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午前四時
デスクライトに集まる仄明かりを
指でつまんでは
窓から捨てた
けれど
捨てても捨てても
それらは群がり
夜は徐々にまみれてしまう
冷えている
二度目の底で
私は起 ....
交差点の一角が更地になっていて
かつてそこに何があったのか
ひたすら思い出せなかった
いつの間にか始まっていた工事は
何を壊したのか ーがが
がー を持ち去ったのか
ひとつもわからない ....
急に外からブレーキ音が聞こえて
部屋のカーテンを開けると
景色がゆっくり動いて止まった
どうやら
どこかの駅に着いたようだ
部屋の窓が電車の窓と繋がる事は
たまに起きるらしいから
....
プラットホームで
白い息が揺れて
空に昇って龍になる
それに見とれながら
新幹線を待っている
少し足元を見て顔を上げた頃
蒸気機関車が到着していた
戸惑いながら人いきれに ....