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懲りずにまたお昼寝をしてしまったので
また哀しい
夢を見ていたことも
昔私は2つ下の弟に
私は本当は他の星から来たんだと嘘をついた
それはちょうど私が小学校に上がる頃で
家には新品のランドセルがあった
どうしてそんな嘘をついたのかは分からないけど
弟は ....
君が僕の名前を
忘れる前に
僕は大きな風を
呼ばなくちゃ
たとえば君がその風に
気がつかないとしてもさ
遠い遠いところから密やかに膨らんで
大きく高く重くうねった黒い波のように
その哀しみは時々にやってくる
泣ける時にはタオルケットを
丸めて抱き締めながら
九つの頃と同じ声をあげて泣き ....
なぜだろう
わたしは眠っている
世界はこんなに美しいのに
なぜだろう
わたしは怒っている
こころはとても暖かいのに
なぜだろう
わたしは歌っている
ひとり ....
雲は薄い水彩画
静まる街の片隅でそれを見上げる
風は止まない
誰かが植えた大きな木の葉が
不規則に踊り続けている
ふいに灰色の鳥が目の前の枝にとまり
世界のニュースを告げる ....
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