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曇天から垂れる針のような雨で あたしの身体を撃って
行きつく場所は一体どこなのかと 途方に暮れる

波の音が とても近かったあの頃は
何も不安などなかったのに
滴る水滴が 一つ二つと
あた ....
君の目が 僕を射抜いた日を思い出した
季節には似合わない雨の日に

アーリータイムスの琥珀色に溶けるように 静かに一滴
陽気な笑い声の中 ぶつかり合う氷の音よりも確かに

君の深い視線が  ....
指の隙間からさらさらと 掬った砂がこぼれるのを眺めては
自分の幸せもまた この両手から零れ落ちてゆくのだろうかと思う

いつしかあたしは 臆病を体中に纏わりつかせるようになって
君のやわらかい ....
雨音と国道を走る車の音に混じって
あなたが あたしを呼んだような声がして

静かに目を開けたけど そこにあなたの姿はなくて

夢にしてはやけに はっきりした声だったとまた 
寝返りを打つの ....
薄い夜に 小さな雨音を聞いて 静かに目をあける
いつの間にか 日付は変わっていて 手のひらのなかの液晶画面には顔文字がよっつ。
等間隔に並んでいて

僕は目をこすりながら 何それ とだけ返すと ....
あなたの叫びが また心をえぐってくのよ
聞こえない叫びが ずっと耳の奥でこだまして

ごめんねって 届かない声で 泣くの

贖罪に人を愛して
自分が愛されることを 恐れる人よ
もう 赦さ ....
君がいない朝の曇天は
なんて気分の悪いものなんだろう

このままずっと君のにおいがかすかに残るふとんにうずくまって
もう一度君があのドアを開けるまで目覚めずにいたいのに

非情にもアラーム ....
泣きそうな でも幸せそうな顔で 君が笑う
見たことない その笑顔に 僕は一瞬にして止まって

あぁ だめだ 捕まってしまう

逃げて逃げて     ただ 逃げて
見えない 気づかない ふり ....
真夜中に君はスーパーに行くのが好きで

日付が変わるか変わらないかの瀬戸際に
もう誰も見やしないのに たいそうしっかりおしゃれをして

律義にエコバックまで持って 僕を連れ出すんだ

僕 ....
例えば


目が覚めて 君が ほんとに許しきった顔で寝てるのを偶然みつけたり

暗い夜道の先の薄明るい街灯の下で 君が不安そうに僕を待っていたり

お魚を一尾だけじゃなくて二尾入ってるパ ....
奪うだけ奪っておいて
怖いだなんて

それは ないんじゃないの
バカみたい

臆病で逃げだしたい気持ち 抱えたまま
暗闇を突き進んで
ぼくたちやっぱり 間違いだった?

