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青い硝子
浮かぶ絶望
夏の
向日葵
白い
白い光



僕が仰ぐ
黄色い花弁
風 揺れて
遠い記憶



鳥の
白い

千切れた
白い



 ....
あ の 夏 に

侵 食 さ れ て ゆ く 記 憶

風 化 出 来 な い

君 の 亡 霊
寂しがり
嘘つきで
夕暮れにも泣いたりしない
強がって
爪先で
ねえ、
迷いくらい蹴飛ばしてよ


君の笑っているところが見たい


赤信号
一番星
黄昏の寂しさ
 ....
夏の空は不必要に青過ぎて
まるで現実感がない。
蝉の不協和音も陽炎も
在り来たりの遠さでしかない。
立ち止まって振り向いても
君が居ないのと同じように
希薄。


印画紙に切り取 ....
あたしの町のあたしの川の向こうにはあたしだけの工場が在る。
其処は終日稼働式で、何時でも好きな時に好きなだけ眺める事が出来る。
くすんだ灰色の煙突は大した高さでも無いのに
チ  カ  チ   ....
ちょうど何処まで行っても追いつけない陽炎のように
安寧の地はますます遠ざかるだけだ。
コノママデハイケナイ
でもあたしはまだ貴方を憶えて居る。


買い物籠の中にはチョコレート
とコ ....
丘の上の工場から
午后のサイレンが聞こえて来る
いつもそれを待ち侘びていた君


遠くまで行きたくて飛び乗った電車
あれは過去のこと
海を見ていた
太陽は焼け付くようだった?
白 ....
彼 の 夏 に

溺 れ ぬ や う に と 閉 ぢ た 空

無 人 で 回 る

廃 観 覧 車
白く光る雲が流れていく冬空。
夕暮れの橙色が水色と混じり合って、それは綺麗。
烏の群れが西の空へ向かって飛んでいきます。
帰る場所があるの、良いね。
冬の短い日が暮れるのは、何よりも寂しい ....
空 に 見 つ け た

君 の 羽 根
「病院」と云う単語を口にすると、決まってあたしの脳裏には秋の終わりの桜並木が過る。枯れた葉が風に巻き上げられ、足を進める度にかさかさと乾いた音を発て、粉々に散った。手が冷たくて、外套のポケットに入れて .... 終わらない夏に迷い込んだ

遠ざかる海の青と君までの距離と

どうしても掴めない明日への{ルビ道標=みちしるべ}

灰色の街は誰も居ないよ

壁の落書き程度の罪と罰

遊泳区域の檻 ....
僕 達 は  も つ と 一 緒 に ゐ る べ き だ つ た 。

遠 く で 鳴 く  蜩 の 夏 。
雨降りの校庭には
死んだ生徒の霊が出るから
連れて行かれないように
傘は深く差して
声を出してはいけない


理科室の前の廊下は
いつにも増して薄暗く
硝子棚の奥で
骨になった ....
センレツナ

キオクダケヲノコシテ

キエテシマイタイ
君が泣く夢を見たので今日僕は
形在るもの凡てを憎んだ。
夜の隙間に入り込んで
月ももう僕を見つけられない
哀しみは満ち潮みたい
失くなることはないから
今日も僕は 独りで夢をみる


冷たい水に両手を浸して呟く
「みんないなくなればいいのに ....
こしごえさんの有邑空玖さんおすすめリスト(17)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏の遺書- 有邑空玖自由詩7*06-11-21
記_憶_Ⅱ- 有邑空玖携帯写真+ ...13*06-9-7
我儘な祈り- 有邑空玖自由詩6*05-11-9
夏の死- 有邑空玖自由詩10*05-8-16
赤い点滅- 有邑空玖自由詩15*05-7-9
立入禁止- 有邑空玖自由詩10*05-6-12
夏に沈んで- 有邑空玖自由詩7*05-5-16
記_憶- 有邑空玖携帯写真+ ...13*05-3-14
カムパネルラ。- 有邑空玖自由詩9*05-2-13
あ、- 有邑空玖携帯写真+ ...32*05-1-26
__R- 有邑空玖自由詩5*04-9-21
此の夏は何時もよりも暑い- 有邑空玖自由詩2*04-9-14
約束- 有邑空玖携帯写真+ ...13*04-8-18
雨傷- 有邑空玖自由詩12*04-7-24
深夏- 有邑空玖携帯写真+ ...9*04-7-13
黒迫- 有邑空玖携帯写真+ ...9*04-6-27
満ち潮- 有邑空玖自由詩304-5-23

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