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おはようインソムニア
今日も聞かせておくれよ
僕等が眠っている間に存在した
続きの世界のことを

ねえインソムニア
君が目を閉じたとき
僕等の世界は
終わるんだろうね
 ....
そこのけ、そこのけ
彼女が通る

男前のあんたらも
富を振りまく殿方も
国を動かす権力者も
彼女の前に道をお作り

一人いれば可憐の花
二人そろえば羨望の眼差し、道が空 ....
彼は世界を作った

新しい世界を作る前の日に
彼から久しぶりに連絡があった

元気かい

久方振りだね

今度新しい世界を作ろうと思うんだ

そうかい

世界を ....
   「生」


飾りつけられた
私は
多くの輝きを
人という世界の中で
見せつけた

誰かに
伝う思い
流れ
掴めぬ物に魅せられる

仄かだ、仄かだ
 ....
「メイク・ラブ唄」



然し其れ即ち
恋する乙女の
啼き声夢の如し

操り操られている私
何処に行つても
此処好きと云ふ

御好きでせう
夢に狂う
少女の ....
あやおかしな男とはいるもので
月水金になりゃ
どっかに行っちまう野郎がおりまして

火木、土日は
わたしの寝床で
愛を囁くんですが
他日は何処へか行くんですよ

ある日 ....
なんでかねェ
止められへんもんてあるんやねェ
唖っという間のことで
なんや悲しむ暇もありゃせんわ
痛かったやろねていうても
苦しかったやろねっていうても
後の祭りっちゅうのはこ ....
   

   【ア段】



愛していると仰るの
買われましたと言い返す
去り行く今夜違う背中
たちんぼの我を見つめよ
泣き言啼き声なんでも出せる
はめられるのかはめ ....
女は金を持ち
有力な血縁を持ち
権力を持ち
奴隷を連れては
男を自由に取り替えていた

女はボロボロの服を纏い
両親は何一つ残さず死に
奴隷のような毎日を送った
彼女 ....
久しぶりに目覚めた無限は
世界中の空気を吸い込むように
息をした

どこまでもどこまでも
果て無き肺へたどり着くまで
空気たちは無限の中を彷徨った

無限はときおり
ほ ....
アタシとあなたが
まるで夫婦のように呼応するから
嫉妬した太陽が
あなたを真っ黒に
焼け焦がした

黒い月

夜空に染まって
見えなくなる

愛しいあなたと
 ....
照る照る坊主が
首吊り人形に見える



ママの姿
パパの姿

照る照る坊主
首吊り人形

呼んでも起きない
だらん
だらん
音が聞こえてきそう
 ....
偽りを欲した時、私はまだ幼くて
月夜の美しさも、怖ろしく感じていたのでした

しかし幼いとはとても都合のよいことで
私はそれゆえに今よりも遥かに
残酷でいられたのでした

偽り ....
アダムとイブが
神様の庭を追われた一週間後
アダムにもしものことがあったとき用に造られた
もう一人の落ちこぼれのアダムは
目を覚ました

神様には
目覚めたときに
優秀な方のアダムがい ....
彼女の記した聖書には
全ての秘密が書かれています
太陽の秘密
世界の始まり
隣のあの娘の
行いまで

全ての秘密が書かれています

お金や権力を持った人たちは
こぞ ....
彼の人に会う日
私は3人の似た人を見た

白いコートの彼の人
今時の服装の彼の人
少し太った彼の人

どれも違う人だったけれど
私は
本当は待ち侘びている自分を
知 ....
あれから
何度も同じような冬が過ぎ
薄桃色の春も
常緑の夏も
深紅の秋も

あなたはずっと
喪服の着物姿

世界と隔絶されんばかりの
体を一部とした
景色から飛 ....
みどりいろの家に住んだ
みどりいろのぼくたちは
みどりいろの生活をした

みどりいろのご飯を食べ
みどりいろのベッドで
みどりいろの夢を見た

ある朝起きてみると
ぼく ....
なあアンタ、
うちはもう
死ぬことに慣れてしもたんよ
昨日の朝も、昼も夜も
何回も何回も
死んでもうたわ

どういう感覚か
伝えるのはえらい
難しいけど

ふわ ....
良い人たちが国を造った
とりあえずの法律と
良い人たちだけの政府を造った
僕らはその人たちに
従えばそれでいい

悪い人たちは
殺してしまえばいい
良い人たちは口をそろえ ....
お風呂に浸かって
六十兆の細胞を丹念に洗いつくす
明日消えるものには別れを
新入りの細胞には洗礼を

すべての細胞を磨き終えたら
今日も一日が終わる
さよならした細胞
初 ....
あの日子宮に辿り着いた時
私は多くの仲間を蹴落として
一人の女を犯した

彼女はとてもきれいな
色をしていたから
私は穢したくて
嫉妬していたのだろう

彼女と一つにな ....
最後の日、最初の日
間の少しの瞬間に
私は眠る

何にも属さない真空の時間に
私は密かに
眠っている

最後の日
私は何を思ったか
張り詰められた息苦しい
そんな時 ....
みずへらしのお仕事は
毎日毎日水を減らすこと
とにかくいろんなところを回りながら
どんな水も減らしてしまう

あの子が悲しくならないように
涙の粒を吸い取って
ごくりごくりと ....
月は泣く
また一人だけ
真っ暗闇に照らされて

遠い遠い昼間の
あの太陽へ

手を伸ばせども
届かない
もし辿り着いても
か弱い彼女の体はきっと
丸焼けになってしま ....
壊れた部品のお取替え
旧式だから全替えです

いろんな思い出もあるでしょうが
バックアップはとっていますし
どうせ代わりはいくらでもいますから

実際として
彼は死んでしま ....
八百の橋で連なり
水の都で西を語る
大声で
陽気な挨拶
大阪WAY

迷い道はあちら、こちら
どうぞお試しあらんことを
東には魔物が棲むという
憧れ抱く程度にしとき  ....
あの曲が青色に聴こえた
今まで曖昧なオレンジ色だったのが
急に冷たく
研ぎ澄まされた
音に変わった

彼女は夕暮れ道を歩きながら
緑色の影を引き連れた

散歩代わりにい ....
あなたの美し目の玉は
まるでブルーのビー玉のよう
指でビンとはじき飛ばし
コロコロコロコロ転げてく

そのまま地面に落ちました
真っ逆さまに落ちました
けれどまだまだ転げてく ....
時々いろんなものが
ただの無意味なカラーに見えるけど
なんだか新しい虹みたいで
それもきれいだからいいと思う

悲しくなった時に流す涙って
頬を伝ったり
ボロボロと化粧を落と ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
インソムニアの眠り- なかがわ ...自由詩4*07-1-30
ザ・女子高生〜最後のサムライよ〜- なかがわ ...自由詩10*07-1-28
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うしろよみ- なかがわ ...自由詩3*07-1-26
三つ節- なかがわ ...自由詩2*07-1-24
兼業恋人- なかがわ ...自由詩8*07-1-23
ステージ4- なかがわ ...自由詩5*07-1-22
かしらもじ- なかがわ ...自由詩5*07-1-21
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偽夜- なかがわ ...自由詩5*07-1-12
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冬の人- なかがわ ...自由詩4*07-1-7
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みずへらし- なかがわ ...自由詩11*06-12-30
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