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透明な硝子の向こうで
君が生み出した
緩やかな憂鬱
透明な硝子に当たって
白く砕けた

ちかちかと世界が明転するのは
まばたきのせいだろうか
睫毛が捕まえた蝶のせいだろうか

プレ ....
夜中に遊園地に忍び込んだら
観覧車の箱はすっかり片付けられていた
仕方がないのでその骨を登って
遠くに浮かんだ月を見た
丁度あの下辺りだろうか
君の住む町は

風がえらく強い日で僕は
 ....
あなたがその手の中に包んでいる
小さな小さな光が
私に大きな勇気をくれたから
ありがとうを伝えたいの

あなたは私の見えない物を見て
少し笑いながら手を伸ばすから
私はただ
どうしたの ....
私はあなたの絵がもっと見たかったのかも知れません
あなたに幾度好きですと伝えたかをもう覚えてはいません
ある日私の家の飲み会の時にそっとキスをした事を覚えています
あなたの家にいきなり住み着いて ....
その一・命と言うカテゴライズ

風呂は命の洗濯だと言うのだけれど
どうやら私は洗濯をし過ぎた様で
首やら袖口やらなにやらなにやらが
伸びてぐたりとなってしまったらしく
そいつ等を支える事が ....
すべてを忘れてなんて
言えないけれど
もし君が許してくれるなら

大きな家は買えないけれど
僕には収入すら無いけれど
君に夢だけは見せてあげられるから
寂しい想いをさせない様に頑張るから ....
ももちゃんは友達が居ないから
いつも一人で遊んでいた
だから目隠し
いつも目隠し

周りには誰も居なくなるから
寂しさなんて感じなかった
だから目隠し
いつも目隠し

ある日小さな ....
蟻の触角をプチリと抜いた
前足
真中
後ろ足

一本ずつ丁寧に
壊さないように
壊していく
壊れていく

あぁ、まただ
また足元から上ってくる
おまえは助けたいの
と聞いてみ ....
夕暮れの風が優しいので
少しだけ手袋を外してみた
小さな枯葉が僕の手にのった

電車に乗ると人ごみが恐ろしく
そっと息を止めてみた
苦しくて苦しくて仕方が無かった

駅からの帰り道に雨 ....
いつもそこにあった
それが当たり前だった
大切だって知っているのに
大切にしなきゃなんて
少しも考えなかった
いつも思わなかった

昨日まで何て事なかった
どうして気が付かなかったんだ ....
好きですってね
ためしに言ってみたんだよ
それだのに君はさ
ありがとうって言ってさ
僕は困っちゃった訳だよ
だって僕は君の事
好きだったものだから
本当にどうして良いのか
分からなくっ ....
踊ろう君の手が空いたなら
人生をかけてゆっくりと
時にはクイックやジャンプも入れて
疲れたならスローテンポで

踊ろう手と手をつないで
恥じらいながら大胆に
時にはゆっくりおしゃべりしな ....
薄暗い中
あかがねに染まる朝焼けを見た

時計がさざなみ
町外れの橋が影になる
息を吐く声
電車の踊る音

タタン トタン トトン
パタン ポタン コトン
読みかけの本を閉 ....
お花が一本さいていました。



たねができて風にとばされて





お花が二本さいていました。



たねができて風にとばされて





お花が四本さいて ....
心の中で呟いてみる
それは音にならない
透明な言葉

だのに君は振り向いて
どうしたのと聞いた

僕は嬉しくってさ
何でもないって言いながら
笑っちゃったんだよ

どうしたの

何でもない
たったそれ ....
電車を待っていると
どこからか風鈴の音が聞こえてきた

チリリン
海は楽しかったな
今年は二回も行ったっけ

チリリン
花火きれいだったな
毎年見てた場所また行けるかな

チリリ ....
黒と白のダンスが始まり
君と私が交互に入れ替わる

私が君で君が私
君が私で私が君

くるり くるり
くるりり くるりり

いつの間にか気がつくと
暗いなかに一人きり
白い私が一 ....
どうしてあたしに いじわるするの
と聞いても
あなたはただただ 小石を蹴った

どうしてあたしが来ると でていくの
と聞いても
あなたはただただ そっぽを向いた

だからなのかな

 ....
愛してるも
好きも嫌いも無い

僕には君しか居ない

そうして

僕には君が必要なのだから

愛してるかと聞かれたら
僕はこう言うのだろう

愛しているとは言えない
だけれど ....
隣を歩いていた君の右手が
隣を歩いていた僕の左手と
ごっつんこしたから
僕らはそのままなんとなく
手を繋いで歩いた

映画を見ていた君の手が
映画を見ていた僕の手と
ごっつんこしたから ....
引越しが終わって
パソコンのコンセントを入れたら
知らない誰かが言うんだ
つなげておいたよって

