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積もる話もあろうから雪が止むまで話そうか暖まろうか。





「きみからふって、
 ぼくからつもった。」
そんな雪の日だったね。
別れの日。

 ....
蒲鉾がなくなったので、
あたしは買いに行く。
近くのスーパーは深夜まで開いている。
あそこの練り物はコンビニのよりも美味しい。
そう彼が言っていた。
自転車に ....
キミを愛してるの「ミ」はきっと"E minor."
どれからはじめる?。
ドレミから?。




砂浜に、
五線譜引いて、
別れた ....
妻が子を産んだ。
女の子である。
わたしの子ではない。
山神さまの子だと妻は言う。
山神さまの子は妻に似て、
肌が白い。
むずかると、
白い肌を紅くして泣 ....
不確かな憂鬱が胸を撃つ。
交差点に逃げ場はない。
誰にもだ。






長靴を履いて雨の上を歩く、
いつもこうやって泣いているの。



 ....
陰嚢を口に含むのである。
妻の舌は冷たく巧みであり、
裏筋から亀頭の辺りを、
その舌が這うと、
身震いするほどの快楽である。
わたしは堪らず精を出す。
妻は ....
わたしの妻は冷たい。
どれぐらい冷たいのかというと、
夜中に妻の躯の冷たさで、
飛び起きてしまうほどである。
そんなとき妻に触れていたわたしの部分は、
軽い凍 ....
ドル箱という箱を見たことがないのですが、
それは米国製の米櫃でしょうか。



「おとといきやがれ!。」
ということは、
先日お伺いした時には、
もう了 ....
雲は遅刻したけれど青空は遅刻しなかった晴れのち曇り。



曇のカーテン薄いから、
向こうが透けて、
青い影。

ぐうん空魚が、



ほわわわ ....
恋人じゃない。
そんなのじゃない。
電話が掛かってくれば、
真夜中でも飛び出してゆく。
そんな関係。

友達でもない。
名前も住所も年齢も、
なにも知ら ....
と、
いうわけで。
この国は美しくなりました。
美しい国に人間たちいません。
美しい国に人間たちいりません。
だから人間たちみんなで食べました。
美しくない人間たち ....
ひとつひとくび人の首。
ふたつふたくび誰の首。
みっつみにくく皆の首。
よっつ四方山首ばかり。




一首吊すに戦争仕掛け。
二首吊すに陰謀仕掛け。
三首 ....
雪崩式口説き落としでそのままフォールなんてしませんわたしはヒール。


ウェスタンラリアット一閃!西のホテルに消えゆくきみについてゆく。


入場テーマ鳴りやまぬう ....
こんなたとえ話から、
はじめてみます。


ぼくは毎日こわれています。

それは、
九十八マイルの速球を投げた、
松坂大輔の肩が、
一球ずつ壊れてゆくように。 ....
混沌とそこで波立ち、
彼女は待っている。

すべてを脱ぎ捨て飛び込む。

飛沫を上げ、
彼女は受け容れる。
全身で全身を包み込む。
ゆるやかに彼女が浸透 ....
告白します。
主食はみかんです。
黄色いお手てのみかん星人。


好きな音楽は、
シューベルト「未完成。」
甘酸っぱい望郷の曲です。


今日は休柑日。
 ....
ゆきの「ゆ」が角ばって見える、
さむい。
屋根裏部屋は、
雪色吐息。




みかんはこたつで甘くなる。
ならばとりんごも並べてはみたが、
はて。


 ....
一杯。



背負い酒は、
ふたり酒。
だから今宵も、
ひとりふたりの酒を飲む。






二杯。



「他人の酒まで飲むほどに、
  ....
猟奇殺人は世の常と、
皆がこぞって斬りたがって、
皆殺し。




死体がふたつで腕が三本足五本。
さて死んだのは何人?。

腕には、
それぞれ文字が切り ....
目を開けると、
お腹が空いていた。
だから躯に絡み付く、
べたべたした液体を舐めた。
ぬるい液体は、
生臭くておいしくなかったけれど、
それでも舐めた。
舐め尽く ....
こんこんこん、
こーん。
と、
ルートヴィヒはかく扉を叩く。
はやく冷めますよ。





