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ものも言わず恋をひと皿たいらげて幼い瞳で匙を噛むひと

顔彩で頬をよごして雨のバス違う生き物のふりして座る
「食べにくいけれど どうぞ」
そう云って彼女がくれたのは恋心だった

善悪を知る実のパイかな
僕の朝食に間に合うように
夜明け前からオーブンを温める彼女がありありと浮かぶ
切り分けた果実を ....
雨の子になってみたいな 魂が渇くことなく笑えるでしょう

レインツリー 逃げ込んだなら枝の下 母に似た君に会える気がする

さぼてんが奏でる音色レインスティック 何かと問う声ふるえは止まず
 ....
原初の苑でヒトがたべた最初の有害物質 林檎
今 やさしくすりおろされて 
病むおさなごのくちびるを癒す
有毒の糧の二つ名はなあに?
蜜をひそめ 彼女はうるんだ声でまろやかに笑う。 
こしごえさんの福岡朔さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
恋をひと皿- 福岡朔短歌2*25-9-16
恋心- 福岡朔自由詩625-5-30
雨のうた- 福岡朔短歌7*23-11-30
- 福岡朔自由詩423-10-31

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