中国人の女の子が
俺をじっと見ている
秋晴の真っ青な空の下
バスは
俺たちを乗せて
ゆっくり坂道を登ってゆく
母親が
女の子の目線をおって
俺と
目を合わせ 微笑む
 ....
    猫のような自由が欲しい
    浅ましく
    淫らに鳴く自由
    引き裂いて
    かみ殺す自由

    残飯を漁り
    仲間を裏切り
    小鳥を殺して
 ....
女にふられたので、
稚内へ行って死んできた。
稚内へは、羽田から直行便が出ている。
うすぐもりの空がまるでばけものの飛ぶ空のように広い。
ツアー客のでっかいトランクのなか、
浪人生みたいに手 ....
しかしまあどうだ今朝のこの赤ん坊っぷりは
何にも考えてない
何にも考えてないで
シャウトしてるぜ
オパポー
オパポー
おぱぽう
おはようじゃなくて
おぱぽうだ
 ....
灰皿に煙草が一本
ショーペンハウウェルを読んで
明けない夜を明かす
ひとりが楽しければいつでも楽しい

灰皿に煙草が二本
ジャズの好きなあなたの背中に
人生のようなしわが寄り
ふたりが ....
月が

沈む




やけっぱちでアッパーな呪文で


東京湾へ流れ込む川の底のような
町をそのように歩き始める
僕たちは僕たちの位置を確認する
ニートフルな事情でぬるい現実 ....
せっくすの意味を知ったのは、
煙草を覚えた日だった。
せっくすの女が吸っていたのを、
もらってはじめて吸った。
だけどはじめてせっくすしたのは、
その日じゃな ....
毎度のことながら、
女にふられたので、
ラブホへ行って死のうと思った。
どうしてラブホかといえば、
情死かと思われるかもしれないからだ。
死んだ後のことなどどうでもよいかと思えば、
にんげ ....
きのう木星で
くるはずのない電話を待っていた
土星の輪にちりばめた宝石は
帰って来ることのない
遠い遠いおもいでのように
押入れでみた走馬灯のように
はるかな点滅と軌道をめぐっていた

 ....
暗い人をみたら
いつも尊敬しなさい。
父さんはいつもそう言っていた。
南の島へライオンを助けにいったきり、
かえってこなかった父さん。

明るい人がぼくは好きだ。
明るい人はなんてすてき ....
よるのアコーディオンが
カーテンのようにとじられて
くすだまわれた
こどももわれた
ぐずぐずにくずれてみずにながれた
すいかのように
もろすぎた

ひみつたんていのおじさんは
コート ....
ぼくが一番したいこと
詩の朗読で世界一になること
総理大臣になること 
人類のビジョンを世界に伝えること 




ちがうちがう!




ぼくが一番したいこと
君にあまえ ....
考え込んだって始まらないんだと

12才の少年は決心して

14才の少女に、

好きです、つきあってくださいと言って

年下に興味はないのと言われて

考え込んでしまって

自 ....
よく道に迷う

はじめて訪れた街
交差点の真ん中で

どっちにしよう

迷ってばかりいる
そうでなくても
迷うことばかりだ

ほら
また何かに迷っている

どっちにしよう

そうだ
こっちにしよう
 ....
愛はクジラと同じで
水をやらないと枯れてしまう
そもそも
愛は大きいほどもろいのだ
クジラと同じで
そのくせ
小さなプランクトンを
一心に集めている
それが
思い出だったりことばだっ ....
星が キレイ だった

ひさしぶりに ジャンプ

地球を すこし 蹴りとばす

そう この感覚だ

冷たい風と すれちがった

今日は いちだんと まるい夜空だった
夕やけは待ってくれない ももいろのしゃぼんだまさえ待ってくれない

夜のため太陽を消す しんとする ろうそくの火ももうすぐ消える



モンゴルのむこうのむこうの太陽が地平線に恋をしている ....
未来に向かい、
書き残しておこう。

わたしが、
まだ。

音楽に対し、
純粋な今のうちに。

やがて時が経てば、
忘れてしまう。

こんな感情など。
 ....
電話鳴動中

着信音

警報

電子郵便


継続中
保留音楽鳴動中

履歴有
既無電源
試切電源
既無筈伝言

継続中
保留音楽点滅中


迷動中
ずるやすみの木で
かみさまを見かけた
なにをしているんですかとたずねたら
ずるやすみをしているのさとこたえた

ぼくも人のことは言えないから
ああそうですかと
おおきな幹にせなかをよりか ....
おらはやらないかんことがあるけん先に帰るで
気にするこたないが
先に帰るばあよえ
待たんでええわえ
もう帰ってこんかもしれんし
また会いとなったら来るけん
心配すなや

