すべてのおすすめ
絶滅のかけらを掴みそこに透く生物たちの重みで沈む



生まれたのが坂の上だから 死ぬまでは下り坂のが一つ多いよ



爪に刺す赤は死因で最終の電車に名前はつけられていない ....
言霊は無色透明たどりつくところによりて色を変えゆく

雑然とした日々のこと雑踏の中に紛れて目を閉じないで

ありのままそのままでいい君の目はくるっていない間違ってない

戦場で逃げ惑うひと ....
眠り明け
耳鳴り低く響くので
夢のはしから余白を殺す


しゃらしゃらと林檎をむいてゆくひとの 
まつげは綺羅とひかる音楽


唐突に遠さを知った花の色、あれは残響怖くないもの
 ....
「あの光、鉄に運ばれ折れ曲がる!」(聞くともなしに?)「聴く友無しに!」



行方には何も満たない満たせない欠けた器がただ響くのみ



赦されしこの道のりが生な ....
きみが目を閉じても風は草原を夜空を海を旅してまはる








涸れてゆく泉にきみの瑠璃色の絶唱とわに不滅の予感


雨の駅、雨のバス停、雨の庭。きみが ....
月曜日赤子の代わりに「うを」を飼う子宮の中でひれがたゆたう


「うを」のかげ腹の中より出でにけりお祝いをするの火曜日の夜


水曜日部屋の窓辺を遊泳す私の「うを」はきれいな人魚
 ....
腕を手にとって くずれる千鳥足 星はあそこに 私はここに

ただ猫と 話がしたい 冬の日に 男の気持ちは わからないねと

囁きと RedJeans まだ香る 指先重ねた 夏の終わりに

 ....
小鳥には季節が1つありません 彼らの羽の色にまぎれて




ぼくの好きなあの季節なら放置したサドルが先に知ってしまった


音楽の授業で歌う君が代の歩みで雪が降り出していた


 ....
{引用=僕らって何億個もの細胞を失う為の焼却炉だね
                          ピッピ}

                                


天 ....
{引用=澄んだ光の菜の花 そうしてかざした手のひら
数を数え飽きたらすぐに ここまで走っておいで
                                
                ....
原型を留めずなおも崩れ行く四季の巡りてまた一巡する


六歳の少女の頃の思い出の中に転がる私の靴下


ビー玉の裏の光りに舌をあて花火が上がったことにも気づかず


鳥を追う指先 ....
すみません。喫煙席はありますか?まず確かめる毒と知りつつ

システムがよくわからないカフェテリア愛想いい人演じて突破

空いた皿下げることのみ命かけ笑いもせずに皿を気にして

沈黙す女同士 ....
ヘッドフォンから流れでる星を聴く白む空に祈る午前5時



昼過ぎの日ざし出窓の水槽でスプリングして七色プリズム




空の手前でカーヴしてはくりかえす「はなれたくない」ロケット旋 ....
ひとは死んで星になるなら死んだひとにわたし死んでも触れ合えないね


あたたかい窓に涙をはりつけて幾つもの千途絶えてく音


一度融け凍ったアイスの響きですガリレオ・ガリレイ歯にしみて ....
チューリップの茎切り落とすきみひとり満たしきれない刑罰として

明日から黄色い花のカップにはお日様だけをそそぐと決めた

春の日と呼んでみたけど私の影はきみの影よりずっと寂しい

長す ....
下駄の音に合わせて手玉そらに舞う犬と私の居ない季節に


詰襟が食い込む首で油揚げ拾う原っぱ葬列の順


右耳に綺麗なものだけ詰め込んで昨日覚えた公式で解く


張り付いた理 ....
{引用=ことばを生気づける、死でもって。
                          こもん}


隻眼の雲雀ただよふおおぞらのもとより暗き世界を孕み


やさしさは午後のひかり ....
{引用=
短歌こそ宇宙なんだ}


ともすれば犯罪行為になりかねぬ お家で星のもとを煮る午後


さようなら感情ロケット 欠乏を噛みしめたなら戻っておいで


生きているひ ....
ああこれはコンビナートで見た猫の瞳のような悲しみだろう

この星のすべての路地に街灯が灯る速度で夜は満ちゆく

鉄塔を敵に見立てて逃げる子の背後に迫る夕映えの色

さそり座は塵ばっかりでつ ....
遠い日に君がこわした子供椅子座せばぐらつく脚も変わらず




リモコンを人魚に渡すもう何もほろぼさないで漂っている




かえりみちポケット忍ばすスプリングみちくさしてもま ....
捨てました。嘘、捨ててない。下北で君と選んだ白いカーテン

濃い緑4千円のラグマット 飯もタバコも芝生気分で

いつ買った?思い出せない掃除機はきっとすべてを見ていたでしょう

{ルビ吾= ....
{引用=さっき見た夕暮れさえもほんものか千年あっても知るすべは無く
                                ETOILE}


