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冬紅葉の点在する山深く
孵らない卵の無事を祷りながら
死んだ鳥たちが青い空から降りてくる
「きれいなからだの時にもっと」
「若い奴らの指は欲しがってばかりじゃ」
その朝に目覚 ....
「ジギタリス・ブラン」
オラ、妙な病気になってしもうて、体があんまり動かん。
こう、だんだんにな、体が石みたいに固くなってゆくんじゃて。
もう、治らんそうじゃわ。
やれやれ、 ....
蝉の鳴かない朝でした
胸の端からほどけてゆくひかり
できたばかりの海は睫毛に乗る軽さ
静かに浮かぶ顔に人知れず声を燃やす
髪を結んで横たわる
約束、と呟いて水より生まれし数字を ....
「並んだテールランプ
漁り火のよう
空はくれてやる」
「地味な色の饅頭は
もういいや
飴を噛んで夜を待つ」
「諦めの早い男
高望みする女
手を離せば知らない人
....
かわいがっていた犬が死んだ夜に
新しい犬を飼おうと思う人がいました
家族、いなくなる為に準備をして
汚れた服を着るほかないのなら
いぶかしそうな視線に
それでも
違います、とは云え ....
いつもとは違う道を帰った日の彼女
もう歩けなくなって
駐車場の水溜まりに降る雨の波紋を見ていた
つめたく完璧な丸を描いて
にびいろの波紋は静かな口調で責めるから聞いてしまう
そうだね幾つ ....
ふるい手紙を火にくべたんか
けむたい朝に眼をしょぼしょぼさせとんね
一番遅くに寝たもんが
一番早くに目を覚ます
土鳩鳴いとるよ
くるくっく
卑しい国には正しい言葉なんてありゃあせん
....
前田ふむふむさんのピクルスさんおすすめリスト
(7)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
鳥達の黄昏
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ピクルス
自由詩
6*
08-3-20
ジギタリス
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ピクルス
未詩・独白
10*
07-10-4
鎌倉
-
ピクルス
自由詩
8*
07-9-14
断片
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ピクルス
未詩・独白
11*
07-9-6
白梅
-
ピクルス
自由詩
18*
07-5-20
つばくろ
-
ピクルス
自由詩
9*
06-11-16
山の上で告げよ
-
ピクルス
自由詩
17+*
06-11-14
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