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掌に、和子
昔、手をつないだことがある人
初恋の人

みぞおちに、浩人
祭りの日に喧嘩した
それから何故か知らないけれど
親友になった

右肩に、麗子
距離は縮まらなか ....
 
 
会いたいのに
会えない人がいる

帰りたいのに
帰れない家がある

戦争を知らずに
僕らは生まれたけれど
争いを避けずに
僕らは生きていけなかった

いつからなのだろ ....
 
 
掌をふたつ合わせて手に入れた
祈りを今日の命に変えて
 
 
生まれては消えてゆきます片恋は炭酸水の泡の数ほど

もくもくと瞼の裏に夏の雲夕立のあと虹ふたつ

遠雷におびえる硝子風鈴の母を呼んでるかぼそき声

はてしなく走る草原夏の日の思い出は今ポッ ....
夕陽がしぼんでゆきます砂時計

冷凍庫いつかの恋がフリーズドライ

夜景はね化粧が下手ねとすっぴんで

片恋はまた雲となり俄雨

言いそびれし言葉のジュラ紀の地層調査

またあした ....
誰かを見つめることが
好きなひとは
その誰かを失うと
失った誰かと
おなじ背中をさがす

誰かに見つめられることが
好きなひとは
その誰かを失うと
失った誰かと
おなじ眼差しをさが ....
泳ぐ空どこまで行っても泳ぐ空

水平線こえた世界が知りたくて

木漏れ日よそこに私はおりませぬ

麦藁帽編み目の数の夕まぐれ

思い出に暮らすが我が生きた証

いつの日か小さい緋鯉 ....
思い出の糸を手繰り寄せる

思い出の数だけ増えた糸は
今や無数にあるけれども

手繰り寄せる糸の手応えは
どれもあきれるほど弱く

数だけが増えた思い出の糸

これだけの思い出が
 ....
仕事ばかりしていると
季節を知るどころではない

ネットで世界のすべてを
知ったような顔していても
お得意さんと話して
業界のすべてを
知ったような顔していても
僕はなにひとつ
わか ....
懐かしい春の匂いと君の顔 はじめて会った
気がしないのは
なぜだろう

やさしいまなざし
知っているのは
なぜだろう

話しながら左手を右手で
撫でる癖を知っているのは
なぜだろう

その手のぬくもりに ....
逢坂桜さんの小川 葉さんおすすめリスト(11)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
名前- 小川 葉自由詩6+10-2-24
白い原稿用紙- 小川 葉自由詩6*10-2-23
祈りと命- 小川 葉短歌310-2-16
思い出- 小川 葉短歌707-7-27
俄雨- 小川 葉俳句7*07-5-12
ループ- 小川 葉自由詩6*07-5-7
こどもの日- 小川 葉俳句6*07-5-6
- 小川 葉自由詩3*07-4-22
まぶしさ- 小川 葉自由詩3*07-4-18
- 小川 葉俳句2*07-4-15
初対面- 小川 葉自由詩7*07-4-15

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