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夢の中の街は
思っていたよりもずっと
重化学工業だった

建物はすべて
高度経済成長だった
メインストリートでは
地元の人々が
それぞれに近所話をしながら
いろいろな店へと入っていた ....
中国人の女の子が
俺をじっと見ている
秋晴の真っ青な空の下
バスは
俺たちを乗せて
ゆっくり坂道を登ってゆく
母親が
女の子の目線をおって
俺と
目を合わせ 微笑む
 ....
雨が降ってくると
金沢を思い出します。
金沢は年間六十日しか
晴れの日がありません。
大体曇りか雨です。

空はいつも
ブルーグレイの薄雲がかかっています。
雲のない ....
わたしたちぬけがら
中身なんていらないわね

足してふたりで十分

本当に欲しいのは皮でしょう

内側は暑苦しくて困るわね
ここならそんな心配ないのにね


だめだめ
間違えて ....
その人は今
私の目の前に現れた 

十字架を掲げ 
日に五回祈れと叫び 
色即是空を座右の銘とする 

好きな食べ物はサーモン 
嫌いな食べ物はシャケ  
二十四時間
皿いっぱいの ....
答を探している
人生のすべてをかけて
日常の暇が出来た時を見つけて
探しつづけている
火曜日はよく燃えるので
腰まわりを綺麗にしておかなければならない
(よく湿らせておかなければ)
とも ....
夢に月が現れて

どうしてあの山荘に

月見に来なかったか

と咎められた

バイトだよ 

欲しいゲームソフトがあったのでね

そうやっておまえは

取り残されていくんだ ....
人は
過去を切り捨てられないまま
今を動く現在がある

人は
今を動く現在があるから
変えることのできる未来がある

人は
生まれてきた事実を否定できないまま
今を生きる現在がある ....
人のモノ、とっちゃだめだもんね。

だから、そこでお終い。
まっかでツヤツヤの唇がにんまり微笑むと
脳内環境は大豊作の映像ではち切れんばかり
醤油の芳ばしいほくほくの栗ごはん
しゃっきり、すっきりまっかなリンゴ
ぷりぷりのさんまはやっぱり苦みばしっ ....
ごごっ!

大きな声で吠えたんだ
犬の
コロちゃんのような
声だから
声だから
午後の声だから
空間に消えるのだ
周波の跡を手探りで追って行く
空間だから
届かない
波の無い ....
俺はラーメン屋でもチャーハンしか頼まない
その店がいくらラーメンをレコメンドしようがチャーハンしか頼まない
別にラーメンが嫌いなわけじゃないけど断じてチャーハンしか頼まない
ラーメン屋だって、メ ....
「最初で最後の、黙礼を交す」



いまはむかし
(この{ルビ宇宙=そら}もなかったころ)
それは無としかいいようのない、事象でした
そんな折に私は、
星占いをゆめゆめ零さぬようにと、 ....
夜道で
目の前を歩いている女性の存在に耐えられず
追い抜こうと早歩きをはじめた瞬間に
その女性が早歩きをはじめたので
追い抜こうと走り出したら
その女の人も走り出して
誰か助けてといった
 ....
朝が来ない
くらい夢が覚めない
フリルの服を着た
残酷な力を持つ
太った女
私の脳をすくう事に夢中
私は正座の姿勢で耐えている
同じような正座の人々が密集する
この部屋で
私に興味が ....
わ  た  し  は  、  す  ご  い  で  す  。
あ  な  た  は  、  す  ご  い  で  す  か  ?
一  体  何  が  、  す  ご  い  で  す  か ....
繰り返すことが日課になっています
歯並びはがたがたになってしまいました
またたくまに
バリボリ暇を潰している毎日です
遊びたいと思っていたんだけれど
叶いそうにありません
しょうがないです ....
服を脱ぎ捨てながら
でもそれはなんだか恥ずかしくて
でも人間だから好きあってるから
服を脱ぎすてながら走る

それはチューリップで
色とりどりのチューリップで
 ....
小さな女の子が俺に
だじゃもん ちょうだいっていう
だじゃもん ほしいっていう
だじゃもん ねえ だじゃもん
だじゃもん ちょうだい
だじゃもん ほしい

