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目をつぶって、崩れる
その暗い暗い そこに
不規則な時計の針の音がして
落ち着かない夜
いつまでも一定になる事の無い、秒針
カチ カチ カチカチカチ
カチ カチカチ ....
涙が流れる
横に伝う
耳の手前で止まる
涙が乾く
道になる
白い白い道になる
道は砂漠になる
白い白い砂漠になる
足が取られる
空はない
涙が代わりになろうとする
が ....
透き通った黒に、私は何の用意もしていませんでした
立春の冬はまだ夜にあり、凍えるには充分
涙
それはそれは同じような線を辿り、胸まで達する程の
音は
この夜があまりにも深 ....
風が落ちた音がしたので
私の目は窓をみました
窓には装飾が施されていて
モザイク調の風が白く見えました
白く見えた風は
ただの空のかたまりでした
かたまりはしばらく白色になると ....
優しい歌は誰にでも降る
って
空が言ってました
本当?
なら、
あの子にも降りますように
今の空は水色で
すぅと雲が流れてる
この歌も降るのかな
水色と白の音
....
水音、雪の降る体
その白い音、針の先です
柔らかさのデフォルト
時計が降る
音が降る
針が
みみずは濡れたままだまっていました
そうすることしか、できなかった ....
今
車のタイヤが雪を
ぎゅう
と踏む音が聞こえて
それはあなたの
今の気持ちの音
なんじゃないかなんて勝手に考えて
いつもは気にしない時計の
針の音が
良く
聞こえました
希 ....
しまうまがいました
冬の夕方に現れるしまうまです
縞模様は、冬の夕方の青と電燈のオレンジ
わたしはその背に乗って、冬の夕方の匂いを嗅ぐのが好きです
小さくひかりました
冬の夕方にいた三日 ....
空が
暗く暗く暗く
ティシューをつまみました
そして空へ
空は白くはならず
私の頭にゆっくり落ちようとするだけでした
お客様、番号は何番でしたでしょうか?
....
トーストで始める朝
太陽色に焼けた元気に
昼までもつ笑顔をのせる
おはよう コーンクリーム