すべてのおすすめ
寒い風が吹いてます
冬が
戻ってきたのです
冬が急いで戻ってきたのです
走ってきたのです
自転車に乗って
新幹線を追い抜くように
猛スピードで
戻ってきたのです
北風が吹いて
寒い ....
             2007/02/21
樺太犬 
タローとジローが見つかって
生きていて
良かったなあと
みんなが喜んで ....
         2007/01/13 
コインランドリー
ガチャガチャと
歩き出す小銭入れ
中身の薄い独り者
冬至のカボチャを
茹でながら
コインの色に憧れる
カボチャ ....
             2007/02/16

東京都特許許可局と滑舌の稽古
東京と京都が仲良くなってから
80年
陸蒸気もでかくなったとキンジロウ
EF52型のデッキにもたれては
こ ....
             20007/02/15
白い雑巾縫い始めたのが
掃除の始まりで
真っ黒に汚れた足の裏
ぞうきんがけを覚えたのが
小学校の廊下
電車道のようにまっすぐに
競争して ....
                     2007/02/10
空部屋を求めて
新百合ヶ丘駅前に着いた

仲介手数料0.5ヶ月分
敷金1ヶ月、礼金なし
1ヶ月分の家賃は
任意と書いてある ....
                2007/02/10

頸のない手足と
頸のある手足の
ご神体があった

頸城 ....
カブトガニが
切り開いた
密林の中の
焼け残った
畑の中に
落ちていたのが
乾いた魚の腸
鯨の尻尾の先が
草むらに浸かって
元気の良い
水音を奏でている
乱れた髪の毛を解して
 ....
しっかり掴まっていろ
サンダーバードの
エンジン唸る
1/4開度のグリップで
ゆうゆうと国道を突っ走る
トラボンの後を追っかける

追っかける足跡が
草臥れる足跡が
怖い音が ....
             1999年11月6日
空っ風の中で
紋次郎は立ち止まる
家に寄ろうか
いや、止めとこう
妹も生きては居るまい
帰ったって何もありゃしない
家の跡が4隅 ....
                2007/02/03

午前中にテニスをしたら
恰好良いんだよね
そんなことをいって笑う君
テニスは下手なんだね

高校生にもなって
テニスが下手なんて ....
軽薄な
ロボコップとお茶する
ロボコックが歌うので
ロボット三等兵が
鉄砲担いで入ってきて
厳しい顔して
敬礼するので
休めと言って
後は
知らん顔

充電する間にカツ揚げて
 ....
ほおかぶりして
通り過ぎるのは
ぎりぎりの
きりきりの
痩せすぎた
頬の痩けた
猫のような男
おのれのことだと
思いながら
角を回るのを
見届けた
見えなくなって
一安心
 ....
パズルとは
なんじゃらほい
なんじゃら
なんじゃらなんじゃらほい
ほいのほいのほい
ほいのほいのほい

じゃらじゃらパチンコ金儲け
親父の頭は硬すぎて
じゃらじゃらしてたら ....
白い大地に雪が降る
白い大地はふんわりと
ふんわり太って丸くなる
春になり
雪が溶けて
白い大地がむき出しに
白い大地は痩せてゆく
痩せてゆく侘びしさに
白い大 ....
急いで下さい
家のとなりが火事ですから
すぐ来て下さい
奥さん、落ち付いて
落ち付いてなんで居られません
早く来て下さい
切れちゃった
こういうの困るんですよね
望楼か ....
ぎゃーの一声
なぜだかわからないが
奇々怪々奇人変人唐変木が
根本から折れた

分析的な言辞を読むと
考える過程が分かる
楽しい思考過程を
記憶して
その喜びを
永遠にしたいと願う ....
螺旋階段の
回転の
向きを
途中で
変えてごらん

逆さまになった
コバンザメみたいに
張り付いたまま
落下して
こんどは
地面にへばり付いて
いくら言っても
顔を上げようと ....
おはよう
島の朝は早い
東の海は眩しくて
早起きの鴎もやって来て
夏の一日が始まった
いいあんばいに
風向きもいいようだ

今日はどこまで行きなさる
ちょっと沖ノ鳥島まで
 ....
退屈を履いて河原を歩いていたら
跳びハゼのような小魚にであった
淡水だからヨシノボリかもしれない

深い溜息をついて老人が河面を眺めている
もう余命幾ばくもないのに
溜息をつく余裕があるな ....













