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  わたしの中に森が生まれたとき
  その枝は音もなく広げられた
  指先から胸へと続く水脈に
  細く流れてゆく愛と
  時おり流れを乱す悲しみ



  わたしを立ち止まら ....
  やさしさの
  形は何かと尋ねたら
  君は丸だと答えたね
  金柑蜜柑夏蜜柑
  すこやかに香り

 
  夕暮れの
  色は何かと尋ねたら
  君はまっすぐ指差して
 ....
  
  *バレリーナ


  古びたオルゴールの蓋を開けると、バレリーナがくるくると踊りだす。
  それから、名前を思い出せない曲がゆっくりと流れ出した。
  黒猫は、もう随分前からくも ....
久米一晃さんの嘉野千尋さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
森の風景- 嘉野千尋自由詩36*05-8-12
金柑蜜柑夏蜜柑- 嘉野千尋自由詩12*05-6-22
黒猫と少年(6)- 嘉野千尋散文(批評 ...7*05-4-20

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