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小鳥はもう飛ばないんだ　もう死んでしまったんだ
生き返らせてときみが泣くから
小鳥の背をナイフでなぞった
流れる赤い血を見てふたりはせつなくなれたから
青空の下　海へ向かってる

肺が放出　.... そのうちね・・・　と
かもめとともだちになる約束をして夏が過ぎていく
飲み干した炭酸水は檸檬味
酸っぱければ酸っぱいほどよかった

冥王星が惑星でないと新たに決まった夏の夜だった
この世界　.... ラジオからはアフリカの音、マリとしか憶えられ
なかった歌は、その美しさだけをカーテンの隅に
残し、此処に、初夏に、近付く朝がしんと明ける、

よく晴れた日の昼間でも電気をつけないといけな
い　....

前田ふむふむさんの新谷みふゆさんおすすめリスト（3）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
海を見る。	- 新谷みふ ...	自由詩	11*	07-3-26
鴎盟（かもめとの約束）	- 新谷みふ ...	自由詩	7	06-9-28
白の発光体	- 新谷みふ ...	自由詩	8*	06-7-21

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