キタキツネの
ふわふわした
尾っぽのように
跳んでゆく白いキツネの
襟足のような北国の君の姿を
粉雪の舞 ....
きなこ餅
きなこ
なっとう豆の納豆
おもちのあんこ
うぐいす餅の卵
まごまごして
迷子になった
お餅屋さんの孫に
お菓子をねだられて
負ぶっていったら
お菓子屋さ ....
はがきをかってきてください
かわむこうのおみせにたちよって
はがきをいちまいかってきてください
呪文のような声がして
我に返る

誰もいなくなった
午後の大通りには
牛車がのろ ....
春の朝も
冬の夜も
代わり番この
月がでる

びしょびしょに縛られて
かちんかちんに凍り付いた
寒い夜
堅い手足を
揉み解す時
回転体の約束を反故にした空の誓い
生まれ初めの空虚 ....
このごろは配給が有っても
お砂糖はいつでもありません
サッカリンは身体に毒です
甘いものといえば
こどもたちには水飴がよいのです
川向こうの小母さんのうちにあるかもしれません
 ....
擬態の年を
擬態のままで葬って
一年一度のすす払い
年越しそばを頂いて
後は新年おめでとう

冷たいくても美味しいね
おそばの汁はなにが好き
なんでも好いから暖かく
冷たい風に負けな ....
突然、
人間なんてららーらーららららーらー♪

フォーラムの
みんなが歌いだしたもんだから
あたまの中の空気は凍りつき
ザクザクと行進する
軍靴の音が響いてきた
かけがえのない
愛 ....
桃の花が散って
春らしくなった
今は
桜が満開
これからは
いつだって
桜は散ることがない
何時だって何処だって
何処の国にでも咲いている

今年も
小面をつけて五穀豊饒を祈 ....
招き猫が嫁に行った
注文の多い小料理屋には
微笑みも衒いも無くなり
自然
お客の足も遠のいて
入り浸りだった
どこぞの
ペルシャも
シャムも
来なくなった

閑古鳥を捕まえに
 ....
               
海の見えるまっすぐな線路を
新型のレールバスがひた走る

左右に拡がる田圃には若い稲が伸びている

長閑で郷愁を感じる眺めだが
時代錯誤ではないだ ....
恋月 ぴのさんのあおばさんおすすめリスト(205)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
北風- あおば自由詩6*07-2-25
春に- あおば自由詩9*07-2-21
乾燥機- あおば自由詩6*07-2-18
- あおば自由詩4*07-2-17
白い布が足りない- あおば自由詩14*07-2-15
南北西東- あおば自由詩14*07-2-11
2体のコビト- あおば自由詩3*07-2-10
- あおば自由詩7*07-2-9
機械人間ピタゴラス- あおば自由詩7*07-2-7
赤城山- あおば自由詩8*07-2-4
立春- あおば自由詩5*07-2-3
ロボット兵- あおば自由詩7*07-2-1
ギリギリの猫- あおば自由詩13*07-1-29
セミの抜け殻パズル- あおば自由詩5*07-1-28
白い大地- あおば自由詩5+*07-1-27
デザイン変更- あおば自由詩8*07-1-26
言辞- あおば自由詩4*07-1-25
螺旋の怪談- あおば自由詩9*07-1-24
私の島- あおば自由詩4*07-1-23
松籟その2- あおば自由詩5*07-1-21
窓からみる- あおば自由詩8*07-1-19
きなこ- あおば自由詩9*07-1-16
あしたのかぜのむこうがわ- あおば自由詩21*07-1-13
昼の月- あおば自由詩8*07-1-11
思いっきり甘くしてください- あおば自由詩10*07-1-3
大晦日- あおば自由詩7*06-12-31
2006年大晦- あおば自由詩5*06-12-29
ハンドクリーム・フォー・ア・ジェネレーション- あおば自由詩5*06-12-29
占め子の兎- あおば自由詩7*06-12-27
サウダーデ- あおば自由詩7*06-12-24

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