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 朝日の射す部屋に久々にお花を飾りました
 真っ白な陶器の花瓶にたおやかな薄桃色と深紅
 そっけない床にコトリと置くと
 たちまち同化し花々は床に咲き乱れます
 
 私は伝うものが涙だと
 ....
煙草をくゆらせていた後姿
今朝ふと思い出して微笑む
何を信じればいいかわからず
言葉に傷つき自信をなくしていたの

私の笑顔を慈しむように見つめて
決まって後ろから抱きしめる貴方は
どう ....
 淡水は海水と違い泳ぐと身体がどんどん
 重く感じると今更にそれを実感しながら
 私は一歩ずつ深みに誘われ行く

 毎日毎日私はこの湖へ通い
 あの人からのプレゼントを持ち物を
 沈めてい ....
 外で真っ赤なおべべを着てね
 宝物の鞠をつく
 あそこに見ゆるは母上で
 てんてん てんてん 微笑んで
 あっちに見ゆるは父上で
 てんてん てんてん 仕事して
 七色ひかり 鞠は空へ
 ....
外に出ると鈍い光がまとわりついてきた
いつもの道を導かれるように歩くと
そこには自然に古い家が佇む
黄色と紅色に染まった蔦が揺れ、
冬に備えた小太りな雀が
私の身長よりも低い電線に
落ちそ ....
お風呂に入った
髪の毛濡らし、体を濡らし
とぷとぷと
風呂の中に佇んだ私

貴方を愛し待ち続けどこかで
繋がる赤いものを感じたかった
会えずとも待ち続け 待ち続け
今の 私は

揺 ....
 透き通るような白い手に
 青い細い血管がすっと通っている
 つっと傷をつければすらりと
 赤い血はまだ流れ落ちるのでしょうか
 いいえこの白い手は萎んで干からび
 このまま大地に溶け込むの ....
洒落た洋風の花をあしらったカップには
艶やかな赤紫の液体が揺れておりました
貴方はにこりと笑い、私にそれを勧めます
口に含むとロオズとラズベリィの香りが体に巡り
私は自身がお香になったかの如く ....
この植物公園に薔薇の花が咲いております
あの日貴方と歩き回った道は今でも変わらず
芳しい香りを満たしております

貴方に抱かれることだけを想い
この日を待ち望んでおりました
後悔はしており ....
水在らあらあさんの茉莉香さんおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
花を食う- 茉莉香自由詩14*07-2-4
- 茉莉香自由詩707-2-2
- 茉莉香自由詩5*07-1-4
鞠をつき- 茉莉香自由詩506-12-25
悴んだ手- 茉莉香未詩・独白4*06-12-20
ゆりかごのような心- 茉莉香自由詩606-11-27
_彼岸花- 茉莉香自由詩406-11-16
液体- 茉莉香自由詩3*06-11-13
薔薇の想い- 茉莉香未詩・独白2*06-11-6

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