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正午過ぎには
クリーニング屋がYシャツを届けにくるので
僕は部屋で待ってます
感動をお届けするために今日は ....
倒れた自転車から音は聞こえない。
コインロッカーに花束を忘れてきた。
クレーン車の輪郭が闇に消える。
花壇の整列した花々で指先を切った。
低気圧、靴紐を揺らす。
埋められ ....
熱を嫌う
冬の午前十時
錆びた手すりに
もたれて
こめかみを撃ち抜く
動物園に火をつける
噴水は枯れた
飼育員の首吊り死体
食らいつく ....
こんなにもまっすぐ前が見えて
とにかく死にそうだ
街路樹の下に落ちた影が
決められてもいないのに
光を失う
道の先で
郵便配達夫が方向転換する
それ ....
自分について語れない
夕陽が野原の風にすくわれて波となる
オレンジ色に染まった水色の傘が
骨組みだけ愛してと
叫んでいる
こうやって立っていると
....
ぼくはすきなひとがいていなくなって
かなしむことができませんでした
ぼくはおはなにみずをやるのがすきで
まいにちそうしておはなはかれました
ぼくにはあなが ....
足の裏に体重がある
芝生は必要な分だけ沈む
暗がりの松林を背に湾岸高速が走る
ゴミ箱と水道の蛇口には距離があって
その間に
水色の作業着の男が一人立ってい ....
走りだした豚カツを追いかけてるうちに
衣が逃げ出す
トマトジュースの飲み過ぎで
生命の機関誌 発売禁止
おれの部屋でトウモロコシ畑が広がる
レモンを見ると塞ぎ込む ....
僕らはいつから座っていたのだろう
小高い丘の公園の白い階段には
砂が混じっていて
何かしゃべってるときでさえ
いつも居心地の悪い摩擦を感じていた
時間が透けて見え ....
シルクハットの手品師は
自分の姿を消しました
種も仕掛けもなかったので
もう元には戻らないのでした
相棒の鳩は
空を飛んでいます
エスカレータの
頭上
鳩の巣
歩く歩道を
歩く人
売られてゆく
手すりの色は
声枯れの黒
反対側
ガラス細工の壁
地 ....
工事現場の
オレンジと黒の看板の上で
蛇のように這った赤のランプが
入れ替わり
点滅してた
土の山に停まったショベルカーが
深呼吸して
街の明かりはほとんど
....
湾鶴さんのカンチェルスキスさんおすすめリスト
(12)
タイトル
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正午過ぎにはクリーニング屋がYシャツを届けにくるので僕は部屋 ...
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カンチェ ...
自由詩
20*
04-8-19
埋められた飛行機に乗っている
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カンチェ ...
自由詩
14*
04-7-30
スローモーションの象
-
カンチェ ...
自由詩
12*
04-7-29
不在
-
カンチェ ...
自由詩
8*
04-6-14
水色の傘
-
カンチェ ...
自由詩
6*
04-6-11
ちるどしつ
-
カンチェ ...
自由詩
13*
04-6-9
足の裏に体重がある
-
カンチェ ...
自由詩
9
04-6-1
洗面器
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カンチェ ...
自由詩
2*
04-4-9
夢の記述
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カンチェ ...
自由詩
6*
04-4-5
消滅のしかた
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カンチェ ...
自由詩
9*
04-3-25
経路
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カンチェ ...
自由詩
1*
04-3-24
ハードボイルドエッグ2&シャワー1
-
カンチェ ...
自由詩
9*
04-2-2
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