ぼくが
このそらからとびだしたら
ぼくは
みえなくなるのかな
しろいそらにしろいくも
そしてぼく
そらにとけるようにそらへ
こえ
きこえる
みみ
まっかっか
きみの
ことば
まほーの
じゅもん
だね
....
めぐり めぐる時と共に
あの花の香薫る 季節
甘く むせる 思い出の色も
今は {ルビ永久=とわ}に
鼻先を 掠めて
通り過ぎていく 季節に
涙は 見せない で
「みんな、まじめだなぁ。」
そんなこと言ったら、失礼だけどそう思った。みんな、詩人としての立場や意志を確立されてたり、確立しようと頑張ってたり。熱く、熱く、語ってた。
自分は、熱くなれない ....
コーヒーを、
空気と、
一緒に、
飲み込めば。
明日も、
一日、
何とか、
やれそう。
耳の奥には乾くことのない水が溜まっていて
魚だった頃の記憶をいつまでも忘れさせてくれない
たしか魚だった頃に流した涙は今でも耳の奥で
さざ波を立てて遠い日の思い出を囁き続 ....
この類の話に猫がよく似合うのは
僕らには秘密が多いからさ
だって考えてみて
君は大体ずっとあの人達と一緒にいるだろ
言われたことは何でも従うでしょ
どこにいたって呼ばれたら飛 ....
掌で
容易に潰せる
小さく脆い
夢ですが
いつか
大きく強く
羽ばたく日を信じ
輝きだけは
失くしません
千羽揃えば
きっと
きっと
(言葉は知っていた)
朝の光をみて、未来を信じた。
沈む夕日を見て、思い出に浸った。
あの子の涙を思いだしては、悲しさを感じた。
街行く女をみては、男を感じた。
....
海辺を散歩していると
王様が降ってきた
星を掴んで
冥土の土産だと
王様は差し出す
星は掌の中で静かに砂になった
もうね、急に話始めますよそんなもん。豚小屋みたいな部屋から今晩は、蟻です。
何が切実かってね、ぼくは最近頭が回りませんよ。以前はもの凄い思弁的だったんですよ。ある種の刃物のような鋭い思考があった ....
?.
あなたを
あなたのすてきなところを
一日
大切にする
あなたを
あなたの汚れたところを
裏返して
日に透かしてみると
おかしな影ができるから
その影に指で ....
地球の誕生日は
お月様の誕生日は 何月何日なんだろう
約46億年前とか その一億年後とか
そういうのじゃなく
365日 誰かの誕生日
誰もがきっと楽しんでるけど
彼らはそんなの まるで ....
日焼けでまっくろな
小学生たち
宿題まっしろで
顔色まっさお
「っくすって、
くしゃみみたいな言い方ね。」
と、
終わったばかりの彼女が呟き。
ひとにぎりふたにぎり。
ふたにぎりと、
ちょっと。
誰かのもの ....
例えばそれが
ちょっとした勘違いでも
この声が届いた気がして
うれしいと思ったんだ
僕はおかしな夢ばかり見て
笑ってるけど
たまに泣きそうにもなるん ....
はやくおとなになりたいなあ
あしをぶらぶらさせて
リリコちゃんがいう
ほっとけーきをじぶんひとりでやいたり
(たこやきも とつけくわえる)
おおきないぬをかったり
ぱそこんでむずかしい ....
手を繋がないカップルの、
もどかしさと、
初々しさに。
ありがとう。
かなづちでたんすを壊した
そのままとなりのいえまで壊した
となりのかぞくも壊した
けいさつがきた
たいほされた
そんなときぼくはてれびかめらにむかってこういう ....
今道端で
鳩が死んでました
通りすぎる誰もが気付かなかったので
ぼくはその鳩を。
とにかく
詩的だと思った
疲れたからだに流し込む、元気な音楽は。
少し、前を向かしてくれる。
空は、青くて。
雲が、白くて。
太陽が、眩しかった。
疲れたからだに流し込んだ、ホットのコーヒーは。
するする溶けて ....
青空が、気持ち良くて。
飛び出したんだ。
さぁ、掴まえにいこうか。
桃
もも
ももも
ももももも
ももも
もも
桃
アナタと初めて来た場所は。
アナタの想い出の場所で。
それを塗り替えて。
幸せでした。
もう、船が沖へ出ることはなく。
船着場で、じっと揺られてました。
‥もう終わりだね
呟いたのは
あなただったか
わたしだったか
照らし出された
顔だけが
暗闇に蒼く浮かんで
すぐ消えた
部屋のゴミ 溜まる服 捨てるみたいに
大事なもの 大事なヒト 捨てたんでしょう
イヤホンに聴こえる曲を 混ぜるみたい
混じる色は ASIAN MOON
見上げても いない空は 涙も混ざ ....
梅雨は、いつの間にか居なくなってた。
晴れた午後、自転車をこいでた。
天気雨が過ぎ去って。
夏が来てた。
どうしよ
言いたい事とか いっぱいあんだ
ポンプ コシュコシュ エアー コシュコシュ
真赤な
ふうせん いっぱいあんだ
ポンプ コシュコシュ エアー コシュコシュ
生き ....
自分の物の範疇で
やり込めるあなたの
真剣な眼が死ぬほど嫌いです
語っているようで
ただ論理だてて私の穴に埋めていく
埋まりきったらそれで終わり
出来たパズルの絵の細かさに
私が驚く ....
となりの子供のはしゃぎ声が
いつも通り聞こえてきて
おもては晴れだから
外出しなきゃなんて
脅迫されてるような気持ちになって
結局出掛ける頃には日も沈みかけてて
駅まで行くんだけど ....
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