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生まれては消えてゆきます片恋は炭酸水の泡の数ほど
もくもくと瞼の裏に夏の雲夕立のあと虹ふたつ
遠雷におびえる硝子風鈴の母を呼んでるかぼそき声
はてしなく走る草原夏の日の思い出は今ポッ ....
バスが停留所を見失って
行方不明になったことをニュースで知った夜
しばらく停留させてほしいと
誰かが私の家を訪れた
誰かと思ったらあなただった
あなたは風呂の小窓から
夜空を走るバスを指さ ....
夢は 走る
清らかに 鮮やかに
初々しく 若さにまかせ
たくましく 力強く
加速度を上げていき
速く 速く
地球を 一秒間に 七まわり半の
スピードで やがて
夢は ....