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恋時雨
闇夜に浮きし
碧き月かな

不義理なお人ね
言うだけ言って
後はお忘れになるんですもの

本当は全て覚えているくせに
なんて
けったいな方でしょう

 ....
三丁目にある教会のマザーがこう言った
私だってファックって言いたくなるのよ
なぜってドキドキするからよ
女の内側が燃えてきそうになるの

ブレイクファーストを運ぶ彼女はいつだって
 ....
こぼしちゃった
こぼしちゃった
ママに叱られちゃうわ
怒るとパパは止めやしない

あらやだあらやだ
あれもこれも
全部
こぼしちゃったわ

つなぎ合わせののりはどこ ....
君の口から吐かれる息は
さぞ幸せだろう

美しき
粘った
結晶の
綿がしのような
甘い、甘い
白息

僕もあなたの
綿となり
また
食べられたい

 ....
花日向、根は地水を飲み尽くす
影は咲く、愛しきように
影は咲く

寝ぼけた風に吹きやられ
やがて塵は灰となる

枯れた木に
今宵は何を刻み込もう
あの子が眠りにつくように ....
お前はそっちへ行きたいか
お前はこっちへ行きたいか
俺はまっすぐ歩いてく
また逢う日まで歩いてく

そっちへ行ったあいつは
たくさんの悲しみを見た
けれど
悲しいことを  ....
思考は止まる
必ずや止まる
故に
動く
動く
動く

思考は巡る
いつかの果てへ向かい
巡る
巡る
巡る

チクタクチクタク
誰が考えたかは知らない ....
AV女優のやうな名に
慣れたあの日に失った
皮肉よりも薄い膜

鬼は外福は内
子種を撒いて
幸よ来い

無法地帯に咲き誇る
花には毒の蜜が溢る
三億の死一つの命
 ....
吐き出した煙を吸い込む循環
咽せながら肺を燻らす永久の始まり
大気にまみれ
モルの物差しで測られようと
事の重さは変わらない

(愛をくれないか)

退路を断ち切れ
向 ....
詩えない者の声を聞け
摩擦をすり抜ける
声は燃える

枯れた泉に
言葉は腐れ落ちる

枯れた泉で
喉を潤せ

錆び付いた下水道
手の届かない生活水
ガブ飲みし ....
朝は恐ろしく
奴隷の太陽が
静寂な闇を
喰い尽くす

照らす必要も無いものまで
太陽はどこまでも追いかける

光が濃くなればなるほどに
薄暗い人々の心も濃くなっていく  ....
あんたがなァ喜んでくれんなら
あんたがなァ気持ちええと言うてくれんなら
うちの手のひらがこすれて
皮膚がベロベロになってもえェねん
喉奥で吐きそうになっても
我慢したるわ

 ....
母ちゃんは台所(だいどこ)飯を炊く
父ちゃんは精出し仕事する
祖父ちゃんの戯れ言聞き流し
祖母ちゃんよ天国で見てろ

嗚呼、宵や宵や
夜風よ冷たくて
何億光年先も見えそうさ  ....
世界の果てって行ったことあるかい?
先週もソコに行ってきたんだ
家族連れやらなんやらで
てんやわんやの大騒ぎさ

広い大地
燦々と降り注ぐ太陽
きれいな瞳
そして心
 ....
一ヶ月を少し切った頃
そろそろ準備を始める
今年も彼はきっと大忙し
彼の相棒も毎日筋トレに励む

昔は一人一人の好みに合わせて
プレゼントを選ぶのが大変で
親に資金を援助して ....
無口な男がもてる時代は
もうとっくに終わったかい

遠くを見つめて
佇む姿は
もう飽きたかい

一瞥すれば寄ってきた雌たちも
今では面白い奴が
好きなんだとよ

 ....
今日は夕陽がきれいから
明日はきっと晴れでしょう

朝には霧が立ちこめて
蒸気で喉をやられそうになっても
明日はきっと晴れるでしょう

そして今この場所は夜だから
きっと、 ....
夢の国に囚われた
彼の名前はミッキーマウス
どこにも行けない
ワンダーランドの迷い人

ミニーに身代わり赤子を生ませ
排水溝から脱出さ
ここが彼のねぐら
本来いるべき
 ....
朝起きて
自分が権力者であることに
また
憂鬱を覚える

従属されたし者は
勝手に集う
募集をかけずとも
勝手に集う

更なる批判
とりあえずの反論
分刻み ....
やつらの罠に はまっちゃいけねえ
混乱 欲望 慈愛 浄化

深みにはまればはまるほど
やつらの脳に迷い込む

標識なんてありゃしない
矢印が正しいとは思わないこった

右 ....
憂う雨しとしと泣いている
身に染みいるような
寄生虫(むし)の様

紛う影あの人が近づく
そして通り過ぎる
それだけの人

夢しんしんと
うるさい雪の様に
積もり積 ....
太陽はつまり私の奴隷である
私が生まれるよりも前から
その輝きを絶やすことなく
私に認められるように
地上を照らし続けた

