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恐竜の背に乗った彼半笑い
ティラノから逃れるすべが二百円
生き飽きたブラキオサウルス吹いた虹
ストルチオミムスの名前やや忘れ
「花を見ず一億年間生きました」
「骨に歯を通 ....
サワレナイという女の子がいました
何を贈られてもそれに触れないでかなしそうに笑うので
そう呼ばれていたのです
サワレナイはある朝、さみしい夢に目を覚ましました
そして、毎朝そうやって起きていた ....
それは不思議な行列でした
新月の夜でしたのに
ぼんやりと照っていたのです
そこかしこからケタケタと笑い声が聞こえましたのに
誰も笑っていないのです
一行は静々と厳かに歩みます
この世の者で ....
明け方は2%のおさとうと君の寝息でできている青
これから一緒に食べる朝食は今までで一番美味しい予感
夜明けにふと起きてまた眠る前に君が言ったおはようございます
この黎明だ ....
朝起きると両目がハートマークになっていた
しかし見た夢は思い出せない
ご飯を食べているとキリギリスが大口開けて飯を食わせろという素振りをした
仕方なくレタスを詰め込んでやると礼のつもりか ....