誰に聞いた ....
めをさますよ

ぼくたちの ひめが

さぁ すべてのものに いろをそえて

ひめの めざめを しゅくふくしよう

なかないで うつくしいひと

もう こわいものは さったから

 ....
いつのまにか 僕は 僕を 殺して
僕じゃない 僕が かわりに笑っていたんだ

いつのまにか そんな 日常が
楽になっちゃって

あの人もこの人もその人も
もしかしたら 君までも
だまし ....
あなたが優しくない人だなって 知ってる
もう とうの昔から 知ってる

それでも まだ
こんなに 怒らせて 失敗しても まだ

あなたは 嫌いだと 言わないから
あたしを 一思いに 捨て ....
ハッと気付いたらもう。
夏も終わりなんですって随分早いのね

夏の日差しの下を歩くなんて、もうずいぶんやってなくて。
夕闇に鳴くひぐらしが妙に切なくて やりきれず空をみた

何もかもうまく ....
あなたはもう 私のことなど 
忘れてしまっているのでしょう

私が次から次へと目の前に襲い掛かる困難に
行く手を阻まれている間に
あなたはもっと遠くへ 行ってしまったから

あなたはもう ....
そうやって 君はさぁ
またいつものように 情けない声で 怒り出して

仕方ないだろって

ぐずる僕をただただ
叱って 叱って 叱って

僕の話なんて 聞きもせずに
ああまた その結論 ....
嫌いなもの。

この世で一番 嫌いなもの。

君を 待つ 時間

幸福なもの。

この世で一番幸福なもの。

君を 想う 時間

君を想いながら待つ この時間は

果たして ....
またここで 僕は
とめどなく 歌をうたおう

君が戻る その日まで
あの頃のように 絶え間なく

この花が 全て散って 実を結んだとしても
この鳥が 新しい命をはぐくみ 空へと飛び立って ....
左手に戒めを

右手に誓いを


僕の強さも弱さも
全て 蒼穹へ 還して


空っぽになったら もう一度 最初から


流れる鮮血の咎を

儚く揺ぎ無い誓約を  ....
耳を澄ませて 研ぎ澄まされた 空気の中

僅かに 流れる その音色を
数多の奥に 捉えて

群青と橙が 混ざり合って
黄白色に 爆ぜる瞬間

唯一届く その音を
漏らさず 全て 汲み ....
あの日の君は それはたいそう 笑顔で
真冬だというのに
黒いシャツ1枚で立っていた

いや〜 寒いですね よく考えたら12月でしたね

って へらへら笑って言うから そのときわたしは
こ ....
ウデラさん しんろちょうさしょのしめきり・・・

そこまできいて わたしは けいたいを きりました


はじめて まよったのです にじゅうにさいにして


それまでは じゅんぷうまんぱ ....
なつくも とんで

きみの こえに

ねつが とけて

たいようの どまんなか

しんきろうに おぼれる


みえない きみに

さけぶ こえは


たしかに きみに
 ....
僕達は あまりにも 貪欲で
お互いについて あまりにも 貪欲で
僅かな欠片も 見逃すまいと
その手に しがみ付いているのだ

安心よりも もっと
保守よりも もっと

         ....
そしてまた 君は
何度も何度も 振り返っては
僕に手を振って

泣き出しそうな 笑顔のまま
夕暮れの雑踏の中に
ゆっくりゆっくり 消えていく

そんなにゆっくり歩いたら
電車に乗り遅 ....
僕が不安だと
君は 時折思い出したように呟き
そっと 僕の袖を掴む

自分の感情と 人間の形の不確定さに
君は押しつぶされそうになって
言葉だけで繋ぐには 大きすぎる想いに

僕は
 ....
雨が世界を 洗い流す間だけ

全てが僕達から 目を逸らすから

君の手と 僕の手の間に
一滴の雨粒さえ 入り込まないように
強く 握り合ったら

落下を始める あの曇天を突き破って
 ....
いつか そう遠くない未来に
あたしはあなたの名字を名乗るようになって
子供みたいなあたし達が 新しい命を育んで
木漏れ日の中にまどろむあなたをそっと包み込んで

そんな 底はかとなく 幸せな ....
何があろうとも
何がおころうとも

もうあたしは

ひたすらに

バカの一つ覚えみたいに

あのひとの横にいて

いっつもアホみたいに笑って

一緒に遠回りして ....
恋月 ぴのさんのウデラコウさんおすすめリスト(90)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ためらい- ウデラコ ...自由詩110-9-30
深く- ウデラコ ...自由詩310-4-29
一握- ウデラコ ...自由詩1*09-10-14
無音の朝- ウデラコ ...自由詩2*09-9-30
独言- ウデラコ ...自由詩1*09-7-17
切望- ウデラコ ...自由詩3*09-6-19
それは鈍く長く- ウデラコ ...自由詩1*09-6-18
きみがわらう- ウデラコ ...自由詩1*09-6-17
真夜中と君と- ウデラコ ...自由詩1*09-5-19
新しい幸せ- ウデラコ ...自由詩1*09-4-15
おねがい- ウデラコ ...自由詩1*09-4-8
めざめ- ウデラコ ...自由詩2*09-2-6
- ウデラコ ...自由詩4*09-1-5
理由- ウデラコ ...自由詩1*08-9-15
そんな週末の黄昏に- ウデラコ ...自由詩1*08-8-30
あなたはもう忘れてしまっているでしょうけど- ウデラコ ...自由詩1*08-8-20
そうやって- ウデラコ ...自由詩1*08-8-17
キライなもの。- ウデラコ ...自由詩3*08-5-10
また_ここで- ウデラコ ...自由詩3*08-4-14
そして_また- ウデラコ ...自由詩1*08-2-29
ふゆのうた- ウデラコ ...自由詩1*08-2-1
幸せが飽和してゆく- ウデラコ ...自由詩2*07-12-22
しんろちょうさしょ- ウデラコ ...未詩・独白2*07-11-8
なつのうた- ウデラコ ...未詩・独白4*07-10-18
よりも- ウデラコ ...自由詩1*07-9-21
ハイミルク_ハイライト- ウデラコ ...自由詩4*07-9-2
君は詩が書けない人- ウデラコ ...自由詩4*07-8-27
ニワカアメ- ウデラコ ...自由詩3*07-7-1
近未来- ウデラコ ...自由詩7*07-5-22
ついてゆくだけだから- ウデラコ ...自由詩5*07-5-3

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