すべてのおすすめ
わんこに遊ばれて
おなかに口のあいたぬいぐるみ
ピンクのうさぎちゃん枕
縫い合わせたら
ひとつ
こころの穴がふさがった
なんとなく
冬に
寒々としたあの山を見るのはきらいで


ここに帰ってきて
あなたに
寝巻きとかトレーナーとか
買ってやるからと
買い物に連れて行かれたりして
わたしも
誰かの子 ....
布団だか
地べただかわからなく
倒れこみ
かいだ匂いは
金木犀

嗚呼
わたしは

それだけで
しあわせ者だ
これは
いつか見た紅葉
遠い日の青空

いまは
もうない
黄色い枯れ葉

その場所に
いくつも過去が
生きている

過去が
現在を飲み込む




ここには
過 ....
風の匂いが
秋の匂い

明日につながる今日は
終わりじゃないから
投げやれない

ちかごろ
葬式の想像ばかり
生きるも死ぬも
自分の思い通りにならない

ギリギリ
義理立て
 ....
うつら うつら
微かに目を覚ますと
全ての人が眠っていて
わたしも
また目を閉じてしまおうと思った
そうしたら
うつらうつらのなか思う

あの人も
あの子も
目を覚まさない
もう ....
夢は
この歩道橋から
飛んで
シラサギにでもなれたらいいな
ってこと

いま思いついた

私の部品が軋んで
いらないもの削らなければ
重たくて滑りも悪くて
いまはとても飛べないか ....
コスモス堤防を知っていますか


私の生まれた町は
祭りの仕方も変わってしまって
花火大会もなくなりました

予算がないんです


恐ろしく反り立つ
あの川の堤防は
落ちたら死 ....
鞄に付いた鈴を鳴らして
いそいそ
歩いてゆく人の気配を感じながら
わたしは
こんなことは後で打ち込めばいいかなと思う
そう思いながら
忘れないうちにと打っている
とても横になりたいくらい ....
あくびをかりて
なみだが
ポロン

ティッシュで拭って
なんでもない
三階の音楽室から一階の
5組の教室を見てた
廊下の向こうの
窓際の席
隣の娘とじゃれてる君がいた
いやだった

わたしが
どんなにきれいな声で歌っても
君のこころに響かない
なんで ....
みどり色の通帳を持って
図書館の入り口が窓口の
こども銀行

わたしはいつも
青いお札だった

毎回
千円を積む子は
社長の息子

せんせいを
ママと
まちがえて呼んだ

 ....
さよなら
わたしの一日よ

結婚しているので
恋愛もできません
そんな人たちばかりです

ぼろの雑巾になるまで
それが
この国です
「私大変なの。」
「だけど、あなたも大変ね。」と
言うことにします

「お前も大変なんだね。」
「俺もだよ。」と
必ず後につける

なんだかそういうの嫌だから
きょうは
やけに電話が鳴り
訪問者が多かった

以前に
外構の見積もりをお願いした人が尋ねてきたとき
早く工事をお願いしたいのだけど
いろいろと
入用があって
それに
今度親がいっ ....
じっとしていても
じりじり
お金は差引かれていくのです

今夜は
月明かりがないから
パソコンの画面がいちだんと
眼に刺さります

こんなに
慎ましく暮らすわたしのことを
少しで ....
「早く帰りたい」

ここは家だが
どこに帰りたいのか

わたしの帰りたい場所は
どこなんだ

水を一杯飲み干して
煙草を一本吹かしても
帰りたいところが思い出せない

ふとんに ....
まだ雪が降るらしい

2月の空は
春の寝ぼけのような曇り空しか浮ばず
ふきのとうの天ぷらが
とれたてでないために
それはスーパーの惣菜だから
わたしの目を覚まさない
ぐずぐずしてる春が ....
携帯電話は