木漏れ日の揺れる街路でまばたきの ....
羽を持つ動物達はシェルターへ摩天楼には空がないから

「首都圏に流星警報発令中帽子を被ってお出掛けください」

夢診断「知りたがりやのあなたには自己陶酔家の恐れがあります」

「この ....
宇宙では人は一人と気づくはず 濃い闇のなか手もつなげずに

幾千の星ひとつずつ消えゆくをともに見ようか願いなどせず

音楽が鳴り止んだから席を立つ 椅子取りゲームは不参加の君

リモコンで ....
夜道ゆく君と私の歩幅から平均時速を出したスピード

あの公園おばけが出るよと脅かしてあと100m遠回りさせ

ほっぺたにキスを残して去る君は小さな恋のメロディさながら

ほっぺたにキスはな ....
{引用=光に向かい その光で自分たちの闇を照らす
   私たちの音楽だ すべては私たちの音楽だ
               by JEAN-LUC-GODARD『NOTREMUSIQUE』}
 ....
父に宛てて


父からの京都土産の{ルビ簪=かんざし}をさすこともなく歳を重ねて

破天荒。こんな娘に誰がした?苦笑しつつも宝だという

「もし人を殴るとしたら親指は内に握るな折れたら困 ....
(ここでは宇宙をスプと言います)
最前列右の左のスプを見た見たもの全て衛星で死亡



(ここでは宇宙をンと言います)
ンの声がロケット破壊しつくしてβ・γ線上の{ルビAir=アリア}
 ....
いつの日か宇宙の塵となることを夢見るロケット技師と甥っ子


少年は星の名前でしりとりをしている少女は欠伸をしている


フラフープ棄てる少女に土星の輪なくした土星のごときさみしさ

 ....
Metalic Glay ノ 宙 ニ コザカシキ 電波 トビカヒ 気ガチリ止マヌ



薄暗キ 時ナガレナキ 地下室 ニ Noize 聴キツツ 睡ル Pneuma



人生 ハ 平凡 ....
ソマリさんの短歌おすすめリスト(186)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
絶滅のかけら- ピッピ短歌405-12-10
言霊- 一代 歩短歌7*05-12-5
「片耳のうた」- キキ短歌1205-12-3
夜の声- 木立 悟短歌405-11-28
不和誘導- 本木はじ ...短歌32+05-11-26
彼女のへやに魚のうろこが落ちているわけ- ミゼット短歌3*05-11-25
それでも日々は移りゆく- ナオ短歌5*05-11-23
w_-_(inter)_(hite)- ピッピ短歌11*05-11-20
Aquilo- 本木はじ ...短歌9*05-11-20
幾つか、わたしの名前を- 本木はじ ...短歌11*05-11-19
ゆく- 捨て彦短歌105-11-16
Cafe_de_irony- 一代 歩短歌3*05-11-16
【短歌祭参加作品】_追伸_:_さがさないでください- 望月 ゆ ...短歌1405-11-14
【短歌祭参加作品】おそらのほしになる- 汐見ハル短歌705-11-14
チューリップ刑罰- 黒田康之短歌8*05-11-11
少女って地獄- 捨て彦短歌405-11-10
儀式模倣- 本木はじ ...短歌10*05-11-8
【短歌祭参加作品】パーミル- ピッピ短歌705-11-7
フェアリーライト・スノーフレイク- シアン短歌605-11-6
はりぼての宇宙- はな 短歌8*05-11-5
家具- 一代 歩短歌2*05-11-1
灯台に棲む夢を見たんだ_- 本木はじ ...短歌12*05-10-31
ポータブル・ユニバース- シアン短歌605-10-29
【短歌祭参加作品】星の音- 一代 歩短歌8*05-10-29
kiss- 一代 歩短歌2*05-10-25
NOTREMUSIQUE- 本木はじ ...短歌1405-10-25
家族歌- 一代 歩短歌8*05-10-24
ここでは宇宙を- ふるる短歌50*05-10-19
【短歌祭参加作品】宇宙葬- 本木はじ ...短歌14*05-10-17
歌集【Virtual_Happiness】- 工藤伸一短歌305-10-14

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