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ぎぃころぎぃころ
ぱたんぱたん
ぎいぃころぎいこ
ぱとたたん
ふいの夜風に あらぬ匂い
むせるほどの 肉の香り
ぎぃころぎいぃころ
ぱたんぱたん
そこまで来てい ....
1
目の見えない私には
百科事典は
何の指針にもならない
漬物がよく漬かる重さだから
重宝しているんだ
それだけだよ
2
これはぼくのばいぶるなんだわからないことは ....
ビートルズの曲は
たいていタイトル部分しか
歌詞がわからなくて
あとはみんなホニャラ〜とごまかして歌う
これ日本の法則
で終わろうとしたテレビ側が
最後にインタビューしたのは
く ....
なぁ、注さん。ちょっと、話をしようか。
高木と志村は、浮世のしがらみというか・・・仕事で、ちょっと来れないんだよな。
加藤は、あいつ、渋滞に巻き込まれているんだ。
(中略)
注 ....
君の肩に
顔を押し付けて泣いた
夢の中で
夕暮れの城
ひかりは厚さを失いはじめひとりまたひとり
公園の砂場から友達がいなくなってゆく
やわらかな指の持ち主を伸びきった影が薙ぐ
夕暮れの城を築く今日の砂が水を失い
ひと葉の小枝を支 ....
イデオロギー上海サーカス
独りぼっちの革命 落下するピエロ
メッセージ
さよならの あとに 気づく
今でも好きだけど
ちょっとだけ不幸ならばいいなと 思うことがある
....
はやく給料持ってこないかしら
接待だから仕方ないのさ
三日に一度四人の家族は揃って食卓を囲み
おのおの世間話を披露する
これで二日は帰ってこないわ
あの女は気が狂って ....
*
ミドリイロに輝くボクのコトバ
ケータイを使わなくたって
あの100階建てのビルの
はるか上空へのぼり
ぼろぼろと
世界中の虹を溶かしこんだ
なみだを流し泣いている
....
大陸棚の向こうで誰かが手招きしている
見慣れない服を着て、砂っぽく笑っている
傍らには、けだものがいて、何か囁いている
規則正しい波の音が
回転する灯と溶け合っていく
灯が波 ....
左目を右目にあげたのに
右目は涙を流さない
目が覚めたら一緒にごはんを食べよう
そう書いた手紙を残して
眠ったまま逝った人の声が
もう一度どこからか聞こえてくるまで ....
アスファルトはもちろん
六甲山の山並みも、ヨットハーバーも
歩道橋も、イカリスーパーも、スーパーのトレードマークの
「錨」の横に捨てられている小犬達も
スペイン土産にもらったチョコレートに混入 ....
霊安室の白い籐籠のなか
ピンクの野の花にうずもれた君の
艶のない栗色の背中から
ひからびた鼻先から
濁った黒目のまわりから
しぼんだ肉球のすきまから
丸々と太ったノミどもが次から次へと ....
冷たさだけの空を流れる星に
母親は
わけのわからない詩を書く子より
ボーナスの出る職に就く子がほしい
と願った
堕ちる天使と微笑む地使に
自分は
わけのわからない言葉以外
....
これ以上
大人になったら
何日か 一緒に暮らしましょう
「かぁちゃん、ほら、池に星が映ってるよ。ほら、ね、きれいだよ。」
そう言う僕を無視して、母は、真っ暗な夜道を足早に歩いていきました。
「ねえ、かぁちゃん。」
何度も追いすがって言う僕 ....
こちらにて。↓
http://poenique.jp/mero/46/4611/4611.htm
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