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ぼくたちの出会いを事故と名づければたちまちエアーバッグが邪魔で


消えかかる蛍光灯の真似をするきみの瞬きずっと見ていた


きみのその背中の刺青の蝶を捕らえるために彫りし蜘蛛の巣

 ....
いつまでも辿り着けないきみがいる村の名前も思い出せずに


寒村に降りだす雪の音階で深いねむりに落ちる 失恋


村々が燃えてゆきます雪の夜ひとつの火の粉とゆう名のあなた


赤い傘 ....
思いきり笑ったきみの口のなかで光る銀歯が見える三月


にらまれる動物園の蛇の目に何かを思い出しているきみ


ふたりして手を伸ばしても青空の青の部分に届かない春


赤と青、歩行者 ....
待針夢子さんの本木はじめさんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
六月は雨- 本木はじ ...短歌1705-6-9
春の廃村- 本木はじ ...短歌605-4-1
春の花嫁- 本木はじ ...短歌705-3-29

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