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ててててて

     ケケっとするのは

             ポポンさん
春の花ほつれゆくまま雨模様



現し世のなべて二重の涙かな



雨の舌双つの蝶を行き来する



手のなかに生まれ滅びる己かな



留めおく術も失くし ....
山の端にさそり座一つずつ昇る
釣り針の尻尾が銀河を吊り上げる

文字盤を重ねて二つの柄杓時計
麦と真珠 腕をそらせて指ししめす

冠をひとに贈りたがったひと
冠をひとに贈りたかったひと
 ....
打ち寄するものみな死せり海灼くる

草いきれ何もかも恥づかしきとき

雲の影渡りてゆけど砂灼くる

はさまれしメモの謎めく書を曝す

切るものと刺すもので食ふ夏料理

  *

 ....
雨音す記憶の裏の廃墟より

うすぐもにあなたをのせて追放す

がじゅまるの森よわれらを放逐せよ

がむらんや人なく冷たくゆーとぴあ

霧襖抜けて来しひと霧に消ゆ

くすみたる欄間の ....
かぜきりさんの俳句おすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- シャルナ ...俳句305-10-7
花と涙- 木立 悟俳句1105-6-8
立夏直前- 小池房枝俳句12*05-5-8
夏料理- 佐々宝砂俳句4+03-7-22
百鬼句集・青色版- 佐々宝砂俳句403-4-6

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