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それで終わりならばいいのだが
すぐに
怖い小父さん駆けつけて
喧しく
文句を言うのだ
小さくなって
蹲る
世界が終わりに ....
落花生の缶詰、
手長海老の缶詰、
シラタキの缶詰、
押し合いへし合い
大勢が
狭いところに住んでいる
缶詰長屋に着いた。
長屋とはお屋敷内にあるのだと
思いながら
思いきり
 ....
饅頭怖いと言いながら
扉の陰でぱくぱく

住宅怖いと言いながら
柱の陰に寄り添って
ダニとシラミを退治する

二人だけの人生
急に道人のふりをして
頭を丸めて畏まる
札付きのろくで ....
回転木馬で日が暮れた
ふらり立ち寄る若侍は
ガキ大将に殴られては
顔を赤くして騙す日々
照れたふりして歩く

風来坊の雷が落ちて
足下に火がついて
石油缶に引火して
部屋中が火事だ! ....
今日も
回転木馬に乗って
走ってゆきたい
どんなに揺れても
どんなに遠くても
木馬の歩みは変わらない
トロットトロット軽やかに

ギャロップするのは人でなし
とんがりお屋根 ....
つまらない時を過ごして
つまらないものを食べて
つまらない家族と
つまらないパック旅行
つまらない景色を見せられて
つまらないを連発する
そんな旅をしてみたいものと
つまらないの原料を作 ....
なまえなんか
どうだっていいのだと
その人は言った
なんと呼ばれたって
腹の中は見えている
なまえなんか
どう言われたって
かまわない

佃煮色の髪をなびかせた
神の化身と呼ばれた ....
高村さん お元気ですか! お忙しいんですか!
しばらく書き込みがないから 案じてます
猫目石さんもエールを送っておられますよ

私たちには春4月は多忙な季節です
人類は好き勝手に忙しがってま ....
ぎゃっと
言って
飛び跳ねたのは
蛙のような男
ひっくり返ったのは
瀬戸物の青がえる

緑の館にすむ者たちがイカレタあとで
笛吹童子が廃品回収にいそしむ毎日

退屈だなぁと
鳥山 ....
時が止まる
そんなことあり得ない
時とはなんですか

  葬儀の帰りに思い出し
  共同墓地に立ち寄ると
  分からないことだらけの人生に
  漸く終わりを告げた人たちが
  生きてい ....
春雷が鳴る度に
回廊に籠もるので
駕篭かき風情が

嫉まれている

回廊を出たら
富士山が見えた
のろのろ歩いていたので
後方からの
人力車に抜かれて
お客さんに叱られる
抜 ....
びーんびーんびーん
酔いつぶれたお客さん
古巣の猫が長鳴いて
瓶から飛び込む
お地蔵様に
巫山戯たお人形
抱きついて
疲れた悪魔が世話をする

テレビの画面が眠たくて
ビンビン叩い ....
黒い布が飛んできた
ふわりと落ちて
黙って泣いた
風の吹くのを待ちきれず
騒いで泣いて
踏んづけられて
ずたずたに
黒い布が死んだように
横たわる
風呂敷包みのお姉さん
見ない ....
非線の階段上がるとき
見えない飛行機
飛んできて
風の無い
暗い夜空を横切った

夏の朝
ビニール傘の花火師が
吊り天井にぶら下がり
雨乞いの真似をする
一天にわかにかき曇り
 ....
登戸を過ぎて
多摩川を渡る
東京が網を張っているから
みつからないように
知らん顔する

空を飛ぶ鳥はカスミ網に捕まる
水を泳ぐ魚は投網に捕まり
もぐらもちのように河底を潜るか
電車 ....
ピアノ、ピアノ、ピアノ
ピアノが招く
ピアノの国へ
音から生まれた
音の鳴る子が死んでいく
生まれることが寂しいと
音の鳴る子は死んでいく
船縁叩いて鳴るピアノ
ピアノの国から
ピア ....
みもふたもないはなしである

漱石の夢十夜の第一話
おんなはあっさりと死んで行く
おとこは大きな真珠貝を手にとって
庭に穴を掘り埋葬する
死亡診断書は何処にある
埋葬許可書はもらったか
 ....
ほんとにいい陽気ですね

魚屋さんの店先でも
おかみさんのお愛想いい感じ
月曜日だというのに
悪魔に魅入られたようないい天気

みんなは外へ出たがっていて
おおくの人が歩いてる ....
なくのはオヤジだ
エンキドゥ
おまえじゃない

音の届くところには
光はない

光があるところには
ことばの木が茂り
キッコロ コリララ
生まれたばかりの
声がする

 ....
西に向かって
連戦錬磨の
新幹線が走る夜

各駅停車で行く
新宿に着くと
黄色い山手線が見える

それは昔のこと
今は見えない昔に
見えない色の
見えない顔して
つながらな ....
もうひとり詩人が欲しいわね
彼女が言うから
もう一人生むことにした

{ルビ同胞=はらから}は多い方が賑やかだ
哀しいときは
兄と妹で手をとりあって泣くのだ

経費のことはまかせな ....
小さい色したカエルの子
小さな瞳で恋をして
一億年が過ぎたけど
健気で綺麗な心映え
心はすこしも変えないで
透き通る小さい瞳で見つめては
小さい色に恋をする
我が輩は
理想のオート三輪だと言われ
ずっと
いくさの無い国を走り続けてきたのだが
見通しの悪い
右カーブを回ろうとして
左後車輪がパンクした

ずるずると滑って
道路から脱 ....
売り出された月世界旅行
価格は110億円
誰でも
それだけあれば月に行ける
行きたいけど
お金がない(笑い
お金が欲しいと思う

110億円は
小売価格だから
原価はいくらだろう
 ....
知らないくせに
知ったふりして
大きな顔して
世界は回る
回る地球は
ひだり巻き
ねじ回しを
押っぴしょる

軍事内閣
戦線不足
木霊誰何が
甘くなり
売れなくなった
終戦 ....
恋月 ぴのさんのあおばさんおすすめリスト(205)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜汽車- あおば未詩・独白5*06-5-25
武鯛の缶詰- あおば自由詩6*06-5-19
饅頭怖い- あおば未詩・独白7*06-5-16
回転木馬- あおば未詩・独白6*06-5-8
浴室密閉ブルーチーズタイム- あおば未詩・独白5*06-5-6
虫の息- あおば自由詩6*06-5-3
男伊達- あおば未詩・独白5*06-5-1
惜春- あおば自由詩7*06-4-29
欺瞞の坪庭- あおば未詩・独白5*06-4-28
玉を磨きに- あおば未詩・独白8*06-4-22
濃縮回廊- あおば自由詩8*06-4-2
とんがり帽子のお地蔵様に緑のカラスが舌を出す- あおば未詩・独白3*06-3-29
黒い布- あおば未詩・独白5*06-3-24
非線の鱗- あおば自由詩5*06-3-15
現の証拠- あおば未詩・独白4*05-11-5
ふたこぶ駱駝- あおば自由詩10+*05-10-29
この馬鹿野郎!- あおば未詩・独白7*05-10-24
タンクトップ- あおば自由詩4*05-10-11
エンキドゥが泣いている- あおば未詩・独白4*05-9-27
御台場へ- あおば自由詩7*05-9-9
月夜- あおば自由詩12*05-9-2
一億年- あおば未詩・独白305-8-19
蓮の玉- あおば未詩・独白2*05-8-13
月旅行- あおば未詩・独白5*05-8-11
小玉西瓜- あおば未詩・独白3*05-7-21

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