すべてのおすすめ
思い出に、ゆかたの君が見たいだけ箱根温泉ゆあたりに風

きっかけがどこにあるのかわからない花火轟くまでの沈黙

ぎゅっと手を握る二人は蚊帳の中 外のすべてが愛しく見える



小学生み ....
夏をつれてくる妖精がいないから冷やし中華を初められない


泣きながら闇夜に響く帰り足コンクリートは{ルビ夏=プール}の青み


ウェディングドレスの中で夏に埋む指の日灼けを抱いて遠くへ
 ....
冷えきった繋いだ手と手を温泉で去年の炎暑を取り戻そうとす



耳元で優しく君が囁いたあの夏のさよならを海で泳がす



夢うつつ瞬時に散りゆく白昼夢、儚く消える思い出花火


 ....
水深5キロメートルの恋に落ち プールサイドで墜落する午後




砂浜の午睡からうつら目を覚まし すいかの縞の波に溺れる




ピーラーで削がれ半裸になりしきみ 水にさらせば ....
放課後のプールサイドに一人きり石を投げれば割れる太陽


まだ細い腕もいつかはヘラクレス鏡にうつる半裸少年


肝だめし墓場を歩く君とぼく怖くないよと結ぶゆびさき


花火あがる綿菓 ....
星たちを耳に手首にぶらさげて羨望の矢をへし折る少女


「牛乳をスプリンクラーで噴射して虹がでるのを待ってるの。あ」


「おつかれさま。今度はあたしと遊ぼーね」蝶は埋められ、そして天へと ....
「海まではあと2時間はかかるからスイッチをぜんぶOFFにしとくの」


扇風機だせば宇宙人がやってくる黒いかみのけ黄色いはだの

温泉は自宅の風呂とは違うからはだかの歌は真夏の空へ

 ....
地獄から帰ってきたらまっくろいしっぽ丸めてHELL O,HELLO


ネネちゃんのなぐるうさぎになりたいな
 ネネちゃんの耳が夜毎伸びてく


このコート買ったのはもう五年前、この ....
かつていた冷凍都市を思い出すような小説書いている初夏


再放送されてる温泉番組を観ているぼくを見ているかか氏


転校生だったあの子は元気かなどおんどおんと胸打つ花火


 ....
{引用=題なんて散漫すぎてつけられぬ

           
            三十一文字の宇宙へ捧ぐ}


レプリカのゲルニカを敷きつめた部屋で健やかに生き呼吸している

 ....
木は風に揺られて危機と告げている台風前夜の窓辺のふたり


完璧な雨に降られて澱みゆく河を見ている仔猫とあなた


水田の水面に雲は流れゆき徐々に満ちゆく夏の青空


帰り道 ....
クリスマスを想う真夏の公園のジャングルジムに降るしゃぼん球


赤道の下が静かになってゆく 同じ時間の違う景色で


青くなっていくのだ カレンダーをめくる指が冷たいと感じる7月の朝
 ....
話してごらん積み上げたその悩み、5連鎖するよ、ほら、ば〜よえ〜ん


手をつなぐふたりの影よ 鍵をかけ忘れた夏に帽子は空へ


「雨の中キスをするより恥ずかしい。株式投資はじめるなんて」
 ....
真夜中にせんたくものを干すきみの着ている服も濡れている手も


立ち直りかけてるきみに悪いけど闇を失くしたきみは抜け殻


伸びる影のびないひかりの集う朝みえない牧師が祈りをサボる
 ....
俺は決してヒーローじゃないから君を胃腸炎から救えやしない


「幻聴もあなたの音楽そうだよね。だから信じていいんじゃないかな」


「もうこれは切り離すしかないですね」競馬が趣味の医者 ....
「そっちへは行っちゃだめよ」ときみの声だけが録音されてるテープ





てのひらおもいきりひろげこれはゆび、これはつめだと思い出すまで


足音は、いつもみづから踏 ....
フライングベッドが再度あらわれて深い眠りを焦がしてしまう


4ゆびをテーブル上で交差するあなたの朝が美し過ぎて


アーサーが来てたわよ アーサーってだれ?たぶんお母さんのそうぞうじょう ....
水彩の絵の具ま白き画用紙にぜんぶぶちまけようよ六月


自転車の後ろで団扇を仰ぐきみ見ていた海に落っこちるまで


ゆかた着てきみが来るからあの駅を思い出すたび朝顔が咲く


い ....
燃え上がる巨大な寝台列車から逃げ出すひとのいないやすらぎ


草上にレモンはひとつ落ちていてあなたのいない夜のはじまり


街中にひらく紫陽花5Fから観ている雨の降りしきる朝


 ....
初夢がふすまを隔てて乱されて一月宴は始まったばかり

夕方と夜の結び目を削ぐ月が野犬の声にゆらめく二月

三月にあまた破線を描きだす雨よぼくらを引き離さないで

新天地 桜が咲いて綺麗 ....
そう、かでも、かなでもかなりでもかなりやでもいいんだよあの鳥の名前は


