最終バスは一番後ろの席に座るのです
何となくそれが習性になっているのは
そこからは町の様子がよく見渡せるからです

蒼い街灯の下でたたずんでいる
停車場の表示を運転手は調子よく
鼻歌まじり ....
飛び込み台の上に立つ女
もちろん服は着ている

回送の飛行船が夕方のまぶたをなぞれば
陽は瞑ってシジミ売り屋が喘ぐ

学生は皆帰ってしまって
校庭には
スクールバンド部のトランペットと ....
目を閉じてもつづく光のかたち
夜を甘く噛むかたち
傷が傷を呼ぶかたち
ふたつの音がすれちがい
ひとつの声になるかたち


蒼にそよぐ蒼のしじま
ざらざらとつづく明るい道 ....
わかれみち夕陽が君を支配する今日ほど夕陽を妬んだ日はない

落胆と転がる小石と空の雲蟻の巣すずめ手をつなぐ最後

焼け爛れ燃えゆく西日吸い込めばわたしに残る君は焦げるか

ままごとの続きと ....
モノを置かないでください
と張り紙のあるところに
モノを置いた

そんな些細なことがきっかけで
そんな些細なことの積み重ねだったのだろう

「いつもの」
そう修飾された朝は
あっ ....
強い信念があれば
幼子の指一本で
巨人を倒すことも出来る
二機の飛行機が
大国の象徴を滅ぼしたように

しかしその信念は歪んでいたために
多くの生命を無駄に奪い
 ....
自分の投稿した作品にポイントが入ると、嬉しいです。
それはもう、半端じゃなく嬉しいです。

一応は「良い」という証としてのポイントであります。
しかし、「頑張れ!」だとか「仕方がないなぁ」だと ....
古い雲の向こうには

面影が ひとつ 笑っていて

見えないのだけれども

残っている断片が

さらさらと流れていくように

交わっていくのだね



記憶
 ....
火の粉は

陽の寝そべる雪原に降りそそぎ

炎に弾ける冬毛の音が

なにもない空を跳ねてゆく

うさぎは

しおれた耳の先を焦がす

遠い朝に添えられた指先を

食んでいた ....
金の波間に
言葉と音が浮き沈み
混じることなく重なりつづけ
打ち寄せては打ち寄せてはうたになる


飴色の鉄が道を分け
しなるかたちを鳥はなぞる
あつさ あたたかさ
 ....
三発目のライダーキックが、
不発に終わった時。
ジューの命運は尽きていた。

だが、
ここで敗北を、
認める事は出来ない。

来る金目鯛星人の襲撃を、
眼前に ....
クーポン・マガジンを
道端で受け取り
5メートル先で
同じ
クーポン・マガジンを
渡される
5メートル×5回

5冊の
クーポン・マガジンを
5人の友人に配り
酒場をハシゴに
 ....
明日をうたがい おそれながら
大審問の つらい夢からさめる
また朝の
灼金のひかりのなかに立ち
荒野のひつじのむれを見る 
さくら かんざし
あかねの 鼻緒

ねむりの いわおに 
腰かけ
仰ぐ 


ちり ち り りん
金魚の尾ひれが 
風鈴を蹴る

ちり ち り りん
黄色の帯と 
左手 
 ....
 数々の思い出重ねて、今日がある。
 誰も知らない 明日の風

 思いどうりにならない、日々の中で

 真っ直ぐに道を歩きたいと思いつつも
 いつのまにか、僕も罪を犯してる
 
 生き ....
ふう

夏が終わろうとしてる


僕はきみと
冷たいキスがしたくてさ?

氷の入ったグラスから
たくさんの水を飲んだ



そしたらハラグアイが
少しね



夏の終わりは
そんなアンニュイ
にゃはは♪

我輩は猫である

たまには笑っても見せるのさ
+TATOOの悲しみ

 水商売をもれなく売女と呼ぶ
 その在庫表の端には
 くたびれたドラえもんが描かれている

 規則正しく働ける
 抜け目ない線とスイッチの裏の
 せわし ....
エービーシー派



キクマノリ現象が日々日常化すると
ABCの代わりになると言うのですが
エービーシー派には通じない
片手で殺してやろうとかと脅される
危機奇々怪々の剥げ親父の背中
 ....
ミルクが欲しい1歳は
男が欲しい21歳に
あっけなく捨て去られる

新しいゲームソフトが欲しい12歳が
プラダが欲しい32歳の
財布から金を抜き取る

夢が欲しい33歳は
安定が欲し ....
昨日 いつも市場で会う少年と水遊びをしたとき
「お兄ちゃん、腕まくりが似合うね」って言われて
戸惑って
戸惑ってしまったまま 朝が来て起き上がる
いつもと同じように寝床に向かい
膝を曲げ 腕 ....
仲本いすらさんのおすすめリスト(203)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
最終バスの途中- たりぽん ...自由詩12*05-9-18
放課後人ら- 人間自由詩505-9-17
夜とまぶしさ- 木立 悟自由詩805-9-17
あいしてる_改札_わかれみち- 容子短歌905-9-16
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2001.9.11〜あれから〜- 落合朱美自由詩15*05-9-11
■ひとこと運動- 千波 一 ...散文(批評 ...41+*05-9-3
9月3日- はらだよ ...自由詩205-9-3
燃えるうさぎ- 相馬四弦自由詩5*05-9-2
はなてうた- 木立 悟自由詩305-9-2
「_君よ、チ玉を守れ!。_」- PULL.自由詩12*05-9-2
クーポン・マガジン- kw自由詩2+*05-9-2
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にゃはは- 銀猫携帯写真+ ...12*05-8-15
くらげの日々/知っている- 石田 圭 ...自由詩3105-8-8
戯言050401- あおば自由詩2*05-4-1
滑らかに廻り続ける欲望の輪- 大覚アキ ...自由詩126*05-2-27
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