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まず初めに、このサイトの管理人さん、いつも互いに励ましあって
詩作をしている方々に感謝いたします。
今日でこのサイトに登録してから1年になる。
365日前は詩というものは何一つとして書くこと ....
理由なんてどこにもない
夜中に目を覚ます
何をするわけでもなく
何がしたいわけでもない
とりあえず暗がりの中で
タバコに火をつける
カチッというライターをつける音が
何度もなく繰り返して ....
夜はうえ。昼はしたを見て歩くのがよい。
ひかれたトカゲが一匹、ひからびていた。なぜか仰向けで。もしかしたらひかれた後、のたうち回っていたのかもしれない。肌がぴりぴりと痛い陽射しの中。彼のお腹の ....
私は盲目ではないけれどあなたの事が見えません。
私は耳が聞こえるけれどあなたの言葉が聞こえません。
私は口がきけるけれどあなたに言葉が届きません。
だのに
だのに
私はあ ....
「ぼくたちは
一言のことばを交わすたびに
一つずつ忘れていって
ゆうべ見た夢も
ゆうべ交わしたさいごの愛も
あなたを愛したということも
ひとつずつ
じわじわと忘れていって
忘れ ....
今日教室の黒板を見たら
あたしをふったやつがこんな事書いてた
『恋は惚れさせた者勝ち』
とうとう調子に乗ってしまったか
浮き足に気付かずに
こうやって春はやってく ....
文学はダサい
普段いえないような
ダサさが
綺麗な言葉をまとって
作り笑いしているだけ
そんなもので
白い飯はなかなか食えない
箸を持たずに筆をとれと
文豪どもがぐねい ....
びっくりするほど似ている流れと色があって驚いた。
くりかえしくりかえし
「無理だ」
「もうやめよう」
が寄せては消える気持ちの流れと、
そこから逃れられない縛りのようなものがとても似てい ....
恋愛なんて恥ずかしいと
薄々思いはじめてから
硬い顔になった
10代20代の盛りじゃあるまいし
もうそんな暇じゃなくなって
社会生活ってものに
暇がとられてしまったから
恋愛惚けして ....
その時に音楽は流れていない
でも音楽を聴くと
その時を思い出してしまう
情熱的という感覚が好きだけど
あなたがびっくりするようなことを
してあげたことがない
そして熱い思いを語るこ ....
ヌルヌルと
いや
ニュルニュルと
生暖かいポタージュを襟首から背中に
ゆっくりと流し込まれているような
そんな感覚に
しまいには喜びを感じてしまうおサルさん
そんな服など脱ぎ去ってし ....
『あなたの詩は、詩なんかじゃない』
そう、言われた事があります。
自分と詩が一緒になってる、と。
書くことで「自分」を見て欲しかったのでしょうか。
誰か私を見て下さい。
見てもらえる ....
やせ細る少女を思い涙する
骨折は思いのほか傷を残し
温度差に涙して
闘争する心に触手を伸ばせず
仮想の砦に
立ち尽くすのみ
廊下のタイルの光目に痛く
見舞ったあとに
「大丈夫だ ....
怖い
夕闇が迫ってくる気がして
オレンジとグレーの空の下
時々振り向く
何かが追いかけてくる
私には時間は止められない
振り向いても
何も止められない
私の背中を ....
他の女と遊んでるとすぐに怒って
そのくせ
中指を突っ込んでやると
悲しそうな声をあげながら
すぐに抱きついてきた
寄ってくる女を全部食ってた頃の話
たぶん好きじゃなかったと思う
包丁 ....
例えば俺らは親の愛とかでコーティングされて育ったりするよね。
そうじゃなくても何かに守られては大きくなるじゃん。
それが自然とはがれたり、もしくは自分で脱ぎ捨てて大人になっていく。
そうしたら体 ....