電話ってさびしがりやのぶきようが作ってしまった手作りのうで


知ってるよ、リサイクルショップに陳列された ....
五月の彙報




月光のはしゃぐ五月の階段の途中できみとすれ違うだけ


降り注ぐ色とりどりの花々がきみを優しく包み込む通夜


未熟だと知ればけもののねむりから飛び立つひ ....
地の水と空の水とが出会う日を見つめる涙ひとりの涙




ふりむけば道は草木に沈みゆく路なき路と手をつなぐ径




木蓮と鳥が同じに見える子の笑みと踊りに降り ....
未来機械、発明しました。何に使うかはいま思案中です。


赤いマントでメキシカン・ドリアを食べるルクセンブルクの怪人


白い壁に白い花咲く 誰に見つけて欲しくなかったのだろう
 ....
一行で勝負しようぜ僕たちの愛する言葉がグーチョキパーで




駅前でカップチーノを飲み干して横山剣からギャラを受け取る




君は何故毎年秋に亡くなるの、紅葉だからよ、 ....

 ん
  だっ
    て          てる
     なんだっ   まがっ  た                に
         てこう       のむまっすぐ ....
粒入りのオレンジジュース飲みながらもうやめようと思う煙草は


目を伏せて下唇を噛み締める航海はまだ始まったばかり


ハンガリー舞曲聴きつつ描く絵の少女はとわに止まったままで
 ....
 

 ほら、ごらん桜の季節をむかえ撃つ空へとあおがひろがっている

 待ちなよと雨は桜を冷やしてる散るだけなのに咲いてしまうの

 おはようと桜が咲いて現われるその感情の意味を知りたい
 ....
がらくた館で働くメイドの手帳には「明日はジャックの頭をいれる」


「人間の飼い方」というテキストをじっくりと読む講義内容


先生をやってる貴方の永遠の夏休みにピリオドを打つ ....
油染みだらけの記憶のわら半紙提出期限をとうに過ぎ去り




透明なグラスの底を目にあててきみの星座を見る白昼夢




あの夏にきみが投じた問いかけのこたえをさがす 波のまにまに ....
ソマリさんの短歌おすすめリスト(186)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【短歌祭参加作品】青の墓場- 一代 歩短歌11*06-7-30
【短歌祭参加作品】ゆめのなかのこいびとたち- ピッピ短歌1106-7-28
【短歌祭参加作品】こちら冷夏- 容子短歌1006-7-27
【短歌祭参加作品】半透明の夏- 望月 ゆ ...短歌29*06-7-25
【短歌祭参加作品】半裸少年- 石瀬琳々短歌24*06-7-21
少女の域- たたたろ ...短歌9*06-7-16
【短歌祭参加作品】愛のない慈悲なんていらねえよ、夏- たたたろ ...短歌8*06-7-9
nagashi-so-men_2_青- ピッピ短歌506-7-6
【短歌祭参加作品】あしたも夏でありますように- 本木はじ ...短歌14*06-7-3
三十一文字の宇宙へ捧ぐ- たたたろ ...短歌8*06-6-30
新茶- 本木はじ ...短歌1106-6-24
faraway/just_from_this_spot_on ...- ピッピ短歌806-6-19
薄めて出すしかないのだろうか- たたたろ ...短歌8*06-6-17
踏み絵- 本木はじ ...短歌806-6-17
組曲- たたたろ ...短歌6*06-6-16
きみのいない物語- 本木はじ ...短歌806-6-15
ラヴュー- 本木はじ ...短歌406-6-13
ぬるい夏- 本木はじ ...短歌806-6-12
とうめいな部屋- 本木はじ ...短歌1106-6-11
一年を13分割する(勝手に)- たたたろ ...短歌6+*06-6-11
バイバイ、古語文法- ピッピ短歌706-5-25
五月の彙報- 本木はじ ...短歌806-5-13
午後と迷い- 木立 悟短歌806-5-11
未来機械- バカ男短歌1306-5-4
一行で勝負しようぜ- ピッピ短歌1906-4-21
ながしそうめんリフレイン_(視覚短歌)- ふるる短歌12*06-4-5
yuruiharu- 本木はじ ...短歌506-3-31
むかえ撃つ春- たにがわ ...短歌206-3-24
エロ美(あふれだす煮汁)- ピッピ短歌7*06-3-18
教科書を、閉じる- 望月 ゆ ...短歌37*06-3-6

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7