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母さん、がんばれ

僕は背中をさすることしか
できないけれど
苦しい 苦しい
と言っているのに

母さん、がんばれ

それしか言えない
けれど

今になって初めて
言えること ....
月の裏側に座って
フルートを吹いている
あなたがいた

虹の上を歩いて
口笛を吹いている
あなたをみた

海に潜って
魚たち相手に
指揮棒を振っている
あなたをしった

森の ....
あなたがいるから生きていける

ふう と
空に向かって
ため息を飛ばした

瞬間

気が付いた

いつの間にか
あなたは
僕のそらを
澄んだみず色に染めていたんだね

飛 ....
あの夜
ひとつの蕾から
散っていった桜の花びら
ふたひら
ふたり別々に
零した涙のように

優しげで
気まぐれな微風が
さらに引き裂く

交わることない
果てのような遠くへ
 ....
桜はまだ蕾を閉じたまま
残雪があちこちに
でも
あなたの詩が届く
あなたの笑顔が見える

ここは
もう春満開
空は悩んでいた
そのときそのときで
表情がころころ変わり

僕は
知らなかったわけではない
それでも
ただ眺めることしか
できることがなくて

空は泣いていた
大地に抱かれたくて ....
朝の天気予報を
朝の占いを
朝のアナウンサーの
今日も一日がんばっての一言を

手相をみた占い師を
株価の上昇を
日本経済の上向きを
今日巨人が勝つことを

地震が起きないことを
 ....
月の下で見つめ合う孤独

僕はひとり
あなたもひとりですか

風の声が聞こえていますか
つやつやした
川の声が聞こえていますか
すべすべした

僕はひとりじゃない
あなたもひとり ....
愛するって
そのひとの瞳を見つめること

瞳に浮かぶ空は
果てもなく
 
愛するって
そのひとの唇にふれること

渇いた唇を潤すために
言葉が生まれ

愛するって
そのひとの ....
僕が生まれたのは
十月十四日
それまでに
バクテリアだったり
魚だったり
鳥だったり
いろいろ
やってみたけど
どうやら
人間が一番似合っていたみたいだ

僕が生まれたのは
十 ....
つい最近まで
小さくうなだれていたのに
海の地平線までしっかりと
見つめるようになった君の瞳

明日かもしれない切なさを
胸の奥で感じながらも
瞳の眩しさは
陽を浴びて光り輝く海原のよ ....
見知らぬ空を仰いで
温もりを感じる日々

ときおり舞い降りる
透き通った言葉を
奥深い森の落ち葉で包んで

肉体のない愛情を知る

交じり合うことのなかった
細い光の線が
一瞬の ....
立ち止まる少女 頬をほんのり膨らまして
空白が過ぎる 歩道の横に青い家 白い
カーテンが揺れている 微風に誘われて
春の兆し 桃色の折り紙 鶴を真似る 
飛べない羽 海上で踊る光の群れ やがて ....
「    」
それ どういう意味って
聞けばいいのに

恥ずかしがって


「    」
それ こういう意味だろうって
考えてしまうから

ビルが崩壊してしまうだよ
時間を空に ....
瞬きの回数分
世界が生きていた

ぱっと
開いたかと思えば
すぐさま
消えるのだ
一億頭の羊でも足りないはずの
このくりかえし

その度
世界は生まれ変わって
ぼくの前に現 ....
ルナクさんの乱太郎さんおすすめリスト(15)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
母さん、がんばれ- 乱太郎未詩・独白10*07-4-27
いつも_どこにでも- 乱太郎未詩・独白11*07-4-17
僕のそら- 乱太郎未詩・独白9*07-4-13
ふたひら- 乱太郎未詩・独白8*07-4-10
春満開- 乱太郎未詩・独白11*07-4-8
もうひとつの空- 乱太郎未詩・独白12*07-4-4
信じる- 乱太郎未詩・独白9*07-4-1
ひとりじゃない- 乱太郎未詩・独白6*07-3-29
愛するって- 乱太郎未詩・独白11*07-3-26
誕生日- 乱太郎未詩・独白8*07-3-23
君の瞳- 乱太郎未詩・独白10*07-3-18
見知らぬ空- 乱太郎未詩・独白8*07-3-15
立ち止まる少女- 乱太郎未詩・独白6*07-3-11
_「____」- 乱太郎未詩・独白7*07-2-26
瞬きの数- 乱太郎未詩・独白20*07-2-23

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