空になった

シークレットは

もう使われなくていい

ただその事実を

記憶しておくため

もう子どもじゃないから

振り回されない

溺れない

 ....
犬が
車の中でしっこを漏らしたので
ため息ついたが
怒らなかった

しっこを漏らすだけの
理由めいたことがあるから
仕方がない

あずけた先では
泣きべそのように
眼が赤かった
 ....
毛むくじゃらは寂しがりやなので
いつも人の傍にくる

大きくなるにつれ
子どもになった

子どもの頃の毛むくじゃらは
自分の興味の向くまま
ただ本能で
強さだけは示そうとする

 ....
つまらない話をしよう

結婚ということ

子どもを産み育てるということ

もう少し大人になってから

決断すればよかったのかもしれない

いずれの時にも

後ろ髪引かれる気がし ....
二人寝は 嫌い。



セックスは、 

したい人と 

したいときに するもの。



だから、

私が言いたいのは、

したくない人とは 

したくない。

 ....
明かりの灯った廊下
一人歩きは寂しくて

今日も仕事をきちんとやりました

ああ
それだけで満足です

そんなの
嘘ですよ

後ろから来るのは
何でしょう

待てばいいのか ....
意味不明
短い両手をひろげた
お人形

ほほ笑む口と裏腹の
まるい目が
なんだか哀しい

子どもは
こういうお人形が
本当に好きなのか

たのしげな顔なのに
放っておかれたま ....
母親会議がはじまった

二人だけでもいけない
三人でもいけない

女が
四人以上集まっては
いけないと思う

二人がいい場合もある
一人のほうが良い場合もある

私は

家 ....
痛いところが
気になるので
いじってしまう

痛いところが
取れないかなと
いじってしまう

痛まなくなってくると
直ったかなと
いじってしまう

いじると
やっぱり痛い
 ....
月がらんらんなので
夜道は寂しくない
それでも人は
箱車で移動して
この寒さから逃れる
コンビニにはいつも
おでんの汁の匂いがして
煮物の匂いはしないから
飽きた
早く家に帰ろう
 ....
ジョニ黒を飲み干してしまって
夢も希望もない

心臓に負担がかかるから
少し休みをください

誰の目にもはじめから
わたしの存在などなかったかのように

赤の他人のほうが
嘘もつけ ....
幸せを想像してみる

休日に
靴下を脱いで
足の爪をきれいに切りそろえて
魚の目も取って
毛も剃って
お風呂で石鹸
スポンジで泡立てて
ていねいにていねいに
洗う
きれいになった ....
すぬかんながぐつ。 さんの蒼木りんさんおすすめリスト(92)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
縫った- 蒼木りん未詩・独白506-12-8
いまごろ- 蒼木りん未詩・独白506-12-7
それだけ- 蒼木りん未詩・独白1306-9-22
写真- 蒼木りん未詩・独白506-9-20
秋の山麓で- 蒼木りん未詩・独白406-9-4
- 蒼木りん未詩・独白206-8-30
理由はないの- 蒼木りん未詩・独白506-8-30
コスモス堤防- 蒼木りん未詩・独白306-8-29
ガス切れ- 蒼木りん未詩・独白306-7-20
なんでもないよ- 蒼木りん未詩・独白606-7-5
がっこう- 蒼木りん未詩・独白306-6-23
こども銀行- 蒼木りん未詩・独白106-6-9
ぞうきん- 蒼木りん未詩・独白106-5-30
重点- 蒼木りん未詩・独白206-5-30
体温- 蒼木りん未詩・独白406-5-27
じりじり- 蒼木りん未詩・独白106-5-3
帰りたいところ- 蒼木りん未詩・独白106-5-1
ふきのと- 蒼木りん未詩・独白406-2-6
ポニーテールが崩れる- 蒼木りん未詩・独白106-1-31
犬がろ- 蒼木りん未詩・独白406-1-27
養女- 蒼木りん未詩・独白306-1-10
幼い私に- 蒼木りん未詩・独白406-1-8
妄想仮面- 蒼木りん未詩・独白506-1-7
負けるもんか- 蒼木りん未詩・独白505-12-25
泣いている訳- 蒼木りん未詩・独白305-12-21
会議- 蒼木りん未詩・独白305-12-19
安心- 蒼木りん未詩・独白205-12-19
月がらんらん- 蒼木りん未詩・独白305-12-14
夢も希望もない- 蒼木りん未詩・独白205-12-12
してみる- 蒼木りん未詩・独白105-12-11

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する