疲れて帰るとご飯があって
旨そうだなと思うと
知らない誰かが言うんだ
大好物だったよね ....
遠くに見える軒先の明かりは
線香花火の様に見えました
それは小さく {ルビ朱=あか}く
瞬きをする度に{ルビ滲=にじ}んで
まるで線香花火の様でした

どこかで歌う声は{ルビ囁=ささや}き ....
愛し方など忘れてしまった
僕は少しばかり
酔っ払ってしまった

君がもしも困っていても
僕はもう
笑って大丈夫だよなんて言えない

僕は君に何か伝えられただろうか
君はいつだって
 ....
声を振り絞るだけ振り絞って叫んだ私を
君はふり向きもせずに歩いて行く
そこに一本の道があるように
脇目も振らずにただまっすぐに

背中を向けて歩く君に声が出せない
手を伸ばしてみてももう届 ....
どこに居ても君が見つけられる様に
僕は世界の中に居続けるよ
負けない様に
空を見上げる様に
手を伸ばすよ

嘘だ
そんな綺麗事じゃない
僕は
忘れられるのが怖いんだ
ただ
一人に ....
散々泣いた夏の雲は美しくたち
もうじき夕暮れの風鈴の音色は
甘くて遠い気がして

少し懐かしい思い出は記憶からこぼれだし
涙色の青空に蝉の賑わいは
必ずしも必要ないのかも知れない

狂 ....
からりとなった空っぽのグラスに
何をそそげばいいの

透明な空には小さな朝があり
世界が少しだけ遠くに感じる

ここにはまだ きっと
やり残した事がたくさん たくさん

世界なんて大 ....
泣きたいほど
貴方に伝えたい言葉が有ります
私ごときが
貴方に言えた義理では無いのですけれど
どうか笑って許して下さい

一歩前に進んで

貴方に声をかける

呼吸が

止まっ ....
あなたに伝えたい言葉は
たった一つ
僕はあなたの事が好きです
たったそれだけ

永久に伝わらない言葉は
たった一つ
僕はあなたの事が好きです
たったそれだけ

あなたに聞きたい言葉 ....
前を歩く君に声が掛けられない
あと半歩踏み出したなら
君に並んで歩く事も
出来るだろうに

そんな想いを続けて
君の少し後ろを追いかける
届かない想い
届かない声

少しうつむきな ....
朽木 裕さんのプル式さんおすすめリスト(73)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
角砂糖の積み木- プル式自由詩10*07-1-5
ばかだなぁ- プル式自由詩8*07-1-4
ありがとう- プル式自由詩7*06-12-30
葬碧碑- プル式未詩・独白1*06-12-28
手の中の残像- プル式未詩・独白3*06-12-24
幸せが頭を垂れます様に(僕の我儘、君への想い)- プル式自由詩6*06-12-21
目隠しと言う遊び- プル式自由詩3*06-12-18
僕は蝶になりたかった- プル式自由詩6*06-12-15
世界中の右目を集めて- プル式自由詩13*06-12-15
酸素不足- プル式自由詩5*06-12-12
明日はお休みなので- プル式自由詩8*06-12-5
スロウ・ウェディング- プル式未詩・独白4*06-11-26
あの日僕らはキスしたんだ- プル式携帯写真+ ...7*06-11-14
お花がさいたよ- プル式自由詩5*06-10-14
雪がとければ春が来る- プル式携帯写真+ ...7*06-10-7
夏の宵_秋の気配- プル式携帯写真+ ...10*06-10-4
Ocelot_tango(オセロット・タンゴ)- プル式自由詩5*06-10-2
狼の手を取って笑う少年は目が見えない- プル式自由詩5*06-9-23
月とは踊る事が出来ない- プル式自由詩5*06-9-23
バウムクーヘンのように- プル式自由詩8*06-9-21
全てが満足すぎて不満足なんだ- プル式自由詩4*06-9-21
思い出の街には犬が笑う- プル式自由詩8*06-9-16
僕は愛し方など忘れてしまった- プル式自由詩7*06-8-31
世界が紅く染まる頃- プル式自由詩3*06-8-27
揺れる背中- プル式自由詩9*06-8-27
東京番外地- プル式自由詩10*06-8-11
それでも- プル式自由詩5*06-8-11
月のしずくと炭酸水〜夕焼け色を飲み込んで〜- プル式自由詩7*06-7-29
例えば世界が終わるとしても- プル式自由詩4*06-7-27
遠くの空は明るい- プル式自由詩5*06-7-24

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