ブラームスの掛かる部屋で、
クララとお茶を。
いえない恋もあ ....
沈みゆく刻、
夜を想い。

海は光と戯れ、
波を奏でる。












           了。
「螺子を一本抜いておきました。」

きみが夕べ、
夢でそういったので、
あたちの今朝は、
すこち壊れている。

こら笑うな。

「ちんでちまいたい。」
なん ....
怪我をした。

硝子の破片を拾っていて、
怪我をしてしまった。
切れた指先から、
ぷくりと、
体液が盛り上がり、
やがて床に流れ落ちた。
染みになった。

 ....
ラジヲが壊れている。

夕べ壊れた。
村にひとつだけしかないラジヨなので、
あれが壊れると、
ぼくらはすごく困る。

それを聞いた、
村長さんは慌てふた ....
どおぉーんとした夜明けには、
ゾンビがどんどん生まれて死なないのデス。

もしもーし。
死んでるデスか生きてるデスか。
もしかしてゾンビさん、
デスか。
 ....
もう、
くもくもくもくもくもー雲ばっかり!。
お空なんて裏返しちゃえ!!。

お空をくりりん!。
お星さまが恥ずかしそうにお尻を魅せています。




やー ....
前回に書いたことを、
簡潔にまとめてみます。


つまり、
みんな誰もがひとりひとり、
他の誰にもない才能や感性を、
持っているのです。

誰も、
 ....
おれの書くものには、
リズムのものが多いです。

リズムで斬り込んで、
ことばを繋げて連鎖させて、
ぽこぽこ弾けさせるのは、
「おれの独壇場だぁ!。」
そ ....
取り急ぎ、
申し上げます。


(中略。)


そうしてぼくは、
きみよりお年寄りになって、
しまったのでした。

だから。
いつか向こうに着い ....
恋月 ぴのさんのPULL.さんおすすめリスト(206)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「_春待草。_」- PULL.短歌4*07-2-10
「_蒲鉾と犬と、月。そしてあたし。_」- PULL.自由詩8*07-2-9
「_きみへのミ。_」- PULL.短歌5*07-2-8
「_つめたい家。_」- PULL.自由詩12*07-2-6
「_くつはいつもはだし。_」- PULL.短歌7*07-2-6
「_つめたいから。_」- PULL.自由詩4*07-2-5
「_つめたくて。_」- PULL.自由詩10*07-2-4
「_はてなくん。_」- PULL.自由詩14*07-2-4
「_晴れのち曇りで、さんさんさん。_」- PULL.短歌8*07-2-3
「_関係ない関係。_」- PULL.自由詩8*07-2-2
「_美しい肉造り内閣。_」- PULL.自由詩6*07-2-1
「_雁首数え。_」- PULL.自由詩7*06-12-30
「_すーぷれ、っくす。_」- PULL.短歌5*06-12-29
「_ぼくらは毎日こわれてゆく。_」- PULL.自由詩7*06-12-28
「_異宙星愛。_」- PULL.自由詩11*06-12-27
「_主食はみかんです。_」- PULL.短歌10*06-12-26
「_雪色吐息。_」- PULL.短歌8*06-12-24
「_背負い酒。_」- PULL.自由詩10*06-12-24
「_名探偵は、きみか?。_」- PULL.短歌6*06-12-23
「_肉喰。_」- PULL.自由詩13*06-12-22
「_音想茶話。_」- PULL.短歌7*06-12-21
「_波鐘。_」- PULL.自由詩8*06-12-21
「_こわちたのよっつめ。_」- PULL.自由詩6*06-12-19
「_こわちたのふたつめ。_」- PULL.自由詩4*06-12-19
「_こわちたのひとつめ。_」- PULL.自由詩4*06-12-19
「_しんでるいきてるデス。_」- PULL.短歌7*06-12-17
「_お尻とお空とお星さまって、たっこ。_」- PULL.短歌8*06-12-16
SATP.Vol.8,「_簡潔にうんこ。_」- PULL.散文(批評 ...5*06-12-16
SATP.Vol.7,「_うんこは独壇場。_」- PULL.散文(批評 ...5*06-12-16
「_はっぴー・ばーすでー、とぅー・みー。_」- PULL.自由詩18*06-12-13

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