ねこや青空や荒野を
ねこや青空や荒野と
なづけたひとにあなたのなまえを
なづけなおしてもらいにゆくのなら
てぶらで部屋を出て
ふいにバスをとちゅうで降りる
もう二度と帰らない旅行へ出かける ....
野に咲く白い花の可憐さを
優しさに満ちた眼差しで
静かに見つめる心を
わたしは肯定する


踏み躙られた拙い夢の儚さを
悲しみに満ちた眼差しで
静かに見つめる心を
わたしは肯定する
 ....
発泡スチロールのトレーに
並んだ雌のシシャモを手に取った


内臓を圧迫するほどに詰まった卵
母魚の中で死んだ卵


網から漏れ生き残った雌のシシャモの
卵はどれだけ成魚に成れるのか ....
その人は
みずのようなものに写っている
七月をみていた。
来世にのこる後悔を
かいつまんで
ならべかえた
しろいひる。
自転にふさぎこんで
がたん、と
額がはずれたとたん
死よりゆ ....
伸びる緑のおとをきいた。
ひだりからみぎへ、
ひっかき傷の。
もしそうならば、
それでもそれは、
ちっとも不思議じゃない。
これできみがすっかりわかる。
和音を逢引きに、
リズムの裾で ....
とうとう雪が降ってきて
あの人をさらってくるチャンスがやってきた
今朝あなたは外へ 出られない
今すぐそこへ
生霊をとばすわ 
雪がとろけてしまわぬうち

わたしの体からいま
切り離 ....
こんなに悲しい こんなに苦しい
外は木枯らし吹き
暗いまなざしで街を歩けば
コートの襟に雨が入る
「雨に歌えば」若いころ観た映画
失敗したなぁ
そう、中年期は不幸な幸福
食べるに困りはし ....
こんにちはみなさんぼくはこめ中3の男子もうすぐ受験の偏差値43のバカです、でも最近とてもくだらないことを考えています、そこで今回はぼくのくだらない考えとこどもじみた仮説をたててみたいと思います、今回の .... 君と僕にできること
それは優しさの眼差しで
雪の白さを歌うこと


君と僕にできること
それは愛しさの眼差しで
山の青さを歌うこと


歌の心は見た目じゃなくて
揺り動かされた心 ....
透き通った湖の中には

何が見えるかなってのぞいてみたけど

見えたのは醜いぼくのすがただった

何回も目をこすっても

見えてくるのは同じぼくのすがた

でもそんなことどうでもよ ....
平和というものは
               こうず まさみ

たとえば
目覚めに飲む熱いコーヒーの
 香りであったり
玄関から見上げるときの
 空の青さであったり
会いたい人が待っ ....
よろよろと海岸線を歩いていると
月が見えた
タバコの煙が風に乗って流れた
ああ俺は
照らす光におびえながら立っている

それから海に向かって眼をやった
錆びた商店街が背中にあった
波は ....
未来に向かい、
書き残しておこう。

わたしが、
まだ。

音楽に対し、
純粋な今のうちに。

やがて時が経てば、
忘れてしまう。

こんな感情など。
 ....
(下記の文章中には話の流れ上、性的な表現が多数含まれます。18歳未満の方はご遠慮頂いた方がいいかもしれません。)

 今から15年も前の話である。
 私はその頃、大阪の堺市にある大病院の研修医を ....
海に行きたい 
海を見に行きたい 
海を見に           行ってはならない

