すべてのおすすめ
うふふふふ。
いいもんだ。
もう引き返さなくて良いのは。


良かったじゃないか。
僕なんかの思い通りに
ならなくって。


すべてうっちゃらかして、ぶらぶら。
ご近所の真っ昼間 ....
あれは忘れもしない
一年前の8月6日
仕事を終えて
家に帰ると
あなたは待っていた

フリルのお母さんエプロンを
ひらひらさせて

おかえりなさい
待ってたよ
ばんごはんの支度が ....
押入れの中で目覚めると
いつものように優しくなってる
手も足もおもいっきり伸ばして
指先の細かい部品までもが
思いやりに溢れている
感謝の言葉は誰に対しても
正確に発することができ ....
つめのなかに兄さんがいて
たいていは僕は水分がなくて
笑った。

西へ向かうサボテンよ、散れ。
インディゴの似合う女がもうすぐ
市民になるんだ。

兄さんは木曜でも
まあ、レインボウ ....
そら
 そう
  ほら
   みて
  ここ
 そこ
むこう
 ぜんぶ
  ぼくに
   とって
    ふかく
  やさ ....
(でっかいのが、死んだ。)

風殺すようないかり肩に丸刈りの白髪頭乗せて来るのは あれは
ロブス 漁師で 工房の隣の教会の管理人だ
逆光でも分かる お調子者の いつものいたずら ....
バスでするな
バスで
 花つき言葉   −もとこへ−


一周年の祝いに
なにか書いてみせようと思ったが
気負いのせいかどうもうまく書けず
かといって最初の年に
なんにもなしでは済まないぞと思い
月並みだが ....
窓に
張りついた夏、
グラスの中で氷が
音もなく溶けていく午後
少し薄まったアイスコーヒー
にミルクを少し加える
ゆっくりと拡散していく、
ゆっくりと沈殿していく、
夏。

あの頃 ....
?.

ああ
オルテンシアがほんと楽しそうだ

あんなの日本語だとね、てんこ盛りって言うんだよ。
ひひ、てんこ盛りだって、おかしいね。
まあ、要するに、昨日の俺たちのパスタだ。あれが ....
※この詩は、下の行から上の行へと読んでください。





人間というものを。
私たちは知らなかったのです。
私たちアンドロイドは、母の葬式で涙を流しませんでした。
だから私たちアン ....
美術の先生が
黒と白だけは
どんなに絵の具を混ぜても
作り出せないのだと言っていた

そんな貴重な色の絵の具は
どんな材料で作られ
どこの国の工場から送られてくるのだろうかと
想像をめ ....
花はそのままで美しい
草木もそのままで美しい

根も葉も茎も枝も美しい
葉が還る土も美しい

あれらは光の受け手である


ケイソウはそのままで美しい
渦鞭毛藻類もそのままで美しい ....
夕と闇の間で
海蛍の群れに導かれ
滑空する機体の重さ
地面へと伝わる

伝わる振動は
両の耳鳴りを増幅する
アンプのように
硝子の中で火花を散らす

長い鉄塔につい ....
君の既視感を舞っているのは
紙製の蝶だよ
いちめんのなのはな と君は呟くけれど
此処はうち棄てられて久しい館の中庭
君が坐っているのは朽ちかけたベンチだよ
とうの昔に涸れた噴水の傍の

 ....
薄明かりの店内に客は僕ひとり 
喫茶店を営む初老の夫婦は
カウンターに並び夕食を食べている

時々{ルビ片言=かたこと}の言葉を交わすふたり 
幾十年を共にした歳月を物語る
並んだ背中の沈 ....
カラダとココロの半分を
分解したとて
バラバラに動く心臓は
舐めたプラスのネジのように
右にも左にも
動かずに死んだ片隅

手を伸ばしたとて
動かない腕に
針を刺して痛感したくても
 ....
ある日神様が降りてきて
すべての半分を君に与えた
しかし残りの半分は
自分で何とかしなさいと言われた

数日は、いや一年くらいは
与えられた半分のもので
飽きずにすんだ
けれどもまだ半 ....
一家全員がそろったのは
昨年の正月以来だろうか
兄嫁が妊娠したという話を聞くと
父はたいそう喜び
押入れからアルバムを取りだし
いつもの昔話をする

それは色あせた一枚の集合 ....
終わりのないテロと戦う

戦闘機も白い雲の中では
機械の目を頼りに
電波系の学問を頼りに
地上の幽霊
フラダンスを踊る
踊り狂ったフラダンス
地雷原を
吹っ飛ばすように ....
皮膚を、
へだてているのは同じではないか、その
頂へ
ゆっくりと
のぼりつめるさま
あるいは
交わってなにひとつ溶け合わない、交わりは
交わりのまま皮膚の
上にしんしんと塗布
さ ....
1999年8月某日

午前七時起床
朝食後、心理テスト
当てはまると思うものを○で囲む
それからこのテストを作った奴が俺よりちゃんと世界を観ているのか
どうかということが一時間に一度くらい ....
遠い朝では
誰かが零れていく音が届く
十三階建てのビルの可能性のひとつ
非常階段の手すりはそれでもまだ綺麗で
ただいま、というその言葉の行方も知らない

人の夢に誰かが寄りかかって
君は ....
夜ふと目をさましたら
胸におおきな風穴があいていました
最近苦しい恋をした覚えはないので
これは病気に違いないとおもったのです

翌朝ユリノキ通りの魔女の家にゆきました
ヤブって評判だけど ....
幹さん、
どうでもいいですけど
高円寺のキャバクラで詩人っていう名刺配りまくるのはやめて下さいよ。
大将二号店で2本目のつくねをほおばりながらキムがつっけんどんに言い放った
どうでもいいけどキ ....
正月に日本酒を飲みながら詩を書いていたら
火曜日に詩を教えているキムからskymailがきた


「幹さんやばいっす、オレ犯罪犯しちゃいそうです」
『ちゃんと詳しく説明してミソ』
「ちんこ ....
ふわふわのシャボン玉の中では
ふわふわの魚が泳いでいる

しゅわんとはじけると
魚は空にかえっていく

私もかえりたい
空じゃなくていいから
ふわふわじゃなくてもいいから

 ....
地下鉄脇にある箱の中で
友人とワインの
ハーフ・ボトルを
分けあって
薄暗い蛍光灯のせいで
だんだん言葉は
虫のようだ
かさかさと鳴く君の横で
僕はきりきりと答える
平和の島
カニバリズムの島
人を喰うことを
習慣としながらも
平和だった島
南の海に浮かぶ
緑豊かな島

ある時 ....
このはれた
けれどもとてもさむいひに
うみにあらわれたはまべで
きみというこどもは
いたずらをくりかえす

うみねこたちがなきながら
きみのいたずらをみている



きみがした ....
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