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ゆたかな木
夏の雲みたいにわきおこる
しずかに立っているようで
たくさんの声をもつ
ゆたかな木
鳥たちの翼を夜からまもり
どんな風も受けとめ
星のひかりに運ば ....
いいにおいがするよ
ひとがゆくところ
いいにおいがいっぱいするよな
かぜにさそわれ
やさいがやさしくいためられ
そっとおはしがならんで
みずまきのてをやすめると
....
落ち葉をひろって
たったそれだけのことで
一日が眠りつく
つらい、けれど大切な別離があって
急にころがる
あなたの ひとつぶ
それを どうか嘆かないで
中心に感じて
....
海は準備活動を終え
ひらかれるのをを待っている
次つぎと飛沫をあげくる
首から下が海にとっては
たくさんの人間達のように
いつかは愛したいよ
あの空の
離れるほどそそ ....
カメラを構え
しんと静まる
あの感じ
シャッターが切れる直前の
無限に近い感じ
出来上がる
誰にも見せられない
風景にしてしまった
取り返しのつかない
圧 ....
積乱雲を想って
紫の渦あじさい
順呼気に澄む
ふくらみ過ぎた花と緑は
まるで巨大なくるみ型の舟
或いは脳みそ
私はミソスープに伸ばした腕を
食卓の
小鉢に触れたいと ....
撹拌された
街の音や願いが
クラシック風の音形をなぞる
やわらかな丘の群で拾われる古代
おしゃべりな小鳥
衰弱しかないその聲に
仮託された笑みは
発点してしまえばいい ....
窓に触れたグラス
あたたかい湯気は
あまいかおりにみちて
ふるい指のあとだけ
けぶれずいました
扉の向こうはいつも雪
雪がじまんの町だから
子どもらはいつも元気で
....
雨がふっている
雨がふると
星が丸いな と思う
水は火になれ
力にもなれ
私もまた
雨がふっている
雨がふると
心が濡れた と思う
水にお ....
ことばが増えていた
ことばを手に入れた
たまに 点検するじゃないですか
ことばを隠す
個人的な理由や理解が濁ってく中で
だって あんなに仲良かった語句が突然禁句
そんな そんな横やりや ....
自分が 今
何を 話しているのか分らない
どんな顔をして
すこしづつ
すこしづつ積みあげてきたものを
何故つき崩す必要があるのか
私は怒っていた
泡がぶくぶくと脹 ....
欠けた器の思い出
揺れるしっぽの影
欄干がつかむ 空を見れば
交すことばだけ難しく
雲も 風も
どれもめずらしく
川面めがけて 飛び立てた
君と回転した
夏はいく ....
シャッターを落とす
あのざっくりとした硬さ
断ち切り目に
憧れた子ども
これっきり然とした震撼も
つかの間フイルムを失うと
空間に倣う
一度きりのはずの人生で
く ....
サーカスが 人を見ている
見られる花は 全て疑問符
魅入られた弾丸 つと笑う
笑う 想いを、誰も嬉しいとしてくれない
違う 幻想しちゃう 衆人環視
引きずれ 痛み 鮮やかに保つ
よく見 ....
はじめ 波に生まれた感情
つのり 膜をゆっくり震わせた
音は 太古の海を あたためるような
音楽となり いのちを紡ぐ
例えばそう
ひかがみ、おとがい 耳朶 耳穴
それら座標が 定めにく ....
華のかたちをしている石だ
強く 耳を押しあて
囁きが澄む
落ちる礫が
空を また坂のぼる
長い物語だもの、幼魚だと
思っていたこの身体も
つかの間 魚に成って
....
その人は 軀がうすく
流れをまとい あたたかくして
偶然まとまった
誠実な想いや 花のかおりなど
求めなかった
誰にもひらかない
固くひき結んだ 白い口を
譲らなかった
遠ざ ....
壊れた時計を
見えない
誰かが動かしていて
磨かれた姿を
にせた貝殻
月に凪ぎ 水辺に浮かぶ
街ですれ違う
あの娘と似た服がきらい
掴んだ鋏を布にすべらし
回転する午後は
苺硝 ....
美しいもの
今 光のなか
美しくなる夕べ
風の川に
鳥も 花もあって
私もゆっくり
とけてゆく
とけた私を見ると
どうしても 幾つかの
悪くて ....
ふたり
ふたりにしか
出来ないことをしよう
ふたりきりで 話そう
もしも 意味が違っても
見つかるのを 一緒に探そう
*
ここでしゃがんで
....
日朗歩野さんのsoft_machineさんおすすめリスト
(20)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ゆたかな木
-
soft_machine
自由詩
15*
23-9-19
におい
-
soft_machine
自由詩
8*
23-8-24
なみだ
-
soft_machine
自由詩
7*
23-7-14
海びらき
-
soft_machine
自由詩
4
23-7-6
カメラ#2
-
soft_machine
自由詩
5*
23-6-28
六月
-
soft_machine
自由詩
8*
23-6-16
やわらかい丘
-
soft_machine
自由詩
4
23-6-10
白いだけで
-
soft_machine
自由詩
4*
23-6-10
あめ
-
soft_machine
自由詩
3*
23-6-8
数える月にはこと欠かない
-
soft_machine
自由詩
1
23-6-7
それは_きっと
-
soft_machine
自由詩
1
23-6-6
ふさぐ夏
-
soft_machine
自由詩
1
23-6-6
カメラ
-
soft_machine
自由詩
8*
23-6-3
サーカス_ガンズ_銃と薔薇
-
soft_machine
自由詩
2
23-6-2
ひとつの音楽
-
soft_machine
自由詩
2
23-6-1
華の立て髪
-
soft_machine
自由詩
2
23-6-1
かぐや
-
soft_machine
自由詩
3
23-5-27
ことば_かけら
-
soft_machine
自由詩
2
23-5-27
美しいもの
-
soft_machine
自由詩
3
23-5-22
ふたり
-
soft_machine
自由詩
3
23-5-18
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