(あたまのなかで)

お前が工 ....
あんしん したい
ボクは もっと あんしん したい

やさしい おんなのこと いっしょに
おふとんで まるくなるのも いいし

いつでも なんでも
おかわり じゆう ってのも いいし
 ....
降り頻る悲鳴は
冬の朝に沈み

はち切れんばかりの
黄色は、空に浮かぶ

たまに、青白く光る


僕がいなくなってから
十五日経って

誰かが、奴は月に帰ったんだ
なんて
 ....
目黒区にあるすべての駐車場にポテトチップスをばらまけ
タイヤがコンソメ味やうす塩味を踏みつけるたび最高においしい音がする
それは味覚を遠隔で感じるための言葉だ
その気持ちと歪んだ俺の一人称
それらをカ ....
ひだりの小指がなくなった

寒かったから
すこしだけ
ウォッカを飲んで

それから
アヴァンギャルドなんて
もう死んだよって
だれかが云う

いつかレコード屋で
聴いたような
 ....
黒い土が
赤く燃える 
地獄の苦痛
ゆるやかな破滅へ
気付かぬうちに誘う毒は
振り返るころ
笑うだろう

我々は
選ぶことができる
進歩の究極は選択である

生きる者の奢りもま ....
僕たちは不良になりたかった
髪の毛を逆立てたり
ボサボサにしたりして
悪い人になりたがった

夜中
僕たちは飲めないお酒について語り合った
一枚のチューインガムを
チューインとガムに分 ....
さわらせてよう

というので
さわらせてやったら泣いた
どっちかっつーとそういうのが感じるほうです。

といったら
にやっと笑う
おー
てめーぶっころすといって
しばらくばしばしぶ ....
1.

かみさまはいるよ、
って 
教えてくれた人は
もうすぐ死んでゆく人だったけど
それは黙っておいた


だって、あいしてるんだ



2.

きのう、かみさまを見か ....
リズム リズム

あの少年の はなす リズム

風 
わたあめ 
カブトムシ

サイトー教授の はなす リズム

美 
二元的 
コペルニクス

ケイオウ線の はなす リズ ....
ナイトーさんのおすすめリスト(92)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
秋晴- 水在らあ ...自由詩40*06-11-7
ΤΟ_ΡΟΔΟΝ_ΚΑΡΟΝ_ΕΣΤΙ- morituri未詩・独白506-11-1
稚内で死んできた- しゃしゃ ...自由詩1906-10-22
かがやき- 水在らあ ...自由詩41+*06-10-13
灰皿に煙草が一本- ZUZU自由詩306-9-11
ワン- モリマサ ...自由詩1406-9-10
「_せっくす。_」- PULL.自由詩20*06-8-28
ラブホへ行って死のう- しゃしゃ ...自由詩1906-6-17
木星にくる電話- ZUZU自由詩406-6-8
暗い人をみたら- ZUZU自由詩1306-6-7
よるのアコーディオン- ZUZU自由詩606-6-2
甘えブギ_〜男の子の気もち〜- 馬野ミキ自由詩1506-2-20
哀愁12才- ブルース ...自由詩6*06-2-8
どっちにしよう- ベンジャ ...自由詩5*06-1-31
海の寓話- umineko自由詩10*06-1-24
夜道- 馬場 こ ...未詩・独白106-1-24
ふゆ、大人になりたくなくて、とかいのよる- miky短歌806-1-21
「_みゅーじっく・らいふ。_-_その、いち。_-_」- PULL.散文(批評 ...17*06-1-19
りんぐりんぐ- かぜきり自由詩1*06-1-18
ずるやすみの木- ZUZU自由詩1406-1-17
俺は高知を着ている- ---自由詩606-1-17
あんしんしたい- 松本 涼自由詩10*06-1-16
月見きな粉- 仲本いす ...未詩・独白206-1-16
無題- ---未詩・独白106-1-16
雨の降る路地裏で- 馬場 こ ...自由詩506-1-16
悪魔の文明- 馬場 こ ...自由詩306-1-14
メローゴールド- ---自由詩406-1-14
おっぱい_- モリマサ ...自由詩10*06-1-11
かみさまについて学んだいくつかのこと- 望月 ゆ ...自由詩80+*06-1-6
リズム- 馬場 こ ...自由詩506-1-4

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