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あたしは言葉遊びを愛している

創りものの仮面を鎧っていても

48の文字を舌の上で転がして

ギュッと絞ったあたしらしさを

指先から滴らせて紙面に散らす

オブラートにそっ ....
おもしろおかしく生きているけど
この頃ゴールと叫ぶ喜びはない

サッカーとは相性が悪いのか
2時間近く応援しながら見ていても
あ〜惜しいという悲鳴ばかりで
ふっとよそ見した瞬間に点が入 ....
あたしの心の奥底に
善と悪のふたごがちんまり住んでいる

哀しい事があるたびに
鏡の中の世界だと言い聞かせ
嬉しい事があると
これが当たり前だと言う現金な奴ら

言い訳上手なあたし ....
順繰りに咲き誇る花々は
緑に浮かぶ星の煌めき

晴れ晴れとジューンブライドになるはずが
ほんのちょっぴり なみだ顔

夜の帳の降りる時間も
知らぬ間に間延びして
雲がたれ込めている ....
おっぱいなんて所詮脂肪のかたまりで
手のひらに余る重量感にホッとしながらも
そのすぐ下に控えるくびれに
そこはかとない微妙な崩れを見つける恐怖
脂肪も依る年並に頑固になっていくようで
ち ....
5月の天空の傘は雨漏りばかり

途中下車してコインロッカーで

制服を脱ぐのも板についた頃

初夏の爽やかさを置き去りにして

入梅前の隙間を夏空が我が物顔で占拠中

教室の片 ....
命と言うたった一枚の切符を
御旗に掲げて一生懸命生きている
それが当たり前

死という地雷が
どこに埋められているかは
神のみぞ知るところでしょう

すると今だって
戦国時代と言 ....
好きだと言った僕に
君が恥ずかしそうにうなずいた
門限を気にしながらのはじめてのデート
なかなか さよならと言えやしなかった
沈む夕日があい色の空を薔薇色に変え
見つめる君の頬も染まっていっ ....
衝動買いしたあたらしい
さくら色のミュールは
今日もぽつねんとお留守番
靴箱で雨音を聞いている

いつものズックを取り出して
水たまりもひとっとび
バスぎりぎりまで朝寝坊

 ....
うちの紫陽花は
空に恋したスカイブルー
緑濃くなる毎日に
徐々に徐々に青ざめていく
雨にけぶる緑に
空が忘れないでと
呟いていくの
鈍色の雲に覆われた空は
湿り気よりも寒さを貼り付かせ
初夏のはずの陽気に楔を打ち込む

絶対、赤が足りない

蓄積されていくのは垢ばかり
くすぶっていく気分は盛り上がらず
爽やかな ....
日本から3時間半、高度に慣れた躰は世界初の時速431キロの風景に晒される。南京ロードに花吹雪は散らない。圧倒的な人ごみが蹴散らす埃が舞う。暗躍するのはスパイではなくスリばかり。資本主義の国で引 .... 詩人はロマンチストでなくてはならない

詩人は飢えているのが良い

詩人は孤高を貫くべきかもしれない

詩人は言葉に剣を隠し持っている

詩人は無口だけど饒舌な筆力が必要である
 ....
うっとうしい毎日
何もしたくなくって
喧噪の中で友達の声が
頭上を漫然と通過していく

雨が降っているのを見るのが好き
出かけたくない理由が
優しく降り込めてくれるようで

 ....
ちょっと熱っぽいかな
連休明けで仕事立て込んでたっけ
明日休めないや
また雨だ

ねぇ、るぅるぅ

雨って
風邪を引いてないか
寝込んでいないか
ちゃんと食べてるだろうかと
心配 ....
鬱屈した毎日にドット柄

カーテンをひいたみたい

密閉された浴室のようで

じっとりと纏わりつく熱

乳白色の気持ちはブルー

日に当てないと黴ちゃう

雨はブルーチーズタイ ....
寄りかかった柱の
  きずあとを指でなぞる

地面すれすれまで
  しおたれた こいの
    恨めしげな ギョロ目
      ソヨともなびかず

すみきった あおは
   ....
フルルフルルと
大地を震わせ
雨が降る
ふわっとむずむず
芽吹いて緑

ちっちゃくても
若芽はやっぱり
イチョウ型

ハンガーの代わりに
お寝坊な樹々の若枝を
ポッキリ ....
幸せの真理はいまだによく解らない

蹴飛ばしてくるおなかを摩りながら

この夏母になる彼女はうれしそうで

生まれるのを 抗っているようだと

なんとなく感じてしまったあたしは ....
知っているのに

知らない振りをする優しさや

わからないのに

解った振りをする優しさより

弱肉強食の今日

千尋の谷に突き落とすような

ライオンの優しさが

欲 ....
スモッグか春霞のせいか
メラメラと焼き尽くす朝焼けはない
セロファンに透かしたような太陽
掴めそうな不吉

それでも朝の鼓動は姦しい
チュン チュン チュンと 
ことりは さえず ....
萌え出ずる若葉の頃、
1匹の灰色狼が池のほとりに佇んでおりました。
なんということもなく、お腹いっぱいで、
ひらひらと舞い落ちる華筏が造る波紋を
ぼんやりと眺め、いつの間にか、
うつ ....
春のスウィッチはさくら色
澱んでしまった想いもほどかれる

