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にっこりと笑った仮面をはずすと またにっこりと笑った仮面がある

そのにっこりと笑った仮面をはずすと またにっこりと笑った仮面がある

どんどんと剥がして 気がついたら仮面しか落ちてなかった
　.... ぼくらがこどもを産むのは当然で
それはぼくらが夢のこどもを
たくさん
胸の内に飼っているからだ

ときどき、芽を出すそれらは
波のように
人生を翻弄し、ぼくらをゆりかごへと戻す
それで　.... 今も覚えてる。
素っ気ない茶封筒。
ボールペンで書かれた名前。

八枚と、一枚と、三枚。
四枚と、二枚。

一ヶ月はぺらぺらしていた。

時間について考えた。　.... ある日の夕方
ポチは神妙な顔をして
私の前におすわりをして
喋りはじめた

ねぇ。
ボクはずっと前から考えていたのだけど
どうして人は平気で人を傷つけたり
いがみ合ってみたり
　.... ミラーハウスで求め合わないか

前と
後ろと
右と左と
斜め、っていう曖昧な角度も
加えて
つまりはすべて

求め合う姿は
すべてに映るさ
求め合うふたりに
すべてを魅せる　.... 紅さし指で
この唇をなぞっておくれ

宵をにぎわす祭りの夜に
提灯ゆらり


光はたぶんに
正しいものだけ捕まえる
ほら
燃える可憐な蛾がひとつ

短命ながらも風情をもって　.... 黄昏が
輪郭を奪い

ネオンが灯りだした
町並みの真上

薄雲に隠れ
ほのかに
きょうの月

ああ
そうか

僕は君の
輝きばかりを追い求めて
ついにその形を
知ること　.... もともと性に合わないんだ

優しくされるのも
穏やかになるのも
まんざらではなかったけれど

もともと性に合わないんだ


じっと見つめてごらん
鉄塔のもっと上

じっと聞　.... ほら、見てごらん
無数の蛍　　
無数の蝶々

せっかく部屋を暗くしたのに

ほら、見てごらん
僕らはすっかり取り囲まれてる


吐息、ひとつ
（甘く、美味）

喘ぎ、ひと　.... 夜の果てで
黒い鳥は歌う
その破れた羽根で
羽ばたこうとしながら

そう
ずっとこの時を
待っていたんだろう
目覚める
この時がくるのを

夜の果てで
黒い鳥は歌う
その盲い　.... 多感な馬鹿
果敢な馬鹿
彼岸の馬鹿
此岸の馬鹿
対岸の馬鹿

たおやかな馬鹿
物静かな馬鹿
小うるさい馬鹿
夢見る馬鹿
現実の馬鹿
石橋を敲いて渡る

三途の川も馬鹿
地獄　.... その確率で失うものがあるのなら
その確率で得られるものも
きっとある

味わった悲しみは
次の喜びを増すためにあると
誰かが言っていました
先日花見にでかけたのですが
今年の桜は遅く満　.... 始まりの声に耳をすませば
それは静かでも力強いことに気づく

あなたは
不確かな未来を希望にからめて
堅く結んだ約束を口ずさむ
こぼれたいくつかは落下して砕け散っても
受け止めたいく　.... 記憶は
思い出に似ていて
にどと戻りはしないのに
私の体を小刻みにふるわせる

港町の風景が逆光の影のように
寒くてしょうがないのはきっと
季節を呪った
ブランコのせい

吹きかけ　.... あたしはね。
あたしは、本当は、こんなコト言いたくないんだよ。
本当は、もっと、綺麗なものを、綺麗な言葉を、言いたい。
だけど、綺麗なものが逃げていくんだろうか、
綺麗なものな　.... あの日を境に、別々の道を歩んだ二人
このまま手をつないで
ずっと温もりがあるはずの未来
一瞬にして消えた
今日は一人で晩ごはん


ラーメンの香りにつられた
「金が無くてごめん」
い　.... 梅雨明けの午後３時、
高架化成った西武池袋線桜台駅。
昼飯食いそびれた背広姿のサラリーマン（俺）が
ベンチにて団子３串にかぶりつく。


頭ン中にはお気楽な音楽。
「カリフォルニア、　.... ［へりくつのうた］


へりくつりくつ
かたっぽのくつ
へりくつりくつ
くらいどうくつ
へりくつりくつ
なんてたいくつ





［たらたらのうた］


　.... 積み重ねられるものなんだよ
我々は
と，
棚に置かれた網籠の呟きが
聞こえる

そのことに
何かを見出すつもりは
無いと，

店先にあって，
彼らは
無駄ではないが，
添え物　....

アザラシと戦うんださんの自由詩おすすめリスト（169）
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