「何でこれがこんなところにあるの?」
「あ・・・片付けます{取消=って私は使っていないのに}(失われた言葉がある)」

「どういうつもりなの?」
「申し訳ございません。以後気をつけます。{取消 ....
先程から
君のしていることと言えば
修復しようと努めているのは解るが

例えるなら
火傷の水疱の中の組織液のようなもので
傷を負っているこちらとしては
痒くて仕様がないんだよ

怖々 ....
蜜は みつをにはなれねえんだなあ
蜜は {ルビ326=みつる}にもなれねえんだなあ

蜜は蜜だ
蜜でしかねえんだなあ

みつをでもいいがなあ {ルビ326=みつる}でもいいがなあ
せんだ ....
パパが
おじいちゃんは本当のおじいちゃんじゃないんだよ
と言った
なぜ私にそんなことを話すの?

おばあちゃんに
おじいちゃんのこと好き?
と聞いた
好きだよと答えてくれてよかった
 ....
ともだち って何かな
ともだちいないから




わかんないや
「はい、よろこんで」
も怒声風味
そんな居酒屋で喜んでるのは
馬鹿笑いしてる客だけ

壁のメニューを見れば
相田みつを風味
そんな居酒屋で浮いてるのは
笑わない蜜だけ

みつをでも ....
誰も居ない部屋へ帰る

玄関の消し忘れた電気に
君の存在を期待してしまう

小さいスーパーの買い物袋を
よいしょ、という感じで
大きすぎるテーブルに置く

一息ついたその時
 「わ ....
今日はね 寝ないでも済む、っていうガムを
コンビニで買ってきたの

それでそれを噛んでます

そして眠たくならないの

だからこんな遅くまで起きてるの

寝ないで済む、って ....
あなたは大人として対応することを
子供の頃にすでに学んでて
今だってこうやって
物分り良く返事するところなんかは
本当に
苛立ってくるほどで

それで私が
遥かに子供染みてて

私 ....
君がお風呂で
お湯が水になるまで
待っていたことを僕は気づかなかった

君は泣き
水があふれそうなくらい増えていて
そのうち君は水に溶けて
紛れていったのにも気づかなかった

僕はう ....
私が羊だった頃
彼は羊飼いだった

それはとっくの昔から知っていたことだったので
彼とはいずれ出会う運命だった

彼との出会いは
幼少期
ベロベロと舐め回した乾電池の
不快感を舌先に ....
ボクはアホやから
キミがアホにしかみえない

キミはアタマがいいから
ボクがアホにしかみえない
俵8連さんのおすすめリスト(12)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
失われた言葉- 自由詩4*05-4-20
泣いてしまっては話にならない- 自由詩3*05-4-19
蜜だもの_(by蜜を)- 自由詩2*05-4-19
うちあけばなし- 自由詩3*05-4-15
ともだち- 自由詩6*05-4-11
居酒屋だもの_(by蜜を)- 自由詩3*05-4-9
不在- 自由詩4*05-4-4
嘘のようなホンマの話- 自由詩5*05-4-1
子供に返りたい- 自由詩3*05-3-26
過失流失- 自由詩5*05-3-10
運命- 自由詩4*05-3-7
ボクはアホやから- 自由詩4*05-2-20

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