すべてのおすすめ
解かれるものがあって
解けないものもあって
元気ですか
その言葉だけで繋がっている
わたしを折る
折りたたむ
そして開けば
鶴にでもなりたい
配達の遅れた願いのようなものが届く ....
詩はいつも夜明けの相貌
足の記憶をひもとく余裕もなく
私は迷う
自らの足を踏みつけながら
置き去りにしてきた
枯葉の午後を追う
踏破せよ
惑いの道
あらゆる塩に咽びながら
入眠の甘さ ....
あのころの僕たちの会話は
みんなシュールレアリスムだった
僕の家は金星なのだった
ここから車で片道十一時間かかるので寮に入っているのだった
数学の小テストで図中の線分ABに太さがあったら減 ....
思い出だけで終わらないために
日々は刻まれて
小さく、はらりと落ちていきそうなものが
私の中で対流している
一番最後の麦藁帽子が
夏の見える丘の、少し西の辺りを
沈んでいった日のことを ....
花曇りの空に舞う胡蝶の
その透きとおった翅を
欲しいと思う
やわらかく笑う
ということを覚えたのは
いつの頃だったろう
新しいピンヒールが
足に馴染まなくて
ア ....
飛び出しては
懸けて行く
創造を
構築する
自由
その場所には
幼く
壊れやすい
現実を
閉じ込めている
憂鬱
そのときを
生きている
きみは
煩悶し
....
きみを
おもうと
ゆうきがでるよ
ひとごみのなか
また
ひとりでも
きみを
おもうと
つよくなれるよ
こおべたれずに
とおく
みれるよ
きみを
おもうと
....
あの人は私を呼ぶ
名前ではない 記号のような音で、
私は歌わなければならない
縛りつける鎖が痛みを伴うので
切ない声を あの人は悦ぶ
灰の壁に囲われた箱の中
羽根はとうに千切られてしま ....
東京が、間違えている
霞む家並みと赤い夜の下
眠れない腕の中に同じような灯りを抱いて
夢を、覚めない
点から散らばる線に乗せて
人と人とが離れていったころ
夕暮れを繰り返すビルの窓から ....
求めていたんだ
君を
飢えていたんだ
愛に
笑って欲しかったんだ
ただ
君に
化石になるときに
石と入れ替わってしまった
私の部分
を、さがしているのです
外側の触れている世界から
入れ替わっていくから
私の肌
は、こんなにカサカサとはがれ落ちて
化 ....
君があの子の話をする度に
僕の胸の奥底に一輪
黄色い薔薇が咲く
全て君に
摘み取って欲しいと
思うけれど
云える筈もない
咲き乱れる
薔薇の香りで
噎せ返りそうだ
今宵も
....
透きとおる真昼に
日常が、消えていく
八月に買った青いびいどろは
もう割れた
観覧車に乗りたいと言ったのは
あのひとのほうだった
てっぺんに着いても
世界はちっとも見えなくて ....
送電線の下をくぐって
アスファルトの海を
ぼくたちは、
泳いで、
はりめぐらされる
緯度や経度に
足をとられながらも
ひたむきに
日帰りの旅をくりかえす
ねむる前、ときどき
....
1.
かみさまはいるよ、
って
教えてくれた人は
もうすぐ死んでゆく人だったけど
それは黙っておいた
だって、あいしてるんだ
2.
きのう、かみさまを見か ....
蓮見さんの自由詩おすすめリスト
(15)
タイトル
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カテゴリ
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日付
いつかインターネットでこの詩を読むであろうあなたに
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tonpekep
自由詩
23*
06-7-1
迷路、あるいは疲労した道
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岡部淳太 ...
自由詩
9*
06-7-1
シュールレアリスムの友達
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Tommy
自由詩
5
06-6-11
曳航
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霜天
自由詩
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06-6-11
花笑み
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落合朱美
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41
06-4-12
柔らかな糧
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玉兎
自由詩
2
06-4-2
いまでも
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よーかん
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06-4-2
叶
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夕凪ここ ...
自由詩
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06-3-29
首都高
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霜天
自由詩
7
06-3-23
ひたすらに
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くるす
自由詩
1*
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たりぽん ...
自由詩
9*
06-3-18
黄色い薔薇
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キリヱ
自由詩
10*
06-3-11
八月の、リフレイン
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望月 ゆ ...
自由詩
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06-2-24
ブレス
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望月 ゆ ...
自由詩
55*
06-2-4
かみさまについて学んだいくつかのこと
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望月 ゆ ...
自由詩
80+*
06-1-6