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地下通路を歩いていた
天井から街の汗が落ちていた

背伸びをするなと言われても
朝から晩まであちこちにビルの明かりは点いてるし
そのわりには自動車は早く走ってるし

逃げたい空は
どこ ....
仕舞われたままの一張羅に
何の価値があるのか
俺はクリーニングから戻ってきた礼服を
箪笥に仕舞い込みながらそう思った

結婚は神に養いを誓い
弔いは仏に後継を誓い
一貫性が無い人生に
 ....
生まれてこのかた
親親戚に時々に
「色男になってこい」と言われ
床屋に数百回行けど
未だ色男にならず

理髪師のネーちゃんは今日も
真ん中分けで来た俺の頭を
オールバックにして見送った ....
彼らはその肉の産地が
わかっているようだったが
わかっていたんだなと
気付くまでに
俺は缶ビール一本を飲み干していた

俺の脳は密林育ち
どんな鳥もつまり
羽のあるデ・ジャブーにしか見 ....
空ばかり流れる雲なら

風の中を流れる雲にしてしまえ


地球上で悩み多きなら

いっそ心の中に

地球を入れてしまえ
こんなさびた暗いアパートに
なぜぼくは住まなきゃいけないんだろう


カスバの女をよく歌っていると
父さんに言ったのは母さん
その歌を二階の女の人は
今日は歌わず階段を降りてきた

 ....
戦争の前夜
挑む者はどのような心境だったか

逆行の世
傷みを知った者極楽へ行けば
そこは癒しの都
しかし教訓を地獄へ葬る

子が親を殺し
親が子を殺す
向こう三軒両隣互いに挨拶も ....
ルナクさんの純太さんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
地下通路- 純太自由詩308-2-17
一張羅- 純太自由詩206-3-17
色男- 純太自由詩506-2-5
刻まれてゆくデ・ジャブー- 純太自由詩5*06-1-21
雲ばかり- 純太自由詩4*06-1-21
夜に咲く花- 純太自由詩6*06-1-20
逆行- 純太自由詩3*06-1-18

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