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星明りを知らない。
月が今も足元や景色を照らしてくれるように、
星明りも言葉だけのものではなかったはずなのだが。
そんなに大昔ではない昔、町でもなければ雨や曇りの日、
ひとは足元も ....
仮に
私たちが住んでいるのが地面ではなく
几帳面に
ジオイド面か何かだったとして
町の上を
風に
山や谷が通り過ぎていくのは
えらい騒ぎだと思うが
空の底から見あげれば
気圧 ....
はらからの反対語ってなんだろう。実はずうっと考えています
日本語の何を愛好するんだろう。やっぱりずうっと考えています
我はシサム我はヤマトンチュ国の名は知らない彼女のカイビガンだよ
西はイリ ....
こよつきよ
ここにもちから およぼせよ。
夏草ノ原 草ノ海原。
ノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノ
ノノノノノ ....
山の端にさそり座一つずつ昇る
釣り針の尻尾が銀河を吊り上げる
文字盤を重ねて二つの柄杓時計
麦と真珠 腕をそらせて指ししめす
冠をひとに贈りたがったひと
冠をひとに贈りたかったひと
....
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=257400
ヤギさん郵便
おてがみ迷子
もしもし此処はどこですか
広くは乙女座超銀河団
狭くはフォッサマグナの東
地球的には春分点前
世の中的には年度末
わたしはわたしが生きている
時と場 ....
夜に
夜光虫の海で泳いだことがあります
そのとき
月が出ていたのかどうか
指先を
差し入れた瞬間にセントエルモの火
揺さぶってみた
舫い綱に冷たい篝り火
....
木漏れ日が
どうして丸いのか知っていますか
私は
丸くない木漏れ日を見たことがあります
金環食の瞬間を待ちながら
大勢のひとが
空ばかりを見上げていたとき
木漏れ日はどれもみな
大 ....
水晶の針の折れる音を聞いたことがあります
ピキンとも
ピリンともつかぬ微かな音
聞こえない音を確かめたかったのです
音がするものならばと
指先で二つにしてみたとき
まさか聞きとれるほど ....
紫水晶のかけらを
油で揚げてみたことがあります
天ぷらが食べたかった
わけではなくて
シトリントパーズって
実は加熱処理したアメジスト
というのを試してみたくて
ホイル ....
薔薇色の雲なる東の竜たちは入日めがけて風に真向かう
アルカリでとかした葉脈標本の栞のごとき一樹夕焼け
暮れ残る空は僅かに緑色月よりも低くフォーマルハウト
年明けの雑煮は夏の尻子玉
君がため汲みし若水 皿に注ぐ
寒施行 狐と分け喰む小豆飯
そっと割る頭氷の鏡開き
水底は青女の朝より温かく
名護岳のキジムナーから花便り
朝倉キンジさんの小池房枝さんおすすめリスト
(13)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
「天の光は全て星」
-
小池房枝
自由詩
9*
06-2-9
雪の十三花結晶
-
小池房枝
自由詩
6
05-12-4
はらから/御中ではなく、言葉そのものに
-
小池房枝
短歌
14+*
05-10-1
なつくさのはら
-
小池房枝
短歌
13*
05-5-24
立夏直前
-
小池房枝
俳句
12*
05-5-8
羽化するものを
-
小池房枝
自由詩
12*
05-4-4
銀河郵便はヤギたちが運ぶ
-
小池房枝
自由詩
10*
05-3-22
夜光虫夜想曲
-
小池房枝
自由詩
8*
04-9-4
こもれび
-
小池房枝
自由詩
7*
04-6-20
こしかたゆくすえ星あかりのみ
-
小池房枝
自由詩
9*
04-5-24
水晶の天ぷら
-
小池房枝
自由詩
8*
04-5-17
夕日影の空の底にて
-
小池房枝
短歌
3*
04-1-29
一月の河童たち
-
小池房枝
俳句
6*
04-1-11
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