そういわれ ....
今日の空が知りたくて
朝から空を見上げれば
昨日と同じ秋の空

でもどこかが違う
昨日はつぼみだった山ゆりが
白く大きく咲いている
今日の空は少しだけ
昨日の空より白かった

今日 ....
あなたをね
叩いたらティーンって
鳴いたのね

あなたをね
撫でてもティーンって
鳴いたのよ

チクタク チクタク ティーン

チクタク ティーン

チクチク    ティーン
 ....
満員電車を疑え
毎朝毎夕当たり前になっている満員電車を疑え
変わりようのない日常でもこれぐらいは疑え
おしくらまんじゅうとよく言うが
俺たちはまんじゅうじゃない、人間だ
人間はいつも箱詰めに ....
あさがおに釣瓶とられてラプンツェル
ろくろっくび幽体離脱ラプンツェル

その子二十櫛に流るるラプンツェル
マドモアゼル・ラプンツェルかじるプレッツェル

人魚姫の姉さま達の長い髪
12時 ....
下校する子どもたちの声がすると
夕暮れが首をもたげて
うす緑色のゼリーの咳で
私の口に話をさせる
闇の中でコスモスが笑って聞いていて
私は話をやめられない
二時間ほど話を続けたとき
突然 ....
秋の空気には
透明な金木犀が棲んでいる


陽射しに晒した腕が
すこし頼りなく感じ始める頃
甘く季節を騙す匂いは
思い出の弱いところを突いて
遠くにいるひとの微笑みだとか
風邪気味の ....
だから僕が書きます。

僕が生まれた時
町の中に小さな森と小さな川があった
森も川も縮こまっていて/肩身が狭そうだった
本当は大自然の中に/町が点在しているはずなのに
子供が認識できる世界 ....
夏の夜に
いくつもの太陽を揺らすひまわり達 
仕事帰りの疲れた男に 

 わさ わさ わさ わさ 

大きい緑の手のひらを振る 

日々の職場では 
密かな善意を誤解され 

  ....
?.

あなたを
あなたのすてきなところを

一日
大切にする

あなたを
あなたの汚れたところを

裏返して
日に透かしてみると
おかしな影ができるから
その影に指で ....
バックする車に轢かれて
空が青いと知ったのよ
それから
しわしわのブルドッグがやってきた

ぱっくり割れた空から
ぽたぽた
青いのが降ってくると思ったのね
息をしながらふたりで待ってた ....
あなたは手慰みの指先で
わたしの身体をくるくる回す
言いなりになんかならない
と思ってはみても
あなたにだけは嫌われたくなくて
股関節の痛みをこらえ
アンディオールのポーズを取る
(わた ....
イダヅカマコトさんの自由詩おすすめリスト(349)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夢の中の街は- ぽえむ君自由詩14*06-11-12
秋晴- 水在らあ ...自由詩40*06-11-7
北と南のあいだ- とうどう ...自由詩28*06-11-6
ぬけがらのおんなのこ- アサリナ自由詩18*06-11-6
あたらしい神さま_ー_謎の詩人れんじゃー五人衆_ー___神山 ...- はっとり ...自由詩306-11-6
火曜日に燃える- 岡部淳太 ...自由詩15*06-11-5
月が出た_夢に出た- 杉菜 晃自由詩10+*06-11-3
人には未来がある- ぽえむ君自由詩12*06-11-3
キモチ遮断機。- 狠志自由詩206-11-3
*唇によだれ*- かおる自由詩10*06-11-3
午後の空室- あおば自由詩11*06-11-3
俺VS.ラーメン屋- 新守山ダ ...自由詩7*06-11-2
星と礼- こしごえ自由詩20*06-11-2
66- 馬野ミキ自由詩1406-11-1
夢中- 肉食のす ...自由詩7*06-11-1
神様は単独で存在できるそうです- 狩心自由詩10*06-10-30
実験は繰り返しやらなければならないという診断書より- アサリナ自由詩9*06-10-26
お花畑- 水在らあ ...自由詩20*06-10-21
だじゃもん- 水在らあ ...自由詩34*06-10-18
明日の空が知りたくて- ぽえむ君自由詩12*06-10-12
ティーン- アサリナ自由詩13*06-10-12
満員電車を疑え- 新守山ダ ...自由詩506-10-12
ラプンツェルの国- 小池房枝自由詩12*06-10-3
ニュース- 天野 碧自由詩306-9-25
金木犀- 銀猫自由詩27*06-9-22
才能ある男はこんな詩は書かない- 狩心自由詩9*06-9-20
ひまわり仏_- 服部 剛自由詩17*06-9-19
あなた- 水在らあ ...自由詩76+*06-9-19
巻き戻し/再生- アサリナ自由詩6*06-9-19
ラヴなステーショナリー_その2- 恋月 ぴ ...自由詩21*06-9-18

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