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{引用=  空をイチョウが渡っていった
  最初は一枚
  次には乱舞

  真上を通った瞬間に
  くるくるイチョウの形が見えた

  落ちてきながら
  落ちてはこずに

   ....
どのくらいの広さで降っている雨なのか
心は探りに行く
夜に出てゆく

けれど心は気持ちでしかないので
体の外のことは何も感じられない


雨の立てる匂いの遠さと近さ
水の滞空時間
 ....
   こよつきよ              
   ここにもちから およぼせよ。

   夏草ノ原 草ノ海原。


 ノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノ
      ノノノノノ ....
平成十七年五月十七日
半歌仙連歌「木漏れ日まるく」の巻
於 RT会議室A

 表
 発句  夏木立木漏れ日まるくなりにけり
 脇    手足伸ばして歩く歓び
 第三  園児らの帽子ばか ....
山の端にさそり座一つずつ昇る
釣り針の尻尾が銀河を吊り上げる

文字盤を重ねて二つの柄杓時計
麦と真珠 腕をそらせて指ししめす

冠をひとに贈りたがったひと
冠をひとに贈りたかったひと
 ....
多感な馬鹿
果敢な馬鹿
彼岸の馬鹿
此岸の馬鹿
対岸の馬鹿

たおやかな馬鹿
物静かな馬鹿
小うるさい馬鹿
夢見る馬鹿
現実の馬鹿
石橋を敲いて渡る

三途の川も馬鹿
地獄 ....
オリエンタルリリーに
オリエンタルユリって札をつけるのはやめて

ポインセチアをポインって略すのも論外

プリムラ・オブコニカは
オブコじゃないし
プリムラ・メラコイデスも
メラコじゃ ....
月が
川に映っていたので
石を一つ
投げ込んでみると

水ではなくて石

石ばかりが
ごうごうと流れているのであった

けっこう危険な川である

言葉の川 流れて行く
言の葉 ....
黄色いまだらな生き物は
首を伸ばして
鍋に盛られた青草を食んでいる

青草には黄色い花ものぞいていて
ぎざぎざの葉っぱなど
なかなか新鮮そうだ

黄色いまだらな生き物の故郷 ....
かぜきりさんの小池房枝さんおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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