すべてのおすすめ
感傷的になれるのは
多分自分の中がからっぽだから
埋め合わせたいんだ
満ち足りてないから
器が泣き出すまで
満たしたいんだ
だからしばらく指で何度も何度も
点いては消え点いては消える ....
七夕の夜 道草くって 銀河の線路を辿る
その星空は 君をなくした日の空に似ていた
体育座り 作りかけの溜息 飲み込んで消化して
切っても切れない関係を 繰り返しては生き繋いできた
何か ....
青が消えて
オレンジの世界が私を包む
紫やピンクや色々ないろが
入り混じる
マーブルの世界に
闇がその色を加えていく…
切なくて
でも儚い色から
なんだか 目がは ....
こんなもん
めんどいじゃん
一枚のぺなぺなが
君と僕とを引き裂いちゃう
嘆きの壁をいくらノックしても
居留守を使う君のママ
どうやら僕がお嫌いらしい
相手のことを苦手だって思うと
....
始まりはなかった
精神の枝のようなもの
の上に
立っている
精神の枝
のようなもの
の上に
立っている
精神の
枝 ....
閉じ込められた魚たちは
ぶあついガラスのおくで
海の夢をみるのだろうか
そとにでると
すこしだけ
雨の匂いがたちこめていた
....
この果物は新鮮だが
どこを切っても死の匂いがする
困ったものだ
と思ったら自分が死にかけていた
足下に流れるほの暗い思念の残滓
忘却の河に沈む意志の荒野
時の行方を筆先に乗せて形にならない言葉を返す
語られる物語の終章にあるのは虚無の後先
詩の痕跡を辿り行き着いた光の陰影を浴びて
歌わ ....
どんなに
きれいな
はなび
を
みても
なんだか
ものたりない
あなたの
いない
よる
見上げている空にも
今ごろ風が吹いているのでしょうか
雲がゆっくりと
あるいは形を変えて
あのやがては消えていくものたちのように
わたしももっと強くなりたい
パーカーのチャックを上げ
デニムのミニから
にょっきり足を出して
春の陽気を
歩いてみせる
こすれる
太ももの
皮膚の
やぶけそうな
ぷるぷる感
を感じるのは
見ている人
....
仄かな暗闇の中で
ゆらゆら ゆらゆら
白い炎
外の水溜りから
嗚呼
声が聞こえる
そうして僕は見るのだ
引き攣り 強張り
目が 目が
閉じられない
....
あれは3年前の夏
お前と出逢った
同じバイト先だった
明るい笑顔と優しさに
どんどん惹かれた
初めてデートして観た映画は
今でも覚えているよ
あれは2年前 ....
夏の図書館には、みんなが置いていくものが、ひたひたと満ちている
カップルも
受験生も
おじいちゃんも
みんな
置いていってしまう
夏の図書館に
外にはきらきらのひまわりが咲いて
....
恋の天使は皆の周りにいるのです
じゃぁ、なんでもてない人がいるのかって?
それは、天使は恋を運ぶだけだから
自分が恋なんてしたことがないから
いつも恋とは違うものを運んでくる天使も ....
俺は
お前の未来を見届けたかったけど
できそうもない
俺は
自分の意思で
生まれてきたわけじゃないから
自分の意思で
人生にピリオドは打てない
....
友が きえた
きえちゃった…
違う形で友は来た
魂を感じることができた
きえても こうして逢える
なんでだょぉ って思うけど
友の エネルギー パワー きえるわけない ....
今日すらも過去になる
悲しくないけど 泣いていた
ずっと探していたのは
眩しいほどに奇跡の人
ねぇ、アリス
貴女が居なくなっても
この世界は続くと思っているでしょう
ここは
たまたま落ちた夢の国
だから
たまたまなんて
二度と起きたりしないのよ
ねぇ、アリ ....
かけおりた坂道のおわりには
ボーダー柄の、夏が
波のような顔をして
手をふっていた
それから、 と言ったあとの
あのひとの声が
ノイズにのまれて、ちらちらと
散ってしまったので
....
入院してる友達のために折ってるのと
その子はちょっと淋しそうに
鶴を折っていました
それを手伝おうと
わたしも折ったのですが
できあがった鶴の
羽を広げようとしたとき
その子 ....
(このラクガキを
期待を持って読んだ者は
然るべき報いを受けるであろう)
旋律が身体中を駆けめぐり
僕をいらいらさせる
生ぬる ....
君に触れたことはない。
君を弾いたこともない。
だけどこんなに心惹かれてる。
これは君のため息。
心弾かれて、今夜も音を愛撫する。
....
「・・・・何にもないね・・・・」
「・・・・うん、何にもないね・・・・」
枯れ果てる直前の海はただ広いだけで
船も浮かんでいなければ、海水浴の子供たちもなく
鴎の鳴き声も聞こえなければ ....
口ん中満たすほどに
やたら大きなキャンディ
アメリカ製のケミカルな甘さ
持てあましながら
オンボロ車転がしてんだ
クーラーもロクに効かない
このオンボロで
初夏の海沿いの道を
転がるよ ....
・
・
・
音もなく湖に波紋が広がる
同心円の規則正しいリズムを刻む
その始まりはたった一つ音もなく
湖にこぼれた{涙滴=ティアドロップ}
それはまるで
見ず知らぬ人との間 ....
硝子の車輪
木のからだ
眠るものの目
すぎゆく羅紗
散る花と花
車輪の内に
まわる一音
虹彩の舟
陽にあせた窓枠に幾つか浮かぶ
硝子の球の表面には
消えてしまっ ....
0
プラズマ
プリズム
スコープの内側
気を失いそうなくらいに
星空だけがキレイだった
1
キラキラと一本に光をうける溝のなかをビー玉が転がっていく
....
ふと立ち止まった
そこは
やわらかな土で少し湿ってた
ぷしゅっ ぷしゅ‥
びっしゃぁーーーーー
じゅぼぉーーーーーーーー
噴き出た湧き水
自分の背丈を はるかにうわまわる勢いで で ....
愛の言葉が 傷ついて 泣いている
傷ついた分 輝いてる 恋が萌える
君達二人は そこまで したとして
愛の世界に 二人だけ。
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