咲いた咲いた春が咲いた

萌黄いろのそよ風に乗って
ほんのりと街が色づいていく

ふらふらと漂い気分浮上中

山からの冷 ....
爛漫の春、日の光を一心に集めて
桜は夜に発光して花吹雪を降らす

花びらを拾い集めたその手
今は傘の花を咲かし
砕け散ったこころを
ジグゾーパズルのように
張り合わせる

欠 ....
抜けるような蒼い空の向こうに

煌めく未来があると信じていた

薄紅色の蜃気楼のような架け橋

ピカピカの一年生といっしょに

駆け抜けていったのは希望の花

凍てつく寒さ ....
ねぇ、あなた
あたしが博士から手紙が来たのよって言ったら
誰からだと思う?

今だったら数学を愛しているあの博士からかしら
記憶が80分しか持たないあの博士
そう、あの博士

 ....
早速、ゴルコンダをググったら
ゲっ実際に存在していたのかよ

何だよ?1512年-1618年まで
ムガール帝国がイスラム教を
統一した時滅びたようだけど

近世デカン東部にあった ....
あんなにとんがっていた
風が柔らかくなると
空の蒼さも淡くなる

宵闇の中に
花の甘さが混ざり

夜気がねっとりと
絡み付いてくると

春は恋の季節

だから

あ ....
あぁ、今日も朝日が昇る
坊さんがひとり佇む
ガリレオ・ガリレイを吸って吐き出した
今は三時三十三分
ルンルン留守番上手な瑠璃カケス
なんだ坂こんだ坂
苦労ばかりが張り付いて
ろくでなしを ....
厳しかった今年の冬の寒さに
思わず手にした鰐の着ぐるみ
澱んだ日常の沼地にひっそり
停滞中の鰐輪にくろこだいる

しとしとピチョンと桜色の雨降る日曜日
菱形の鎧はギシギシと軋ん ....
阿麻さんのかおるさんおすすめリスト(109)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
*果汁100%*- かおる自由詩6*06-6-21
*ゴール*- かおる自由詩9*06-6-19
*ふたごパラドックス*- かおる自由詩8*06-6-16
*雨にさらわれたあしたへ*- かおる自由詩9*06-6-11
*武装*- かおる自由詩11*06-6-8
*平日の亡命*- かおる自由詩11*06-6-5
*今も*- かおる自由詩9*06-6-3
*僕たちは声を殺して手をつなぐ*- かおる自由詩10*06-5-28
*あたらしい武器*- かおる自由詩10*06-5-26
*あじさい*- かおる携帯写真+ ...9*06-5-24
*_(´・ω・`)*- かおる自由詩5*06-5-20
*豹、その速さで壊れるな*- かおる自由詩7*06-5-16
*美しき誤解*- かおる自由詩5*06-5-14
*ト音記号*- かおる自由詩9*06-5-12
*体温計*- かおる自由詩5*06-5-10
*浴室密閉ブルーチーズタイム*- かおる自由詩4*06-5-7
*ちまき*- かおる自由詩10*06-5-1
*春を埋ける*- かおる自由詩7*06-4-28
*美しき謎*- かおる自由詩5*06-4-24
*優しさ*- かおる自由詩9*06-4-22
*その、平穏*- かおる自由詩9*06-4-20
*満腹なおおかみ*- かおる自由詩4*06-4-15
*春を見にいく*- かおる自由詩6*06-4-14
*花散らし*- かおる自由詩10*06-4-12
*みらい*- かおる自由詩11*06-4-9
*博士からの手紙*- かおる自由詩5*06-4-7
*ゴルコンダ王国*- かおる自由詩5*06-4-5
*_ドイタドイタ!(‾ε‾(☆\(‾ー‾)/☆)‾3‾)トウ ...- かおる自由詩4*06-3-25
*あーがいるなくろこだいるはころもがえきぼう*- かおる自由詩6*06-3-24
*アーガイルなクロコダイルは衣替え希望*- かおる自由詩7*06-3-22

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