私を見つけるように
ただひたすらに

奴隷と ....
あたしは操られマチガイ人形
見た目は可憐な花を背負う女
道行く人は振り返る
信号待ちのあの人は

本当はあたしをずっと待ってる

事故らないでね
決別の青が光るまで
ず ....
ピンクの木馬に乗ったのよ
とがってて
おしりがとっても痛いけど
とびきりピンクが
好きなわけでもないけれど
ピンクの木馬に乗ったのよ

不思議の国の入り口で
王様の目をし ....
幸せです
あなたがいて
私がいて
食事をできることが

幸せです
あなたが食す物と
同じ物を
私も胃の中に
入れている

本当はそれはとても好きだけど
あな ....
残りの生の
カウントダウンが始まった朝に
目覚めるとそこには無限がいた

大きな黒い影が
部屋を重い色にしたけれど
今の私にはそんなことはどうでもよかった

ただ側に誰かい ....
命からがら逃げて参りました
どこにもゆく当てなどはございませんが
走れるだけ走って
時に歩いて、
また走って
ここまで辿り尽きました

しかしここはゴールなのでしょうか
 ....
俺の夢を喰って消化不良を起こした
そんな貘を捕らえるのは簡単さ
よっぽど腹が減っていたのか
喰い終わってすっかり夢の中

起こさないように
そっと近づいたら
両手足を縛って  ....
豚の顔をそぎ落としたような
結局誰もみたことのない
そんなあの娘の顔

穢れた糞尿を垂れ流せども
喜んで手に取る輩に
諭吉は踊る踊る
舞い踊る

飲み干せばよい
食 ....
辿り着いたよ世の果てに
走りながら立ち止まりながら
疲れ切って時に歩きながらも
辿り着いたよ

世の果てはとても温かい

知らなかったよ
いつもただ付き従う
従者のよう ....
恋月 ぴのさんのなかがわひろかさんおすすめリスト(90)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
恋時雨- なかがわ ...自由詩4*06-12-21
ファック&マザー- なかがわ ...自由詩6*06-12-18
おこぼし- なかがわ ...自由詩2*06-12-18
白息- なかがわ ...自由詩4*06-12-16
影は咲く- なかがわ ...自由詩2*06-12-13
影の分裂- なかがわ ...自由詩3*06-12-12
思考の舞- なかがわ ...自由詩4*06-12-11
花と咲ける- なかがわ ...自由詩3*06-12-8
ハードボイルド・ラブ・パンチ- なかがわ ...自由詩2*06-12-7
枯れた泉- なかがわ ...自由詩5*06-12-6
DAY- なかがわ ...自由詩6*06-12-5
触発なる日- なかがわ ...自由詩7*06-12-4
妹よ- なかがわ ...自由詩7*06-12-3
ブギウギ・ワンダーランド- なかがわ ...自由詩6*06-12-2
サンタの袋- なかがわ ...自由詩4*06-11-30
スヌーピーの多弁- なかがわ ...自由詩8*06-11-29
明日の音- なかがわ ...自由詩3*06-11-28
ミッキーの自由- なかがわ ...自由詩8*06-11-26
権力者の憂鬱- なかがわ ...自由詩1*06-11-25
ゴダール- なかがわ ...自由詩4*06-11-25
東京- なかがわ ...自由詩9*06-11-23
愛しき輝きよ- なかがわ ...自由詩6*06-11-22
マチガイ人形- なかがわ ...自由詩3*06-11-21
ピンクの木馬- なかがわ ...自由詩6*06-11-19
幸福な食卓- なかがわ ...自由詩4*06-11-18
有限者と無限- なかがわ ...自由詩5*06-11-17
その果てと、その始まりと- なかがわ ...自由詩4*06-11-16
バクの夢- なかがわ ...自由詩4*06-11-15
大人のバランス- なかがわ ...自由詩1*06-11-14
世の果てに- なかがわ ...自由詩4*06-11-13

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