麦チョコのかたちをした貝殻が
ついたウソになんか
だまされるな         いってはならない

 ....
冬の夜だった
大声で泣いた記憶がある

涙でぐしょぐしょになりながら
鼻水をだらだら垂らしながら
言葉にならない叫び声をあげて

悔しかった
ただ悔しかった

失ってしまったから
 ....
ひだりの小指がなくなった

寒かったから
すこしだけ
ウォッカを飲んで

それから
アヴァンギャルドなんて
もう死んだよって
だれかが云う

いつかレコード屋で
聴いたような
 ....
弱い私に……

負けない
つまづいても
孤独に震えても

君に恋をした
ずっとメールの返事がこない
そんな不安も

死を知った時
生きる大切さを知った
そんなことだって

 ....
恐れてもいいんだよ


強く繊細な瞳に映るその全てを


それでも僕らは待っているから


西陽が差し込むこの部屋で
空を見上げた
あまりに高い空なので
空に落ちていく妄想に
とらわれた

空の片隅には
誰かが切り飛ばした
爪のような
透けた細い月が出ていた

重力はその物理法則を
放棄して足は ....
雪はまだ止まないが
長かった冬の休みは
もうそろそろ終わる
約束の時だ
僕は自由になる

雪に閉ざされた家の中で
話し相手になってくれた
君の名前を僕は知らない
けれども
僕は満足 ....
日溜まりの青空でダンスを踊る君は
或る日
突然
斑模様の水面となって
5番目のドアを叩き続ける
まるでドラムのように
5番目のドアを叩き続ける
まるで魂の叫びのように

自分が何者な ....
友人のバイクの
後部座席
奥多摩へのツーリングの途中
立ち寄った駄菓子屋
なつかしの
銀玉ピストルを見つけた

彼は おもしろそうに
ピストルを手にして
銃口をぼくにむけた

ぼ ....
この苦しみが何処まで続くのか
この悲しみが何処まで届くのか

君よ 君よ

呼んでも振り返らない君よ

この痛みを何処まで分けられるのか
この安らぎを何処まで与えられるのか

君よ ....
アンパンマンは正義の味方
弱い者が困っている時
誰かに助けを求める時
アンパンマンはやってくる
「やめるんだ!」

アンパンマンはかっこいい
誰もが一度は認めたはずなのに
いつからみん ....
生まれたことを
ふだんから考えているかわからないで

生まれたことにささる月影がきれいで
わたしはここにいました

犬が吠えていて
寒くて
でも
少しずつ
結晶になる世界
お母さ ....
喪中はがきのイラストに
スズランの写真をのせてみる
あの人は 花が好きだった
だから もう
それでいいよと親がいう

何十年払い続けた
「年金」を
あともう少しで受け取れるというときに ....
プロント入ったアキバのサテンで
何故か君に出会ったよ
孤独な魂の叫びを聴きたいと
君は誓いのリングを探す旅に出た
確かにこのサテンはネットで繋がっている
居ながらにして魂たちの叫びを聴く事は ....
初春のみずうみに映る景色を
刻々と塗り替えて
青かったり
赤かったりする

目一杯に膨らませた
君の頬を指先で弾けば
凍えた朝の軒先に
透き通った氷柱を見つけ

曖昧な気配の裾を払 ....
一月の風が
凍りつく 窓を叩く
眠りに至らぬ 冷たい夜半
明日出て行く この部屋を
片付けても 片付けても
きりがない
少女の玩具は 置いてゆこう
がらくたに 埋もれた
わたしの魂よ  ....
奥津 強さんのおすすめリスト(183)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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七月。(1- ミクタギ ...自由詩306-1-29
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Chance!- 阿麻自由詩9*06-1-27
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涙という名の勇気- 和泉 誠自由詩3*06-1-16
雨の降る路地裏で- 馬場 こ ...自由詩506-1-16
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たぶん君宛の手紙- 和泉 誠自由詩2*06-1-11
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届かない叫び- 李音自由詩1*06-1-7
アンパンマンと呼ばれた私の弟- 和泉 誠自由詩506-1-7
生まれたことを- 石川和広自由詩11*06-1-6
スズラン- 阿麻自由詩20*06-1-6
Coffee_Beat- 恋月 ぴ ...自由詩11*06-1-6
頌春歌- 恋月 ぴ ...自由詩12*06-1-3
ふゆものがたり- スイレン ...自由詩11*06-1-2

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