるアスファルトは
重すぎる
(反射)足音は/白線は
寂しい
電燈の電柱
電線のカラス


マンホール ....
閉じていく今日
光の輪郭を形成する自由な太陽が
緑色の淡い円を発光させながら
次第に抽象に移りゆく
不規則にこんがらがって
結ばれた約束は
シンプルに解ける

目を瞑る/目を開く
何 ....
止めて
教えて
今 僕の胸から手が伸びていて
何かを欲している
空に飛んでいくって
どんな気持ちかな・・・

涙って何だろう
僕の目から
鼻から
痛々しい感情が
真っ直ぐに伸びて ....
前頭葉の破損した
黄緑色の花
その雫に映る機械都市
無音で作動する化学工場
時計仕掛けの月明かりと点滅する電燈に
反射し黒光りしているコンクリートの河
立ち並ぶ病的に白い蛍光の列
点々と ....
atsuchan69さんの結城 森士さんおすすめリスト(12)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
零れ落ちた太陽の下で- 結城 森 ...自由詩6*07-7-9
情景、雨宿り- 結城 森 ...自由詩2*07-1-27
夢にみた女- 結城 森 ...自由詩6*06-12-21
第二外科壕より- 結城 森 ...自由詩3*06-11-24
眠れない夜、虹色の夢に支配される- 結城 森 ...自由詩3*06-11-22
眠れない夜、虹色の小鳥- 結城 森 ...自由詩6*06-11-21
風が記憶- 結城 森 ...自由詩10*06-11-19
階段の滲む朝- 結城 森 ...自由詩5*06-11-12
水のリズム- 結城 森 ...自由詩6*06-11-6
一重日(ひとえび)- 結城 森 ...自由詩1*06-10-29
抽象狂騒。詩- 結城 森 ...自由詩2*06-10-13
夜とレモン- 結城 森 ...自由詩5*06-9-30

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する