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昨日は
今日とは違う景色
(で、した。)
 
明日も
今日とは違う景色
(だ、ろう。)
 
 
変わらないものなんて
何一つ
何一つ、無いこと
分かっていて
 
独りぼっち ....
臨界点まで
達してしまった温度は
やっぱり
オーバーヒートを起こして
冷却装置の
スイッチを入れてしまった
 
 
(ただいま)
(くーるだうんちゅう)
 
(しばらく、おまちく ....
水面に映るのは
あの日の残像
決して、私の顔なんかでは
ないこと
分かっている
 
溶け込むことは
容易なのだけれど
「ただいま」を言うことは
何よりも
何よりも難しい
気がする ....
朝焼けに 彩り添える 歌でさえ 笑顔の先に 思い出せると


翳した手 傷は癒えぬと 繰り返し 欠乏の果て 声は枯れゆく


さざ波の 白々しくも 酸い音を 瀬に背に受けて 空 ....
とっぷりと
暮れた空の中で
赤に染まりたいと願う
 
透明な私を
あの赤で彩ったら
なんて、なんて素敵なんだろう
と思う
 
 
折角なら
あの黒い鳥にも
絵の具になって欲しい ....
(前略)
 
地球行きのロケットは
とうに最終を越えて
次の便はなんと
幾億光年先、らしい
 
ここから見える景色は
それはもう
とても素晴らしいの、だけど
流石にそんな長い時間を ....
先程
119番を押して
不調を訴えてみましたら
それでは
救急車は出せません、と
言われました
 
症状を
事細かに説明致しましたのに
あの対応者!
病人を助けようとする
気持ち ....
上辺だけの友情が
まかり通るこの場所で
鼻歌を歌い続けている
窓は全開のまま
 
人々は未だに
その存在に気付かない
 
 
中庭では
明日を夢見るティーンエイジャーが
つまらな ....
明日雨は止むから
もう少しだけ
待ってくれないか
 
そう言って
鍵を閉めたのは
君だったのに
君、だったのに
 
 
絶妙に見えない
位置関係で
勝手に進んで行くのも
君な ....
雨上がりの世界
虹はもう、霞んで
短い終末を迎えた街に
新しい世界がやってくる
 
 
隅っこでうずくまったままの
黒く淀んだ
嫌われたものたちの声が
 
啜り泣いているのを
人 ....
こたつの中で
何本もの足たちが
陣地を取り合っている

 
まどろみはそっと
瞼をノックして
心地好い終わりに
私を包もうとしている
 
 
目をしばたかせて
現実を直視
 ....
雨玉が
降り続く広野を
私は優雅に
疾走している
 
限り無く視界は閉ざされ
何も見えていない
いないのに
私は
限り無く優雅に
疾走している
 
 
後ろには
顔見知りが ....
足早に通り過ぎた
世界は今、遥か後方で
私を呼んでいる
 
擦れ違った私は
遥か前方で ただ
先を、見詰めている
 
 
ネジが何処かで
一本抜けてしまった
から
世界と私は
 ....
むきになって
取り繕った一雫、が
忘れ去られた今
ようやくチクチクと
棘を
発生させて
 
忘れるな
忘れるな、と
声を上げている
 
(ように、感じる)
 
 
洗濯機に ....
捻れて
ひねくれて、
螺旋を描いた それは
 
縦に縦に伸びて
真っ直ぐになった
 
 
本当は
最初から最後まで
真っ直ぐなものなんて
ないんだよ、と
 
諭すように
  ....
安心していたら
乗り過ごしちゃった
 
らしい
 
 
らしいので
 
 
線路を
てくてく歩いて
戻るよ
 
ほら 思いの路線は
いつだって
一方通行だからさ
 
 ....
おつきさまの
うらから、とびでている
あんてなをねじまげて
 
ちきゅうのじゅうりょくから
にげだすじゅんび
 
えいせいきどうから
わくせいきどうへと、のりうつる
そのための
  ....
朝が欠伸をして
太陽を連れてくる頃
夜は目を擦って
6:00の地平に沈んでいく
 
太陽が生まれるずっと前から
月が引っ張られるずっと前から
 
それは、
変わらない奇跡
 
  ....
始まりの色に染め上げられた
空気に浸かって


呼吸を開始しようと
している


まだ
何も始まっちゃいない
いないのに

僕は産声を
上げた気で いる


ここより ....
ストライプから
学生の香りがする、頃
私は意識を繋ぎ止めることに
必死になっている
 
目の前の
おもちゃの看板の意味を考えることに
全神経を集中させて
まどろんでいる
落ちては、い ....
今はもう
落ち着きを取り戻した
ネオンたちが
 
まだ 空を
侵食している
 
 
その事実を知っていても
 
僕は
何をする訳でもなく
 
36℃の体温と一緒に
ベッドへ ....
鈍く 深く
光り出す、碧に
そっと手を伸ばして
触れる

小鳥たちが歌う
「ねぇ、今日は」
もちろん
これは想像の範囲内
なのだけれど


まだ
あの白は

寝ぼけている ....
街行く人たちの背中に
「半額」シールを貼っても
きっと
ほとんどの人は
誰にも買われやしない
 
買われるのは
外見が良い人
ばっかなんだろう
 
 
クラス全員の腰に
ライダ ....
反射して、光り合う
僕と君

光源は知らないけれど
笑みは絶やさないまま

ふわり、飛行


君は、僕を太陽と呼んだ

僕も、君を太陽と呼んだ


きっとそう

自分か ....
一日だけ、と言って
黒板と呼ばれた
緑色の物体は
たくさんの文字で、化粧


昨日の涙は、嘘じゃ
嘘なんかじゃ
なかったんだよね?


第2ボタンが

ぷらぷらと、揺れる。
 ....
使い古した深夜帯から
紫色の空気が、香る
気付かれないようそっと
あたしは息をする

古くなった声は
黄色く傷んで
吐き捨てられていく


あの日の家はどこなの
あの日の声はどこ ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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スペースポートより、母星へ。- 山中 烏 ...自由詩407-4-28
多分、119- 山中 烏 ...自由詩5*07-4-28
怖がり- 山中 烏 ...自由詩7*07-4-28
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D_N_A- 山中 烏 ...自由詩507-4-23
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うちゅーゆーえい- 山中 烏 ...自由詩5*07-4-21
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「始」- 山中 烏 ...自由詩107-4-21
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かわれる- 山中 烏 ...自由詩8*07-3-19
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追憶- 山中 烏 ...自由詩5*07-3-14

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