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オレンジ色に染まる公園で
僕はひとりかくれんぼうをする

ぞうさんのすべり台の上で
数を百までかぞえても
僕を探しに来る子はだあれもいない

風が気まぐれに揺らすぶらんこの
長くのびた ....
あの時着けてた仮面は
どれだったかしら?

結構評判良かったから
今日もアレで行こうと思ってたのに〜

あっそうか先週●●ちゃんに
貸したんだっけ

困ったなぁ
う〜ん
しょうが ....
抱きしめて
あたしがあたしでいられるように
ちいさな子どもみたいに
あやして

ぎゅうぎゅうでしんじゃいたいよ
息ができなくなる
圧迫じゃなくてせつなさで
考えただけでしあわせ
 ....
降りしきる
こなゆきだった、と
私は思う

ただ
あなたを追いかけて
苦しく舞った

それは
視界をさえぎるばかり
あなたは
低く目を閉じた

小さく
積もる場所があり
 ....
遅い空に浮かぶ お月さまは おぼろ
ちりぢりの瞬きに戸惑いを覚えられましたのか
ぎこちなく上る
冬は寒すぎて白く曇った硝子越しに
遠くに住む貴方を思います
いつ会えるのか指折り数えては
その数だけ溜息を静かに床に落として

ソファに横たえた身体はまだ貴方を覚えている、
あの日の分の温 ....
月に照らされ 蒼白く光を放つ雪に抱かれ

睫も凍った午前0時

指先はとうに痺れ かじかんだ爪先に雪の音

煙突から登る煙りは上昇を止め

瞬きもせず散りばめられた星明かり ....
蒼く染まった心が ね
時々紅く点滅して ね

泣きじゃくる

幼い子供のように
わけもなく

夜の帳の中で ね
あなたが抱きしめてくれて ね

点滅した赤が ね
ゆっくり蒼に戻 ....
誰も彼も僕なんか見ていない
判っているんだよ
頭ではちゃんと気付いているんだ
だけど僕は誰よりも醜いからね
街を歩いちゃいけないんだ

気にも留められないって
判っているんだよ
どうし ....
誤解していた

満たされたはずの 海が
遠くひいていくような
それは

あなたの意味が乾いていく

雑踏の中で
あるいは
読みかけの本 
ぱたんと 閉じて

私の中にある
 ....
氷花咲いて 冷たく

紫色の唇噛んで

凍える手に息を吹きかける

冬の寒さ今は遠く遡る過去

ねむの木そっと

紫の綿毛咲かせ

触れる指先震える葉

夏の暑さ少し緩んで ....
蒼く染め上げて欲しいの

もっと もっと もっと

叶わない夢を見たいから

もっと もっと もっと

狐の染物屋

泪色の染料を

袖に染め付け

蒼い鳥

空に舞う ....
月に侵食されて私たち

どこへ向かうというのか

森は遠く雪は深く

車道の雪は歩みを遅め

靴に沁み込む水が

僕を

惨めな気分にさせるんだ

凍りついた雪が

シ ....
ねえ、まだ起きてる?
くたくたに疲れたよ

朝から晩まで働いて
晩から夜中まで働いて

もう限界

目が見えないよ
耳が鳴るよ

腕が震えるよ
足もがたがただよ

何もいら ....
子供の頃
僕の住んでいる街に薄汚い工業都市だったけど
老舗のデパートが一軒だけあって
母に連れられて買い物をした後で
いつも階段の下の小さなフロアーにある
赤い看板のスタンドに立ち寄るのが
 ....
慰めではなく
その場しのぎのお世辞でなく
ただの本心から

「自分を美しいと思う女より
自分は美しくなれると思う女の方が美しい」

そう言ってくれた人がいる。

百万のことばに傷つけ ....
真冬の冷たい部屋の片隅
忘れられた想い出一つ
いつの間に忘れてしまったんだろう
甘く切なく優しかったあの日の想い出

気の利いた言葉とか態度とか
大事なのはそんなものではなく
「今」を一 ....
僕がなかなか寝ないので
ママが「おやすみなさい」の森へ
行きなさいと言った
僕はしかたがないので
安心毛布を引きずって
「おやすみなさい」の森へ向かう

森は暗くて静かだった
誰もいな ....
少しでも近くにおりたいんや、と言われたから
何センチくらい?と聞いた
0センチに決まってるやんけ、と君が言うから
キスをした

それはまだふたりが出会って間もないころ
ふたりは夢中にな ....
闇に押し潰されて
ぺたんこのあたしと
黒猫いっぴき
三日月の下

『ねこ、ねこ』
ぺたんこのあたしはぺたんこの声
黒猫はにゃあと、
やけに現実でただいっぴき

おまえはあたしを愛し ....
あの日から、
耳鳴りが やまないんだ


いろんな場所が、
いろんなものが、
こわくなっていったんだ

その場所も、
ほんとは、そのひとつだったんだ

それでも、
なにかを ふ ....
昨日は其処には無かった窓から
招待状を携えて
使者の使者があらわれた
見おろすと路上はすっかり{ルビ鈍色=にびいろ}の流動体と化していて
あちこちのビルの歪んだ非常階段に
コロスが点在してい ....
君の笑顔
ワスレラレナクテ…

目覚めて
再び 夢の中

オーバーラップさせるセリフが
私 悲しませて
もう
声にもならないや

夢はサンクチュアリ
どうか消えないで…

 ....
水面の歌う声
月をも遠ざける
まるみがかった夜の漣

騙された雲は空を去り
世界が空に包まれた
朝はもう 来ない

額のしわを撫でながら
小男が河原を跳ねる
青白い夜のざ ....
もう覚えられないよ
これ以上
きみ以外の なにを
忘れないようにって、願う必要があるの

自分のものじゃない心音を
この耳で聞き取るすべをさがして
そのときを夢に見て
いつか「とまらな ....
過去からも未来からも見捨てられた記憶を
棚の何処にしまおうか迷って夢にする

どこからだろうと
どこまでだろうと
真っ青な背景で僕は君の夢を見る


それはしあわせで しあわせで しあ ....
まっちをすって
何が見えるのかと聞かれたときも
ただもういないおばあちゃんが見えるのと
悪い男達をだましたの
まっちを売って
ご飯なんか手に入らないから
わたしの無垢だった心を売って
世 ....
もう何も視たくは無いのだ。


赭い花を手折りたいと思い、庭へ降りたは良いが
一面の花の群れにふと恐ろしく成ってしまう。
どれを選んでも
触れた途端に枯れてしまいそうだ。
其れを嗤って見 ....
それは天へ向かって続いているのか
ほの暗い奈落へと続いているのか
立ち止まった時、よく考えてみるがいい。
自分がどちらを選ぶべきなのかを。

その夢のように美しい線上で。
淡い紫煙の霞 ....
夏は逝くのだと思う

春や秋冬は毎回 同じものが回っているのに

夏だけは毎年燃え尽きてしまうのだと思う

少年の肌や少女の心に深く爪痕を残して

印象づけておきながら

潮のよう ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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ロングキス_グッドナイト- うめバア自由詩907-1-13
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あ、すき(マイナスで)- lazy自由詩11*06-12-21
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611号室への招待状- 塔野夏子自由詩6*06-10-15
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