すべてのおすすめ
わたしは何枚でも 
自らを脱ごう 

いのちそのものが 
あらわれ 

周囲の花々が 
俯いていた顔を 
開くまで 
夏の夜に
いくつもの太陽を揺らすひまわり達 
仕事帰りの疲れた男に 

 わさ わさ わさ わさ 

大きい緑の手のひらを振る 

日々の職場では 
密かな善意を誤解され 

  ....
人々が漏らす{ルビ溜息=ためいき}で 
街の輪郭が{ルビ歪=ゆが}む土曜日の夜 

場末の Bar の片隅で 
翼の生えたアダムとイブの人形は壁に{ルビ凭=もた}れ 
虚ろな瞳で古時計をみつ ....
薄明かりの店内に客は僕ひとり 
喫茶店を営む初老の夫婦は
カウンターに並び夕食を食べている

時々{ルビ片言=かたこと}の言葉を交わすふたり 
幾十年を共にした歳月を物語る
並んだ背中の沈 ....
イダヅカマコトさんの服部 剛さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いのちの種子_- 服部 剛自由詩4*08-5-30
ひまわり仏_- 服部 剛自由詩17*06-9-19
堕天使達の夜_- 服部 剛自由詩11*06-9-17
夫婦の情景- 服部 剛自由詩7*06-2-5

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する