ポタージュの湯気 午前五時
日が早めのおはよう
私はまだねむいよう
「届かないので割り切りましょう。」
と思っても、どうにもならない事が多すぎて、
手放せなくて、もがく。
一人大声で叫びたくなりそうな夜は、
フラットな現実の世界へ立ち返ろう。
優しい ....
優しいメープルが好きです
いつもこの店に来ると必ずこれを
甘い色をかけて
午後
ガラス越しに柔らかい昼
メープルの反射
私の前にあなた
二人の間にはスコーン
あなた、私、抱きますか。
あなた、言葉、私、抱きません。
あなた、嘘、嫌いですか。
あなた、何、好きではありません。
あなた、今、独りですか。
あなた、又、二人です。
あなた、何処、行きま ....
はるかあとおくうのお かぜのおむこおにい
きてきいのおおとのお
ちり〜ん
と
ゆうおじさんのリヤカーが通り過ぎる
ゆうおじさんのリヤカーには
ぽるしぇ
と書いて ....
薄紅き{ルビ真白=ましろ}の花片乱舞して雲の隙間に秘めたる呪文
粉雪に老犬遊び立ち上る電柱に舞う世界地図から
学 校 に 行 き た く な く て
初 め て 学 校 を さ ぼ っ た 日
何 を し て い い の か 分 か ら な く て
コ ン ビ ニ で コ ー ヒ ー と パ ン を 買 ....
星を見ようよ
同じ空の下
同じ酸素を吸ってさ
同じ気持ちで
私はとても小さいので
海を見れば
海でいっぱいになってしまう
私はとても小さいので
空を見れば
空でいっぱいになってしまう
私はとても小さいので
風を匂えば
風で ....
久しぶりに三人で手を繋ぐ
いつもより寒い冬
汗をかいた小さな掌は
どことなく妻に似ていた
歳を聞けば指で
三本や五本を出していたのに
今では両手の指すべてを使わなければならない ....
『あなたの詩は、詩なんかじゃない』
そう、言われた事があります。
自分と詩が一緒になってる、と。
書くことで「自分」を見て欲しかったのでしょうか。
誰か私を見て下さい。
見てもらえる ....
{引用=赤ペンさんのバイトをしていた頃のこと
その日は小学校三年だか四年生の国語のテスト
の丸つけをしていた}
いつものように今日もけんちゃんとけんかをして
しまったわたしは、 ....
フレーズをいっぱい
書き留めてた日記帳をね
手に持っていたら
私のところへヤギが来て
それうまそうだ
って言ったと思ったら
全部食べられちゃった
悲しくなって
泣いちゃって ....
こぶたが ぼくのおなかに はなをつけて
そっというんだ さびしいよって
だからぼくは こぶたを
むねのうえにのせて
せいいっぱい だきしめるんだ
きみがすきだよ ....
ぬけがら ぬけがら わたしはぬけがら
くしゃっとするのもかんたんでしょう?
この星この時に生まれた
このからだが私
煙と骨になる日まで
私を運んでね
今日も歩けました
蝶を見ました
自転車に乗れました
ヒヤッとしました
お食事できました
しあわせです ....
ささやかな感慨もなく手を合わせ
わたしは今日も死体を食べる
詩を書いて評価されないとなんだかむなしい気分になる。自信作は大抵評価されない。投稿してすぐにポイントが入っているととてもいい気分になる。逆に0ポイントままだと気落ちしてしまう。僕の実力はたいした ....
行く場所は 茨の茂みしかないけど
もう あなたたちと 戦う気力はない
{引用=ピッ}
Cl は にげだした! ▼
みんな星の天井のしたで生きているんだ
地球っていう家に住んでいるんだ
ただ家の天井をみれば心が休まるのに
みているだけで癒される
ふと考えるとこの天井ってすごいんだよ
3 ....
通勤電車に迷い込んできた
一匹の赤とんぼ
比較的空いている地元の電車
珍しい訪問者に
乗客たちの目元が緩む
夕焼けこやけの赤とんぼ
まだ朝だけど赤とんぼ
*
赤とんぼは ....
点数は気にするな
評価は気にするな
順位は気にするな
周りと比べるな
大事なのは自分自身
向上心だけを失うな
と
言ってくるひとがたまにいる
いやけっこういる
でも
そ ....
ぼくは臆病者だから
なにかにつけて明確にしてもらわないと
不安で不安でたまらないんです
曖昧な状態にびくびくして
すこしでも足元がぐらつけば
馬鹿みたいにおろおろとして
じぶんの足 ....
{引用=思い浮かべるは深い森
私の湖がある
花びらが舞う
夜露に湿る
声に響きになって
私はほどけてゆく}
オモイ ハ コエノ ヒビキ ト ナッテ
ホシ ....
以前、他のところへ投稿した作品を今朝現代詩フォーラムに投稿した後、考え直して1時間後に削除しました。たまにやるんです。投稿しようか迷った末に投稿した挙げ句、やはり削除する事を。
その作品 ....
諦めることは
簡単なことだ
全てを放棄すればいい
諦めないことは
もっと簡単だ
“諦めること”を諦めてしまえばいい
肉体は持たずとも
成仏しきれぬほどの
強い意志を持つ
幽霊になりたい
中学生のころ
わたしはメガネっ子でした
似合うメガネっ子ならよかったけれど
かなしいことに似合わないメガネっ子
かなしいメガネっ子
コンタクトレンズが
こわくてでもほんとに視力がわるく ....
きみのせなか
きみのこえ
とどかなくても
すきなんです
今日の仕事は うさぎだった
陽気なピンクだ
道行く車にいっぱい手を振ったよ
振り返してくれる人は
みんな笑顔で
おいら、ちょっと
幸せを振りまいた気分。
....
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